閉鎖病棟 それぞれの朝のレビュー・感想・評価
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小松菜奈の演技がいい
土曜日の午前中にみるには重すぎる映画だった。割と淡々と進んでいくのえ見ながらいろいろと考えてしまった。
自分がもし精神病院に入院している患者だったら、もし入院している患者を抱えている家族だったらどうする?
それぞれの事情もあるし、自分がするべきことするしかないのかな。それでも、希望だけは持てるような自分でありたいと思った。
小松菜奈の演技がいいね、ラスト近くのシーンでは泣いてしまった。そういえば、「来る」でも一人だけ光っていた気がする。
【人の善性を見事な切り口で描き出した作品】
生きる大切さを
冷えても美味しい和食の様な作品
小松菜奈吹っ切れた演技だと思う。
可愛くて良い子ってイメージからの脱却。
病院と言う閉鎖空間で『若い』一輪の華として良いアクセントだと思いました。(個人的には紙ちゃんが好き)
精神的にやられてる病院にそれぞれのドラマが上手く絡まりあった日本映画らしい作品。
ちょっとATG作品ぽいって思っちゃったw
綾野剛相変わらず良い演技なんだけど本作は鶴瓶を活かす為にももう少し線の細い人の方が良かった。
どうしても綾野剛だと暗くても『いい男』としか見れない個人的補正がかかってしまうので。
ラスト 地面に這いつくばって欲しかった。
その方が前に進もう!って気が強くみて取れるんじゃ⁈って。
ぶっちゃければ最初の3人殺した時点で『死刑』判決は出ないと思うんだけどね。
あの状況で完全敗訴って余程弁護士が無能!だとしか…
生きてきたこと、生きていくこと
この映画は、生きてきたこと、生きていくことにフォーカスした物語なのだと思う。
再生とはちょっと違う、生きてきたからこそ、踏み出して、これからも生きていくのだというストーリーだ。
たとえ抑圧されていようが、
孤独だろうが、
閉鎖された場所であろうが、
心を閉ざしていた時期があろうが、
死を隣に感じながらであろうが、
確実にずっと「生きてきた」し、これからも「生きていく」ということ。
ただ、僕は原作を読んでいたので、期待していた分、やはり原作には追いつかなかったという感じが否めなくて、正直残念なところがありました。
もし、可能なら原作をトライしてみて欲しいです。
興味を持ってもらえるように、少し、紹介します。
クライマックスは、映画と同じ、事件から裁判。
でも、クライマックスは、最後のほんの少しで、登場人物のそれぞれの物語が大切に綴られます。
これは、精神科医でもある作者の、患者との向き合い方が、色濃く出ているところで、物語全体に重みも与えています。
そして、裁判の前段で、秀丸とチューさんの手紙のやり取りがあります。
チューさんの秀丸に宛てた返信に、「僕は元気です。昔と同じように生きています」という一文があって、ここからエンディングまで、僕は涙が止まらなくなりました。
スタバで辛うじて咽ぶのは止めていましたが、本を読み終わるまで涙は止まりませんでした。
なぜか。
チューさんは、もはや<昔と同じように>生きているのでないこと、そして、これから踏み出すのだと感じ、さらに踏み出すまでにも必死に生きてきたからこそ、これからも生きていくのだと強く感じたからでした。
由紀も同じ。
看護師になれたら、あの病院で働きたいという想いも告げます。
そして、二人で秀丸が自死などせぬよう説得しようと誓い合います。
映画に戻ります。
支えられ、支える。
決して孤独ではないこと。
生きるとは何もよりも大切であること。
生きてきたからこそ、生きていけるのだということ。
知的障害者の施設を襲撃した事件もありました。
しかし、皆、生きていたのです。
良作だったのにむせび泣けず
精神科病棟
坂の上のコミュニティ
長野県の精神科病院を舞台に、死刑が執行されるも生き残った下半身不随の男、母親に連れて来られた口をきかない18歳の少女、一見すると普通だが闇を抱えた青年を中心に巻き起こる出来事。
現代の絞首刑ではあり得ない生き残りとかご都合主義的展開は目を瞑るとして、その後の処遇とか病院の体制とか、いくらフィクションとはいえあまりにも何でも有り過ぎる設定の酷さで、物語がイマイチ受け止めきれない。
タイトルの閉鎖病棟とか、序盤看護師がしっかり鍵かけてたのは何?全員任意入院ですかね?
裁判にしても何を争点にした何の証人ですか?
主要人物3人の抱える悲しみや哀しみは悪くないし、由紀の痛みとかそれを知る梶木とか、物語そのものは面白かったし言いたいことはわかるけど、あまりにもファンタジー過ぎて浸れなかった。
前向きに話は終わったが・・・
心がゆさぶられる
涙なしには見られない
《事情が無い人なんていない》
閉鎖病棟
2019.10.10 よみうりホールにて試写会
予告を観て綾野剛さんのお芝居を観たかったので試写会に参加できて嬉しかったです。
閉鎖病棟というものが分からなかった私です。色々な人達、ふとしたことで心が病んで・・・誰にでも?起こるかもしれない・・・それぞれの家族・・・環境・・・
病院で出逢う3人の主人公達・・・はじめは・・・しかし・・・ちょっとしたことで・・・
誰かのために(傷つけないために)・・・そして自殺未遂・・・
しかし・・・
生きて欲しいという気持ち・・・
立ち上がろうと・・・
映画館で観て何かを感じて欲しいと思います。
鶴瓶さん、綾野剛さん、そして小松菜奈さん。
鶴瓶さん、剛さんはもちろん
これからの小松菜奈さんが楽しみです。
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