劇場公開日 2019年12月6日

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「自分を認めなければ、ヒトからも愛されない」“隠れビッチ”やってました。 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自分を認めなければ、ヒトからも愛されない

2019年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ただ、ある女性の主観で愛とは何か?を
問いかけただけの作品ではないと思いました。

男を値踏みし見下していたある種、特異な女性像が
己を知り、見つめ直し、真の愛を獲得する
というこの物語は
男性・女性の価値観や立場を越えて
“人間”という生き物同士で
向き合い続けなければいけないこと…
他者と認め合う、許し合う、といった
普遍的で哲学的な意味合いがあるように
わたしは思ってしまいました…

当初わたしのお目当てだった〈村上虹郎さん〉が
“ジェンダー”な役だったこともそうですし
元々ファンだった〈森山未來さん〉が
まるで“仏様”のように〈佐久間由衣さん〉演じる
主人公ぴろ からの、数々の仕打ちをことごとく
受け入れる許容の広さも手伝って

【この作品は自己と他者とを語った
        “人間そのもの”を描いた映画だ!】

…と、わたしはムダに深く感じ入ってしまったわけです。

そしてこのお話は「映画らしい作品」というより
むしろ、 舞台上の「戯曲らしい作品」じゃないかと
続けて思いました。

あと『モテキ』の森山さんを
キャスティングしたところにも意図を感じました!

野々原 ポコタ
野々原 ポコタさんのコメント
2020年1月21日

コメント、ありがとうございます。

そうですよね。バックボーンを想像させてくれますよね。

野々原 ポコタ
kossyさんのコメント
2020年1月20日

色んな恋愛を経験してる森山未來ってのが、過去作を思い出してしまいますね😆

kossy