「子供に語るには下世話だけどねw」イン・ザ・ハイツ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
子供に語るには下世話だけどねw
アッパーマンハッタンで暮らす中部アメリカ移民の若者達の話夢と葛藤をを描いたミュージカル映画。
幼い頃両親と共にNUEVA YORKにやって来て両親の遺したコンビニを切り盛りする主人公ウスナビの夢や、町で初めて名門大学に進学したニーナの葛藤、美容院で働くバネッサやニーナの父親が経営するタクシー会社で働くベニーの物語を軸にして、この町で暮らす人達の日常とアイデンティティを、ウスナビが子どもたちにせがまれて昔を語る体でみせていく。
子供達に語る体であることから少なからずハッピーエンドなんだろうなと予想はつくし、ストーリーとしても大きな波はなく、都合良く展開して行くけれど、大きな世界でみたら抑圧された環境にありつつも明るく楽しく人生を謳歌する人々の姿に、力強さと人それぞれ幸せの形はなんぞやというものをみせられたし、ポップなミュージカルの作りが内容に良く合っていて楽しかった。
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