「人の痛みがわかる人間に」閉鎖病棟 それぞれの朝 KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
人の痛みがわかる人間に
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わかってる事ではあるんだけど、やっぱりこういう映画を見ると改めて人の痛みを理解し、優しくなろうと思えるそんな作品だった。
ストーリーは院内での話だから、チュウさん、由紀ちゃんが退院して自立しかけるところまでしか作中内では見届ける事はできない。果たしてそれが彼らの幸せに繋がるのかはたまたまた外の生活にまだ適応できずに苦しむのかそこはわからない。
由紀ちゃんに関しては看護見習いとして頑張りかけてるらしいがその描写がないため少し感情移入がしにくい。
この作品はどちらかというと事情を抱えるものでも一生懸命生きて、その痛みを理解し受け入れる事を改めて理解させてくれるような作品なのかなと個人的には解釈して楽しませてもらった。
だから秀丸さんの判決含めストーリーの結末としてはこれからみんな頑張っていくのかな程度で終わってしまうため少し物足りなさは感じた。
一昔前はハンディを持った人は弱者として認識され、軽蔑されてきたがこういう映画を見ると理解し合う大切さを感じるね。また一見健康そうに見える人だって、どんなバンディを抱えてるか分からないし、その抱えてるハンディを自分自身が否定するのではなく向き合っていく事の大切さを改めて感じさせてくれた。
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