「アメリカンドリーム」イン・ザ・ハイツ Masatoshi Matsumotoさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカンドリーム
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南米系の移民がニューヨークで住むのがこの映画の舞台であるワシントンハイツ。
A列車で行こうが、ハーレムとマンハッタンを結ぶ地下鉄のことは知っていたが、その先にそのワシントンハイツがあるのはこの映画ではじめて知った。底辺で頑張る移民という筋書きはウエストサイドストーリーにも通ずる。
それで考えたのは数年前にヒットしたララランド。主人公はオーデションに落ちまくる白人女性だが、家は裕福とは言わないまでも中流を維持できている。そして有名大学で法律を学んでいたが俳優を目指して退学。最後はチャンスを掴む。
それと比べれば、この主人公の夢はささやかなものと言えるのかもしれない。ロトクジにあたったが日本円で1000万円。不法移民の青年に市民権を取らせようとそのお金を使う。
ララランドの主人公と違い、ささやかな夢。アメリカンドリームと言われながら、それを掴めきれないが、あくまでも諦めないで頑張っている。
ヒスパニックに限らず、アメリカンドリームと言われながら、日々の生活に追われて、それどころではない米国人に共感をよんでるんじゃないかな。
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