ドクター・スリープのレビュー・感想・評価
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看板外して観賞すれば。
「『シャイニング』の40年後▪▪▪」の看板外して鑑賞すれば、1本の作品として成立しているようにも思える。
ただし▪▪▪
「う~~ん。」
「懐かしい▪▪▪」
「『スペース▪バンパイア』が相手だったのか。」
個人的にはこうなってしまった。(笑)
映画版『シャイニング』って、大まかな流れ位しか覚えていないけと、ホテルの怨霊だか何かの影響によって、気が狂ったオヤジが暴れる話だったようなイメージがある。
こんなイメージを持った状態でこの作品を鑑賞しても、問題のホテルが登場しようが、懐かしい面々が登場及び演出があっても、コジツケにしか見えず、「こんな話だったの?」となってしまった。
まぁ、『シャイニング』見直した直後にでも鑑賞すれば、印象も変わるんだろうけど。
キング様がご立腹された小説と映画版って、どの位掛け離れているのかは知りません。
ベストセラーだろうが映画しか見ない人間からしたら、一番困るような作品でした。
☆☆☆★★★(キューブリック版を観ているからこそ大甘で💧) 未だに...
☆☆☆★★★(キューブリック版を観ているからこそ大甘で💧)
未だにキューブリック版『シャイニング』は、傑作か!駄作か!の論争がかまびかしい。
とは言え、ワンショットに100テイク以上を費やす等、神懸かった演出の冴えを見せたキューブリック版。それまでの映画の歴史に於いて、【ホラー】と呼ばれた映画は在るには在ったが。このキューブリック版を持って、(近代的な)【ホラー】映画の始まりと分類する人も居る程のインパクト溢れる作品だった。
一方で、原作者のキングは激怒する。自分の作品を勝手な解釈で〝別物〟にしてしまったキューブリックに対して。
その怒りから自らが監督をし、自分の理想とする『シャイニング』を撮るが…。
キングからしてみたら、何が何でも《おとしまえ》をつけにゃ〜気が済まん!…の想いなのだろう。「だったらその後の話を書いてやる!」…とばかりに。
原作未読。前作は映画公開時に、鑑賞後に読了済み。(細かな部分は最早忘却の彼方)
前作のキューブリック版『シャイニング』には。アメリカ公開版と日本公開版には明確な違いがある。公開当時、(おそらくは)ワーナー・ブラザースの判断で、1日の上映回数を増やす為に。20分以上カットされた版をインターナショナル版として公開された。
当時は、テリー・ギリアムの『バンデットQ』 が。日本の配給会社の一存で、やはり大幅にカットされたり。フィリップ・カウスマンの名作『ライトスタッフ』も、上映回数を1回増やす為に大幅にカットされて公開されていた。
そんな『シャイニング』のインターナショナル版には。(確か)母親役のシュリー・デュバルが、バージニアスリムを丸々吸う場面が抜けている(筈である)
今、手元には全米版。インターナショナル版。共に無いので確認が出来ないのだけど、↓ 以後は、インターナショナル版にバージニアスリムを吸う場面が無いものとして書きます。
もしもインターナショナル版にも存在していたら(^^; 以後の書き込みはお笑いになっちゃうんですが…。
キューブリック版『シャイニング』を観た人の多くが。父親役のジャック・ニコルソンのオーバーアクトを指摘する。曰く「最初から狂っている!」…と。
『シャイニング』に於ける全米公開版に在るバージニアスリムを吸う場面。
そのバージニアスリムを吸う場面の無いインターナショナル版。
それによってまるで違う映画になってしまってはいないのか?
子育てに疲れた母親がダニーに対して暴力的になる一歩手前で思い留まりつつも、父親のアルコール中毒をヒステリックに注意し過ぎるのを。ジャック・ニコルソンが、終盤に於けるバーテンダーとの【粛清】談義の会話で非難する場面がある。
たった1度だけの酒によるダニーに対しての暴力を…と。
この【粛清】談義から、一気にタガが外れてしまったニコルソンは。封印していた禁酒を辞め、【粛清】を祝う乾杯によって。ホテルに巣食う《亡霊》の餌食となり。ニコルソンは大暴走し始める。
…実は、ここまでは子育てに疲れ果てた母親の妄想がジワジワと爆発して行く様子を描いていた…とも言える。それを想起させる場面が、全米版に在るバージニアスリムを吸う場面と言われている。
バージニアスリムを吸いながら場面はオーバーラップし、山奥のホテルに家族が車で向かうヘリコプターからの神ショットに繋がり。見た目によっては、母親の妄想の爆発の始まりとも捉えなくもない。だからこそニコルソンは分かりやすい位に狂っているのだ…とも。
ダニーに対する暴力は、母親の方こそ問題があったのではないか?との深読みも含め。たったワンカットのバージニアスリムを吸う場面の在る無しで、別な作品となってしまう。
…だが!
