「誰向けかわからん...」燃えよ剣 もや子さんの映画レビュー(感想・評価)
誰向けかわからん...
岡田准一が土方で鈴木亮平が近藤とかこの二人だけでも凄いけど、久しぶりに観た伊藤英明も気持ち悪くて良かったし、10秒も映らない他の俳優さんもほんとにみんな凄い人揃い。これでこんなにスンって終わったからこっちが逆にびっくりしたよ?
もともとかなり長い小説なので、映画に納めるにはしょうがないとはわかっていても思ってた以上に淡々と進む史実再現V感。それなのに、くっそつまらんウーマン村本には妙に尺を使う演出に少し嫌悪感を覚えるほどでした。ほんとにいらんかった。
新撰組を題材にした小説やドラマ・漫画はたくさんありますが、こんなにスンってした顔で最初から最後まで観たのはこれが初めて。良く言えば、新撰組を変に美化しないで映したとも言えるのかな?普通の事かもだけど、人の死ぬシーンはどれも血生臭さを感じるような汚さがあり、人を斬るのも斬られるのも嫌だなと思えた。それが生きる道というのならもっと嫌な道だなと。
でも燃えよ剣ってもっとなんか良いエピソードあったと思うのよね。何だろうこの教科書を読んだあとみたいな感想を書くには乏しい気持ち。
コメントする