嘘八百 京町ロワイヤルのレビュー・感想・評価
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つづく…かも。いや無理かも。
2作目をなかなか見れてなくて、23年7月にようやく鑑賞。
2人ほど、俳優さんを見て「あーっ」てなって、ラストにあった「つづく…かも」で、いや無理かもってなった。
好きな邦画だっただけに残念。
贋物も人助け
詐欺師紛いの古物商と贋物陶芸家が幻の美術品を巡って騙し騙され…。
前作一本で終わらすのは勿体ない。と言う事で、続編。
ずっと見ず仕舞いだったが、前作見たら面白かったので、引き続き続編も鑑賞。
続編の楽しみの一つは、登場人物たちのその後。
前作では車を走らせてお宝探ししていた小池だが、晴れて古美術店を構えていた。娘・いまりは“副業”で占いをしている。本業より副業の方が繁盛しているけど…。
野田は個展を開いていた。贋物とは手を切り、妻に支えられながら、自分自身の本物を。が、今一つ売れず…。
人生再起させて順風満帆!…とは行かず。そんな二人に追い討ちが…。
小池の店に老舗古美術店の二代目当主と大御所鑑定家がTV番組のロケで突撃鑑定を。野田の作品がコケにされ、前作での一件を暴露され、苦汁を舐めさせられる。
そう、今回の敵はこの老舗古美術店“嵐山堂”。
ある時、小池を訪ねて来たのは…
着物美人の志野。
惚けた母親を騙して、父の形見の茶器が何者かに奪われた。古田織部の幻の茶器“はたかけ”。
小池は鼻の下を伸ばして協力。野田の贋物を渡して一件落着…とはならなかった。
どうやら本物は嵐山堂にあるらしい。志野に渡した贋物がネットオークションに。
志野の目的は…?
着物美人の志野も最初の依頼も嘘。
本当の目的は…
嵐山堂は贋物ビジネスで悪どく稼いでいる。それを暴露。
志野の父親は嵐山堂の番頭で、先代からの信頼も厚かったが、先代亡き後二代目からお払い箱。先代の大事な形見まで手離す。失意の志野の父親は自殺…。
嵐山堂の贋物ビジネスの片棒を担いでいるのは、TVなどで人気のイケメンの陶芸王子。野田もその昔、嵐山堂に利用されていた。
今回の敵に一泡吹かせる動機は揃った。
計画はこう。
TVの生番組をお膳立て、二代目や鑑定家や関わる政治家など“悪者”を集わせ、番組の中で悪事を暴露。その最中、野田の贋物と本物の織部の茶器をすり替える。
まるで“古美術版オーシャンズ11”とでも言うべき、前作以上の大騙し作戦!
新キャストは…
着物美人も本性も色っぽい広末涼子。
憎々しい二代目の加藤雅也。
山田裕貴は陶芸王子の苦悩を。
2作目だがすでにお馴染み感ある家族や仲間も続投。
皆で役割担当を決め、一丸となって悪者を懲らしめる様は、もはや『水戸黄門』的なお楽しみ。坂田よっちゃんが先代の幽霊(?)に化けて驚かすというのはちょっとアレだけど…。
今回の騙しは前作よりちょっとドタバタ感あり。
笑いベースだが、味わい深いドラマもあり。
かつてより歪んだものしか造れない野田。今のあんたにしか出来ない歪みがある、と小池。
作戦スタート。嵐山堂の悪事が暴露されるも、二代目は知らぬ存ぜぬ。
小池は古美術や陶芸、それらに代々込められた思いを説く。
中井貴一&佐々木蔵之介の名コンビはますます好調。
騙し終えての大団円も朗らか。
もっともっと彼らの大騙しが見たくなる。
オチやエンディング中の“その後”も恒例。
ますます乙な味になっていく。
1作目2作目を続けて鑑賞。
面白かった。来年公開の3作目が楽しみになった。今度はスルーせず。
末長く邦画の新たな名物シリーズになりますように。
自分にとっての本物とは!
古美術を題材としたお話ですが、内容は特に堅苦しくなく、見やすかったですし、構成もまとまっていて、とてもおもしろかったです。
役者さんの演技が一人一人際立っていたのが丁度よく相まっており、お話も贋作の贋作の、また贋作!でしたが、一人一人の思いがしっかりとお話で仇を取れたので、非常に最後までのめり込みました。(佐々木蔵之介さん、広末さん、陶芸王子など)
坂田利夫さんと塚地さん、友近さんは相変わらずの良い味出てました!
前作でも焼肉を食べていて、今回も食べていて、いつも美味しそうに食べているシーンがあり、とても良いです。
あんたの敵は昨日の自分だ。
あんたの腕が本物だって見せてやるんだ。
というヤル気にさせる主人公のセリフに、いまを生きる私たちにも感じるものがありました。
続きも早く見たいです!
前作より良かった!!
前作より面白いと思います。国立古美術修復センターの巨悪にはサラッとしか触れないのが、上手くも物足りなくもあると思います。蔵之介さんは京都が舞台という事で心なしか調子が良いように見えました。友近さんは出番が多いわけではないですが、前に出すぎず上手いです。わざと京都風にしたのでしょうが、加藤さんの発声が悪役としては物足りなかったです。昔から広末さんが苦手なので萌えポイントは無く、森川さんは前作の方が綺麗に撮れていました。次回作も楽しみです。
続編求む!
面白かったー
前作より密度が濃くなった主演2人の掛け合いが、軽妙で楽しい!
