イン・ザ・ハイツのレビュー・感想・評価
全231件中、221~231件目を表示
little details
ラテン系のパワーと明るさに元気をもらいました。
美容院でプールで路上で等々のダンスシーンが楽しい。
アブエラの歌唱シーンにはじぃんと来ました。
不法移民は大学に行かれないとか、知らなかった。
ストーリーは単純ですがしばし現実のつらさを忘れられます。
エンドロールのあとにもワンシーンあり。
【”移民の歌。褒め称えよ、彼らの忍耐と信仰を・・” 逆境の中、お互いに助け合い、夢を叶えようとする”人種の坩堝の大都会”で前向きに明るく、健気に生きる若者達の姿が沁みます・・。】
ー ”移民の歌”と言えば、レッド・ツェッペリンの名曲だが、今作ではあのような、呪術的で蠱惑的なメロディーではなく、ポップな曲が中南米からの移民たちが逞しく生きる姿を彩っている・・。ー
◆感想
・序盤は、やや凡庸。近作で言えば「キンキー・ブーツ」のような高揚感がない・・。
・だが、彼らの住むワシントン・ハイツだけが停電になり、40度を超える暑さの中、彼らを長い間見守っていた老婆、アブエラが心臓発作でこの世を去るシーンから、哀しいがこのミュージカルは、俄然面白くなる。
ー NYの大都会で、移民の街だけ、停電が三日も続く・・。あの夜の彼らの街だけが、闇に閉ざされる俯瞰の光景。ー
・そんな中でも、彼らは蝋燭を灯し、明るく振舞う。
ー そして、ウスナビの店で売っていたスピード籤が9万6千ドルの大当たり!けれど、誰も名乗り出なくって・・。その後に分かったアブエラの、死しても彼らを守ろうとする優しき心が沁みる・・。そして、ウスナビの運命も大きく変わって行くのである。ー
・親世代の故郷、ドミニカに帰る事を夢見て、小さなコンビニを経営するウスナビ:父親がドミニカの海を航行するアメリカ海軍の船に書かれていた"US-NAVI"から命名・・(アンソニー・ラモス)とファッションデザイナーになる夢を持つヴァネッサ(メリッサ・バレラ:ウツクシイ・・)の出会い。ウスナビは、彼女の美しさにヤラレルが・・。
ー ウスナビが手を尽くして、彼女が収入の不安定さから、一度は断られたアパートメントの契約を取り交わすところから、急速に・・。ウスナビの優しさ、助け合いの心が彼女に届いたのだな・・。ー
・進学する事で親に金銭的負担を掛ける事に悩むニーナ(レスリー・グレイス)と、無理をして彼女の支援をする父親の姿。
ニーナの父親の元で働いていた実直な青年ベニー(コーリー・ホリンズ)との恋も、彼らが逆境の中、逞しく生きる姿として前向きなトーンで描かれている。
ー CN監督か?とホンの少しだけ思ったビルの壁面での二人のダンスも良かったよ。ー
◆冒頭から、”ドミニカの海岸”で子供達に話をしていたウスナビが、愛する女性の夢を叶えるため、移民の街に残る決断をしたシーンからの、実は”現実世界”で子供達に話をしていた・・、と言う設定の妙と、
”パパ・・”とウスナビにイロイロ聞いていた女の子の母親が現れるシーンは、沁みたなあ・・。
<不法移民の2世として、様々な逆境の中、自らの存在意義を自らの夢を叶えようとする事で、見出そうとする若者達の姿を、暗いトーンではなく、
”君らには、明るい未来があるのだ!君らは移民ではない、立派なNY市民だ!”
と言う、優しく温かい視点で描いたミュージカル作品である。>
歌唱力抜群です!
心も体も踊り出す!
ずっと楽しみにしていた『インザハイツ』の映画化。
舞台ファンはもちろんのこと、はじめての人も楽しめるポジティブなミュージカル映画!
ノンストップの音楽、美しい歌声、キレキレでパワフルなダンスには痺れちゃう!大人数が集まるパフォーマンスには圧倒、曲が終わるごとに思わず拍手したくなるような感覚に。
また、映像効果も巧みに駆使し楽しませてくれるのはミュージカル映画ならでは。
ちなみに映画化されたのはトランプ政権下で、トランプ政権の不寛容政策も本作に影響されているとのことだ(ウスナビの従兄弟の不法滞在)。
“移民”のアイデンティティ、人種差別や労働や不法滞在の問題なども描かれながらも、“夢や希望”を持ち続け、前向きに人生を切り開く人々の生き様から元気がもらえる作品。
また原作、作詞、作曲を手がけたリン・マニュエル・ミランダが、かき氷屋の役で出演、ライバルのアイスクリーム売りを演じるのは、初代ベニー役(ニーナの恋人)のクリストファー・ジャクソンとのこと。そんなお楽しみシーンも最後にあるのでエンドロールで席は立たないでね!
