貞子のレビュー・感想・評価
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貞子関係初体験として
冒頭の辺りは、カドカー映画の懐かしの、金田一シリーズのようなおどろおどろしい部分が垣間見れて。個人的にはモア・ベターでした。←故 小森和子女史追悼。合掌。
もとい。
その、おどろおどろしい雰囲気を現代劇にもっと反映させて欲しかったのは個人的過ぎる意見か。
さてさて。
オーメン と エクソシスト を足して3で割ってみたら1余った。どないしょ!? みたいな内容でした。
個人的には、もう少しおどろおどろしい雰囲気で押して欲しかった。
病院から病院へ。
なるほど。
と、思って。
完。
そんな映画でした。
悪くはないと感じましたよ。
ダサ子
貞子が恐怖と悲劇のキャラからイロモノ的なマスコットキャラに成り下がって久しい昨今。
このままじゃアカン、このままじゃダメだ!…と、製作側が言ったか言わぬか知らんが、ある人物を復帰させて、またまたまた這い出てきた貞子さん。
その人物とは…
中田秀夫!
言うまでもなく、『リング』第1作目の監督!
ジャパニーズ・ホラーマスターが、この世界にカムバック!
力をお借りして、軌道修正、原点回帰。こりゃ期待するっしかない!
…と、それも見る前まで。
もはや中田秀夫を以てしても…。
えっとねぇ、まず、始まり方。
一応今回の話の基であろうエピソードで始まるが、何と言うか…、こけおどし的と言うかチープと言うか、あの飛び出す駄作や対決&フュージョンしたトンデモ作や昨今のパッとしないホラーの類いと大差無い。
『リング』第1作目はこんなんじゃなかった。あの不穏な作風は何処へ…?
あ、そうだった。中田秀夫も最近のホラー作はビミョーなものが多い。
当初の期待は幻のようなもので、そもそも端から期待は持てなかったのかもしれない。
話は…
心理カウンセラーの茉優の元に、記憶障害の少女が入院。その女の子はある火災事件の生き残りで、母親こそが放火した犯人。一体、何があったのか、この女の子は何者か…?
茉優の弟・和真はYouTuberとして活躍しているが、不人気。人気アップの為和真は、ある事件現場の侵入撮影を行う。それは奇しくも、姉の病院に入院した少女が生き残った火災現場。そこで何かを目撃し、和真は失踪…。
弟を探す茉優。やがてこの無関係と思われた2つの出来事の先に、貞子の呪いが…。
あらすじだけ見ると、そう悪くは無さそう。それこそ、飛び出す駄作やトンデモ対決&フュージョンよりかはマシ。
でも、実際見てみると…。
火災の生き残りの少女。不思議な力を持ち、霊能力者だったキチ○イ母親から、「お前は貞子の生まれ変わり」と言われていた。
ここが今回の重要ポイントと思って見ていたら、何か貞子とは特別重要な繋がりでもなく、間接的と言うか何と言うか、肩透かし。
SNS時代だから、VHSじゃあ時代遅れ。と言う事で貞子も、“見たら呪われる”から“撮ったら呪われる”へ進化。
今の世の中、何でもかんでも動画撮影してSNSにアップ。貞子さんも流行りに便乗して呪う。
だけど、それってもはや貞子と言えるのかなぁ…?
貞子というのはやはりどんなに古臭く思われても、VHSを見たら呪われるというのが怖い。それだけは変わって欲しくなかった。
語り継がれる恐怖とかって、昔から何ら変わらない。変わらないからこそ怖い。その変わらぬ怖さが我々の身に染み付いている。
貞子の設定が変わった時点で、それは世の中の動きを取り入れたと勘違いしている製作側の勝手であり、かつてのような恐怖の対象としての貞子は無きに等しい。
作品の度にコロコロコロコロ貞子の設定が変わるのも問題。
今回の話って、どの話の続き?
『1』~『0』の後日談?
飛び出す駄作?
まさか対決&フュージョン…?
それとも、これはこれの全く別のオリジナル…?
一貫性が無いから話に面白味が感じられない。
そして、これをいっちゃあおしまいだが、今回の話、別に貞子でなくとも成り立たそうとすれば成り立つ話である。
何だか無理矢理貞子と結び付けている感じで、絶対な必然性を感じない。
『リング』や貞子とは別物の、一体これは何々でしょう…?
