劇場公開日 2019年4月12日

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「癒し系の方のアニャ・テイラー=ジョイでした」マローボーン家の掟 ケンイチさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0癒し系の方のアニャ・テイラー=ジョイでした

2024年6月8日
iPhoneアプリから投稿

アニャ・テイラー=ジョイ目当てに、事前情報皆無の状態で鑑賞

冒頭の雰囲気から察して、ノスタルジックで後味爽やかな家族愛の物語か…と思いきや、全然違いました

家族愛というか兄弟愛に溢れた作品で間違いないんですが、ジャンルでいうとホラー?サイコスリラー?ミステリックファンタジー?

カテゴライズに戸惑います
でも、あれ?よく考えると結局この映画はやっぱり後味爽やかな家族愛の物語なのか???って感じの映画でした

アメリカの資本がかなり入ってて、物語の舞台もアメリカの田舎町、言葉も英語ですが、この映画実はスペイン映画なんですね、一応

アポロ月面着陸のニュースが写るので作中の時代は1969年ということですよね
素朴な疑問、どうしてこの時代にしたの???

さてメインキャストの5人は非常に魅力的でしたよ

長男ジャック:ジョージ・マッケイ(1992年生、公開時25歳)
長女ジェーン:ミア・ゴス(1993年生、公開時24歳)
次男ビリー:チャーリー・ヒートン(1994年生、公開時23歳)
末っ子サム:マシュー・スタッグ(2009年生、公開時8歳)
4人兄弟の友人アリー:アニャ・テイラー=ジョイ(1996年生、公開時21歳)

お目当てアニャの役どころは最終的に超癒し系
同時期に公開された『スプリット』(2017)と『ミスター・ガラス』(2019)では多重人格者の魂のパートナー役を演じていました
アニャは意外に、「心に傷を持つ相手に寄り添う人」の役が多いです。

そしてミア・ゴス
ほんの一瞬わずか0.5秒(多分)のあの表情がこの映画最大のインパクト!
さすがミア・ゴス

それ以外の兄弟たちもすごくいい

なかなか深みのあるホラー(?)ですよ
邦題がちょっとなんか違うな…とも思いましたが

ケンイチ