そんなキューブリック版だが。【粛清】談義の場面辺りからの、ニコルソンの嬉々とした演技面を観るにつけ。映画の方向性は、確かにあらぬ方向に行ってしまってもいて。そんな面での決定的と言えるのが、ラストシーンでの謎の写真。
この謎に満ちたラストシーンを観ると。結局、キューブリックは何をしたかったのか?キューブリック亡き今、それは永遠の謎のまま時は過ぎていった。
そこへ突然、「俺の元へ返して貰う!」とばかりに、キングが仕掛ける続編。
観る前に。全く関係ないネットの書き込みから、いきなりネタバレ地雷を踏んでしまい。テンションは上がらずの鑑賞だった。
前作の記憶が鮮明だっただけに、超能力合戦の応酬を面白くは観ていたものの。とかく超能力だけに、〝何でもあり〟的な展開にも中々テンションが上がらず…。
しかし…。
遂にやって来た【粛清】談義の場面の再来。しかもバーテンダーは…。
父親は《亡霊》達の誘惑に負けてしまったが。大人になったダニーも果たして負けてしまうのか?
個人的には、この地味な場面が1番の見どころだったのかも知れない。
この場面のバーテンが…。無い物ねだりと思いつつも、あの人だったならば…と思いつつ。
まあ。それはそれとして、この続編って!
そこはかとなく匂って来るのが…。
何だかやってる事は『バ◯リアン』じゃね?(=´∀`)
2019年12月5日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン6
シャイニングかどうかは置いといて…
コレは・・・・・・・・・
ホラーの金字塔「シャイニング」の続編!
ユアン・マクレガーにレベッカ・ファーガソン!
期待値高しでの参観!!
だったはず・・が・・
ストーリー半ばの少年(天才子役ジェーコブ・トレンブレー君)を殺めるシーンで全ての期待が崩壊・・
ストーリーの流れ的に必要だったのかもしれませんが・・
私にはただ、ただ不快感しか残りませんでした・・
あのシーンさえ無ければもっともっと楽しめたと思うと残念です・・
シャイニングの続編こう来たか。
リメイク映像込みの150分は見応えあり!
ジャックニコルソンのあの狂気な親父のニヤリのポスターで有名なシャイニングの40年後の続編
前作の内容を盛り込みながらの『150分』を楽しみたいならスティーヴン・キングを意識しない方がいいのかも!?
序盤は、大人になったダニーが、トラウマに葛藤するストーリーから、幼児誘拐事件を巻き起こす不老不死なカルト集団現る。
そこに超シャイニングな能力を持つ少女が現れて、終盤遂にあのホテルへ!!
ホテルのユニットバスのカーテン開けるの怖いやんと思うほど、あの老婆は不気味((((;゚Д゚)))))))
私的には、展開含め面白かったです。
40年後の"続編という名の完結編⁈"
ホラー映画の枠を超えた存在のキューブリックの「シャイニング」はオープニングのコロラド山間部を走る車の空撮。ホテル内のやけに清潔感のあるシンメトリーを基本としたキレイな映像。(双子の子供まで出す始末)ステディカムという新しいカメラで撮られた三輪を漕ぐダニーと迷路の追っかけっこ。静かだが不気味な低音の音楽。これらが絶妙なバランスで緊張感を醸し出すという傑作だった。(ニコルソンとオリーブという斜め上を行くキャスティングも凄かった)
原作未読の為、急遽ネットであらすじだけを確認して臨んだ2時間半。あ〜、この監督はキューブリックとキングの狭間で苦労したんだなぁ、が第一印象だ。
はっきり言って前作には遠く及ばないが駄作でもない。同じホラー映画だが精神的に来るものと視覚的に来るもの。「2001年宇宙の旅」と「エイリアン」くらい違う。
しかし、二つの「シャイニング」として完結させているところは評価したい。
ビリーの包容力に胸打たれる
ビリーの優しさに再度触れたくて
パンフレットをざらっと読んで
いざ2回目の観賞へ。
実は「シャイニング」は未観賞
原作も未読のまま本作に挑むが
展望ホテルの禍々しさを更に感じたくて
観賞後さっそく「シャイニング」BDを予約
原作も来年の読書リストに追加した。
それにしてもやっぱり
ビリーには胸が締めつけられる。