それでも少なからず悪くはなかったと思える点も。
茉優が和真が残した動画を見るシーン。本作一番の唯一のと言っていいゾクゾクさせる。
先ほど一貫性が無いと言ったが、一応本作はおそらく、『リング』第1作目の後日談。監督が中田秀夫なのだからそれくらいのリンクあって当然。その第1作目で貞子と遭遇した佐藤仁美が同役で再登場。それほど話に深く関わるって訳ではないが、貞子の呪いやシリーズの繋がり、『リング』第1作目の映像も再使用したりしてニヤリとさせる。
ラストは貞子の生まれた伊豆大島へ。あの島が舞台になるのも久々。ここ最近の貞子関連の作品ではちゃんと当初の設定を引き継いでいる点も。
シリーズのお約束、美人ヒロインに選ばれたのは、池田エライザ。クールビューティーな魅力はホラーに合う。
不思議な少女、姫嶋ひめかはゾクッとさせる目付きやなかなかの美少女っぷり。
でも最たるは、佐藤仁美の怪演と渾身の死に顔…(笑)
支離滅裂な話、ラストのグダグダ感、呪いは終わらない!な定番のオチ…。
何だか全てに於いて、貞子だけではなくジャパニーズ・ホラーの完全なる息切れを感じさせる。
もはや貞子やジャパニーズ・ホラーもここまでか…。
結局ジャパニーズ・ホラーにまた一つ駄作が増えただけ。
これじゃあ“貞子”ではなく、“ダサ子”。
貞子やジャパニーズ・ホラーが再び日本中や世界を震え上がらせる日は、もう来ないのだろうか…?
ダメだこりゃ…
恐怖感を煽る前に安っぽさが目につく。
テレビドラマ程度で良いのでは。
貞子と言うタイトルで引っ張ってはいるものの別段「リング」とはまともな関係は無いし「リングの貞子」で観客にアピールしているのは明確。タイトルが「貞子」でなければ見る人はかなり減るだろう。
今時のユーチューバーに繋げて火事現場に侵入させるとか時代の流行りは感じるけど、大した因縁もないのに貞子の能力が炸裂して様々な人が死んでいくのはどうだろう?
死んで行く様にしてもどこか滑稽で怖さを感じない。
洞窟のシーンにしても同様で弟が生き残っているのが不思議だし、貞子が弟を引きずりこむシーンでは貞子が周りを気にしている仕草が見えてしまって「あ~あ」って気分に。
娘一人救っても主人公たちは根こそぎ消えるんじゃ全くスッキリしなかった。
池田エライザの魅力とは何なのかわからないが、親指姫よりは似合っていると思う。
☆☆☆★ はっきり言ってしまえば。可愛い可愛いエライザちゃんだけ映...
☆☆☆★
はっきり言ってしまえば。可愛い可愛いエライザちゃんだけ映っていれば、それで全てOKなのですよ(*´ω`*)
だから、評判の悪さなんか気にしない気にしない( ̄^ ̄)キッパリ
…とは言え、ここまで全然怖くないと。それはそれでまた問題ではあるかな〜…と。
鑑賞直後の為に、はっきりと断定は出来ないのですが。確か、少し前の貞子映画の設定だと。
【貞子の映っている映像を見てしまうと死ぬ】
…だったでしょうか?