関西弁がもつ胡散臭さと人情味。それをスパイスに語られるメインストーリーの誠実さ。無駄にプロフェッショナルな仲間たちの存在感!出来過ぎなアレやコレやが全く嫌味じゃない奇跡!
是非、シリーズ化して欲しい。
熟年のベテランが物語の中心に立つ。
前作のレビューでも書いたような気もするが、その年輪が表現する人生の機微というのだろうか?絶妙なのである。ある種、レールから外れてる事が魅力的だ。
釜から出される焼物の神々しさも、今作でも際立っていた。
義賊、まるでルパン3世のような位置どりも好感触。峰不二子パートな広末さんも、これからまた関わってきたりするのかと思うと、是非是非つづいて欲しい。
今回はちょいとカメラワークがあまり良くなくて残念だったのだけど、お話は凄く面白かった。
「嘘八百」とは秀逸なネーミングだ!
また観たい!
まるで漫才のような掛け合い。
そのスピード感!
王道のジャイアントキリング
歴史ロマン
古美術の情緒や魅力
芸術への情熱
…好きやわー、このシリーズ!
年に1本なんて贅沢は言わないけれど、是非続編を!
馴れ合い芝居
前作同様、骨董詐欺コメディ、歴とした犯罪なのだが巨悪を小悪が倒すというか毒をもって毒を制す小気味よさで犯罪感を薄めています。「お宝鑑定団」の影響もあり骨董好きにはたまらない映画かもしれません。古物商の中井貴一さんと陶芸作家の佐々木蔵之介さんの腐れ縁が肝ですから一作目からご覧になった方がよいでしょう。
一作目は利休でしたが塚地さん扮する学芸員のモデル、堺市博物館、さかい利晶の杜の矢内一磨さんの協力、監修もありもっともらしい架空の名器「黒織部はたかけ」が登場。
骨董品は不案内ですが織部焼は美形を廃し野趣を尊んだ作風のようですね、織部焼を選んだのは器の独特のゆがみと人のこころにある歪みを掛けているようです。
それにしても詐欺師もののサスペンス感とお笑いを混ぜるのは難しい、どうしても緊迫感が薄くなりますし、いまだに喜劇と言うとオーバーアクションで笑いを取りに行く役者さんが多く興醒めです。文化財保護を隠れ蓑にした贋作工場など大風呂敷を広げたのにうやむや、打ち上げで盛り上がるだけではすっきりしません。騙し討ちの手口も稚拙だし頭を使っているところが見えません。喜劇に寄せるのも結構ですがコンゲームならではのカタルシスも物足りない。
最後に広末親子まで如何わしく描いて終わるのはやりすぎ、これでは息子も将来、詐欺師かと思えて不憫です、嘘八百ならひとつ位は綺麗な嘘のままでも良いでしょう・・。
表現に進歩がないなー
詐欺師映画です。好きなジャンルです。けど残念。
うーん、これって固定のファンとかいるんですかね。なんかどっかで見たような展開で辟易しました。だまくらかす方法を一から説明して、その通りにのみ実行するって、映像表現としてどうなんだろう。なんの工夫もないのですね。
水戸黄門的展開で、客層もご年配の方が多かったけど、そういう客層をターゲットにしてるんだろうけど、みんなそんな馬鹿じゃないよ。今どきローカルテレビの生中継で騙すって手法、時代錯誤ですって、絶対制作する側の人たち気づいてるでしょうと思いますが、、、
広末さんのハニートラップはもういいです。そろそろ未亡人以外が観たい!
前作に続き素晴らしいコンビ
傍から見れば やってる事は私腹を肥やしてる
奴らと変わらないはずなのに
本当に美しい歪みだと思いました。
何だかんだいって やっぱり良いコンビ!
しかも小池は本当に野田自身を見ている。
写しを作らされ自分自身の実力を見ようとせず
私腹を肥やす為だけに野田を利用し
用済みになれば侮辱して切り捨てる連中に
静かな怒りとともに「彼の実力は素晴らしい」と
言ってくれる。奥さんと小池の存在は
表立って自分の意志を言えない野田にとって
かけがえの存在です。
最後フラッと誘惑に負けそうになりましたが
「お迎え」という言い回しが感動しました。
やっぱり あの二人でなくては。本当に名コンビ!
焼き物!!!????
なんか味があって。
ある意味、肩の力が抜けた。
馬鹿馬鹿しくして、くだらなくした感じで。
小ささや、情けなさや、くだらなさを逆に笑いに。(笑)
チープアイロニースモール映画。(笑)
織部焼??!!!
四画面のところとかサクサクと。
いまいち(笑)がなくて、ギャグももっと欲しいような。
展開のサクサク感もなくて。
最後は小さくしてやったり見たいな。(笑)
まあ、最後は大きいよりも小さい方が良いけれど。
うーーーーん。(笑)
なんかほのぼの。
修理や修正など。おーーーそうなのかとか。(笑)
真面目な中に織り交ぜたり、もう少し本格的にして欲しいような。(笑)
なんかあからさまな会話やセリフがちょっと鼻についてしまいまして。(笑)(笑)
まあ、仕方がないのかも。(笑)
ツイストしなさ過ぎも及ばざるがごとし。
こういうコンゲームって好きなんだけど、キレもオチも弱い感じで残念。贋作チームの騙しの仕掛けは面白いんだけど、ストーリー運びがストレート過ぎで、捻りも伏線もどんでん返しもないので、もう少し工夫が欲しいです。また、悪役の古物商のキャラのインパクトが弱いんで、騙しが成功した時の爽快感もイマイチ盛り上がらなかったかな。でも、中井貴一と佐々木蔵之介のバディはいい感じだけどね。
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