仲間達で作る故郷の美しさ
ドルビーシネマにて鑑賞。
以前日本版のミュージカルかなんかは見た記憶はあるがこの度映画作品として見るとやはり全く印象は変わりとても楽しむ事ができた。
このミュージカルのテーマ「移民」。日本に生まれ日本で育った僕らからすると少し距離を感じるテーマではあるがこの作品は作品が進むにつれてそういう距離感を縮めてくれる。
移民だろうがそこに長く住んでいようがなかろうが、そこで生活をしているもの全ての人にとって故郷でありその故郷を仲間達で作り上げる美しさをこの作品では目で心でそして耳で楽しむ事ができる作品だ。
また故郷を作り上げる事だけではなく、誰しもが夢を抱きながら人生を歩む。その夢を叶える者もいれば叶える事ができず挫折をする者も、そして夢によって重圧で苦しめられる者もいる。
時にはそれでも夢に向かい、時には変化しながら新しい夢に向かって強く真っ直ぐ生きる選択をするなど夢に対するポジティブな描写も続く。大小あれど夢を持ち夢に溢れた仲間たちが多いからこそ美しい故郷を作り上げる事ができるメッセージが強く伝わり勇気をくれる。
2時間半近く上映時間は続くが後半はボルテージが上がる描写が続くため非常にエキサイトしながら見終える事ができる。
ミュージカル作品特有の歌で勇気を与えてくれる事はもちろん、心にストレートに響く表現も多くて僕に撮っては生きるパワーを与えてくれる作品であった。
エンドロール後にもシーンは続く為これから見る人は是非ともエンドロール終えるまで席は立たない事を勧めたい。
ミュージカルで終始見せる映画
何も考えず音楽に浸る作品
心躍るノンストップミュージカル
物語と音楽が同時に楽しめるミュージカルって面白いね。ミュージカルって苦手だったけど、そう思わせてくれる作品。映画と音楽ライブを同時に観ているお得感。
いつの間にか次の曲が待ち遠しくなるほどハマっていた。あっという間の2時間20分。540人で歌って踊るシーンは圧巻。
本編の9割ぐらいが歌とダンスで、テンポ良く息つく暇もないくらい飽きない展開。
だからこそ1割の芝居部分が効く。特に無音にしたシーンは秀逸だ。
ラップの曲はセリフからシームレスに繋がり心地いい。歌というよりセリフにリズムを乗せている感じ。
ふるさとを大事にしながらも夢を追いかけることの素晴らしさを感じさせてくれる。
そして街みんなの育ての親であるおばあちゃんからは生きていくうえで本当に大切なものを教えられる。
印象に残っている言葉は「パワー(電気)がなくてもパワフルはある」。モノやサービスに溢れ便利な世の中になったが、なくても楽しく逞しく生きていける力を与えてくれる。
故郷に帰る夢と恋に悩むウスナビ、デザイナーを夢見るヴァネッサ、仕事と恋を追いかけるベニー、名門大学への進学に悩むニーナ。夢と現実の間で揺れながらも自分の人生を前に進めていく4人を中心とした移民が多く集まる街の物語。
ザ・ミュージカル!
Filmarksさんの試写会にて拝見していただきました!ありがとうございました!
一般公開は初だったとのことでテンション上がりました…!笑
事前に8分間の予告や、サントラを何度か聞いた状態で見に行きました
★個人的に好きだったところ
・音楽
ザ・ミュージカル!
ラップを交えたリズミカルなメロディは何度もサントラで聞きたくなってしまうぐらいクセになりました!
・ファッション
ニーナ、ヴァネッサの衣装とヘアスタイル登場する度に変わるので、どれも楽しめました〜どの衣装も似合う〜可愛かった
〜ヴァネッサの女優さんめちゃくちゃ美人ですね…笑
・映像
まさに映え!を意識したシーンが多くて大勢でダンスするシーンはもちろんですが、プールでみんながダンスしてるシーン(シンクロの様な!)を上から写したり、実写とアニメーションを混ぜたり、ビルの側面でダンスする演出等色んな撮影技法が使われてて凄く楽しませてくれました!映像に夢中になりすぎて字幕が追えなかった部分もいくつか…笑
・ストーリー
ストーリーもシンプルでよかったです。最近「彼らはそれぞれの道を歩んだのだった…」系のハッピーエンドの映画が時々見受けられますが、インザハイツは王道ストーリーで最後まで気持ちよく見られました。背景の海が妄想だったのはちょっとえー!?となりしたが笑
最初2時間20分あると聞いて驚きましたが夢中になりすぎてあっという間の時間でした こんないい映画を試写会で見れて幸せです ミュージカル映画好きな方は是非映画館で見て欲しいです
緑色のカニにびっくり
ブロードウェイで大成功した作品の映像化とあって
当然ハイレベルな内容を想像していたが、想像を超えてきました。
キレのある大人数のミュージカルは本当に素晴らしいです。
ラテンなラップも多く何度も見たくなる流石の良さでした!
全231件中、221~231件目を表示