もしその設定で合っているとすると。貞子が映っている動画映像が、世間に広く拡散されているにも関わらず。特にどうとゆう事も無く…と。
そんなんでは観ていても、全然怖さには繋がらんよなぁ〜(。-_-。)
エライザちゃんをたっぷりと堪能させて貰えたからこその採点ですが。せめてエライザちゃんがもう少し、エロイムエッサイムだったならなあ〜と( T_T)\(^-^ )ポカっ
2019年5月28日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン12;旧楽天地シネマズ/シネマ4
恐怖の中に漂う切なさ。哀しみと怒りを背負った子供の叫び。
【賛否両論チェック】
賛:ヒロインが貞子の恐怖の元凶に迫っていく中で知る、愛されなかった子供の哀しみや怒りに、思わず考えさせられる部分も多い。ホラー要素も期待通りに満載な他、主題歌も必聴。
否:言わずもがな急に驚かせるシーンがかなり多いので、苦手な人は観られない。
特段、貞子に関する予備知識は不要です。母親が不可解な死を遂げた少女と出逢ったヒロインが、今回は「撮ると死ぬ」という貞子の呪いに苛まれていきます。その過程で明らかになっていく、親に愛されなかった子供の哀しみや苦しみ、そして怒りには、ゾッとする中にも胸が痛くなるようです。
ただ敢えて難点をいえば、物語の展開とは関係のないような驚かせるシーンが、急に出てきたりするところでしょうか。思わず、
「・・・ん、なんで?」
・・・なんて感じてしまうかも知れません(笑)。
また、女王蜂の主題歌「聖戦」も、物語の世界観と不思議なまでに絶妙にマッチしているので、そちらにも要注目です。
ホラー映画が苦手な方は勿論観られませんが、日本を代表するビッグネームですので(笑)、是非チェックしてみて下さい。
ちょっとは怖い。次回作で俺たちはビックリする(きっと)
心霊スポットを撮影した弟が行方不明になり、大島まで探しに行く臨床心理士の姉の話。
この映画の原作は「タイド」だとあれだけしっかり打ち出しているってことは、この映画のキーポイントは姉弟。そしてこの結末ということは、明らかにこの映画はエピソードだということだろう。「タイド」とは似ても似つかぬ展開になっているが、姉弟というプロットだけは重なっているので、第2第3弾でまとめていってくれるのでは。
池田さんを見ていられるのは、楽しかった。
しかし、今回観るにあたり、リングの復習とタイドの予習をしてから行ったのだが、「リング」は小説も映画も、ほんとうに傑作だなあ。
「録画を見ると死ぬ」という、日常(当時)が恐怖に反転するアイデア。見ると死ぬという因果関係が徐々にわかっていき、その後には「なぜ?」というか「どうしてこんなテープができたのか?」が解かれていく様は、次頁をめくらずにはいられないテンポ。そしてわかっていくことがいずれも(心理的に)怖いことばかり。
そして、ホラーと言えば「そっち行っちゃダメ。襲われるに決まってるじゃん」というほら出たビックリのお化け屋敷映画だったところへ、小説のよさだった “心理的恐怖” をこれでもかと詰め込んだ、まさに時代を変える “Jホラー” の先駆けだ。
そんな奇跡のようなことは、決して頻繁には起きないのだろうが、観る側としては、やはり期待してしまいます。
今作は、若干お化け屋敷的だったり、少女お助け映画風だったりするので、映画.comの評価も厳しいものが多いようだけれど、是非次回作で「こうなるのか!そのためのあのエピソードだったのか」とビックリさせてほしい。
心配なのは人気が出ないと次回作が出ないという映画界の厳しい掟。でも今日は、海老名の高校生カップルがけっこう入っていたよ。
池田エライザちゃんを楽しむだけの作品
私の大好きなホラー。残念なことに、全く、怖くない…。どうやったら、こんなに怖くないホラーが出来るんだろう?
いきなり出てきてドキドキってのも、ラスト10分くらいに2回ほど。
貞子のこと、あまりにも知り過ぎてるからってもあると思う。それに、貞子、最近、バラエティに出過ぎだしね。例の、貞子が、テレビから出てくるシーンでさえ怖くないっていう…。
しかも、私の大好きな 池田エライザちゃん、演技が下手なんだよ…。だから、ますます、怖くないのかなぁ。塚本高史くんが頑張ってるんだけど、彼の存在だけでは、恐怖感は表現できてないんだよ。佐藤仁美さんは、頑張ってたし、あの死顔は、ある意味、怖かったけどね。
予告編で「ポラロイド」流れましたが、その予告編の方が、よっぽど怖かったし、印象に残ってしまいました。
脚本ダメでしょ?
池田エライザの演技は良かった。特に最後の怯えの表現なんかは出演者の中で一番、迫力があった。
ただ、貞子関係無いじゃん!って思っちゃうんだよね。
これ脚本が原作の行間の説明を上手く取り込めて無いからダメなのか、そもそも原作がダメなのか…
全体として何やりたいか分からないって言う残念感が半端無い。
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