劇場公開日 2021年10月15日

「高密度」燃えよ剣 サブレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0高密度

2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

土方歳三の一生を描く歴史映画。ただそれだけ、と言いたくなるような超駆け足で人の生き死にを詰め込んだ超高密度な映画。この映画がたったの150分で収まっていた?5時間は観ていたような気がするのだが…

何を語ればいいのかまったくわからない。とにかく、土方は「ばらがき」で、新選組が好きで、己の信じる士道を尊び、それゆえに敵対者を決して許さずに斬ってきた。そんなの映画を観るまでもなく知ってるって?しかし個々のエピソードを語るにはエピソード数が多すぎるのだ。とにかく人が出てきては死ぬ。その繰り返しだったように思う。
面白かったかどうかで言えば面白かった。幕末の動乱が土方の目線から語られ、大まかな話の流れも理解できた。だが、やはり登場人物が多かったため、原作を読むか新選組について多少の知識を持っていないと少々厳しい。

イメージとしては、シンゴジラであった早口で自衛隊の出動許可を論じるシーンがずっと続くような感じ。エンドクレジットが流れた瞬間、思ったことは「やっと終わった。疲れた」だった。

サブレ