「手に取りたくなる要素」つつんで、ひらいて 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
手に取りたくなる要素
した事が無い人はいないだろう。ジャケ買い。
外装に惚れ、ついつい手を出してしまう魅力。
中身なんていざ知らず、開けた途端挫折した人もいるだろう。
そんな外装を手掛ける人に焦点を当てる。
この映画は今まで1万5000冊以上の装丁を手がけた菊地信義さんのドキュメンタリー。
ブックデザイナーと言えば分かりやすいだろうか?
現代ならばパソコン使ってチョチョイのチョイかも知れないが、彼は昔ながらの技法を用い、文字も魂を込めるかの様に作業を行う。
もうね、仕事が細かいw
本の宣伝帯、カバーの色、細かい所までだとスピン、花布、カバー下の表紙、バーコードの場所まで気にしながら。
「本表部分の空間を自分の世界で支配する」
そんな感じ。
拘るからこそ写し出される魅力。
手に取りたくなる要素が詰まった映画でした。
映画としてマイナスは作者の意図が反映されて、ブックデザインも考慮されているんだよ点があればと思った。
拘りのモノづくり&美術・デザイン系が好きな方はどうぞ✨
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