……………………………………………………………………………
2019.12.3 TOHOシネマズ上野にて1回目
ダニーの再生の物語が胸を打つ
そこに大きな影響を及ぼすビリー
壮絶な過去も垣間見得る彼の
手放しの包容力が心地よい。
ああ、それなのに…
異端の者たちが追われるストーリーは
もはやスクリーンで多く語られているが
頭の中の引き出しやら大きな箱やら
ゴシックちらちらな感じに大好感
哀しみ湛えたファンタジーにも思えた。
ユアンの情けない髭面は
クリストファー・ロビンの面影を
完全にシャットアウト。
生尻も久々に観たわ。
長尺があっという間
絶大なパワーに反した無力感
そのまどろっこしさが愛おしい一本。
オマージュの成功
アカデミー賞独占級の映画だと思うのですが
これだけ緻密かつ大胆な脚本というのは何十年に一つというレベルでしょう。
キングの原作のテイストを余すところなく生かしていて、エンタメとしての要素がふんだんにあって、前作のシャイニングを遙かにしのぐ格調の高さすらある。
それで、演技は、前作どころか、今年の映画の中でもダントツ最高レベル。
なかでもファーガソンは多分今までで最高の演技で、悪役なのに超魅力的。
メインから端役まで全てレベルが高い演技です。
また、音響と映像も驚愕の高品質。
ドルビーアトモスでもないのに効果音が横から後ろに回り込むような繊細さ、静寂と音楽の使い方が最高の中の最高。
映像も信じられないほどに自然に見せている、恐ろしいシーンが。
いや、この種の映画で感動するとは思わなかった。
映画館で観て良かった、期待してなかったけど、最高でした、ありがとうございました。
シャイニングの続編でなくても・・・・
本作品を見る前に、改めて「シャイニング」を見てから本作品に臨もうと、「シャイニング」は公開当時私は中学生で、友人と見に行ったのですが、周りは怖くないホラーみたいな感覚でいましたが、私はお話にずいずい引き込まれた記憶があり、その後18歳位の時にビデオで見直して、それ以来の見直しをしました。
改めて見直した「シャイニング」は震えが来るほど面白く、あの舞台になった40年後を描いたのが本作品の「ドクター・スリープ 」という事で、大変に期待感を持って本作品の鑑賞に臨みましたが・・・・・
自身が思い描いた内容と全く違う作品だったからでしょうか・・・・私的には、大変にがっかりな内容でした・・・・
これって、「シャイニング」の続編?別に続編とする内容じゃないと思いますが・・・・
本作品、別に単体で良かったのではないでしょうか・・・・なんか別の角度から見た「Xメン」みたいな内容で・・・・
私的には、40年振りにあの呪われたホテルに向かって、昔の全てが描かれるのだろうと思っていたのですが・・・・・
単に1本の映画として見たらそれはそれなりにいいアイデアだと思うし、見応えも有ると思いますが、「シャイニング」の続編としてみたら・・・・
ま、元々「シャイニング」はキューブリックが、スティーヴン・キングの原作を原作通りに作っていないと聞いているので、続編こそ、原作通りなのかもしれないけど・・・・・
キューブリック、ニコルソンの方が私には印象もインパクトも大きかったので・・・・・・本作品は、ちょっと・・・・
続編かぁ、、
あの可愛かったダニー少年もすっかりやさぐれてしまってて驚いたが、生気を吸う悪役の存在が現れたり、超能力レベルの女の子が現れたり、ん?続編なの?ジャンル違うような?と思ったが思いのほかこれが面白くて。
悪役のみなさんがまた不気味で、少年を捕食するシーンはかなりきつかった。でもわりと個性ありそうなメンバーだったけど中盤わりとあっさりとやられてびっくりしたなー
あんたらそれで死ぬのかい!
後半のホテルに行くシーンは緊張感とワクワクドキドキでシャイニングファンからしたら鳥肌物でした!
子供の頃ホラー映画好きで何回も見てたのでダニーと同じようにここに戻ってきたって感情移入。
結末はなんとなく予想できてしまったが長い時間を感じさせないくらい楽しめてしまった。
しかしジャックニコルソンのそっくりさん、贔屓目に見ても雰囲気だなあ
最後のほうは駆け足なのがちょっとマイナスかな?
シャイニング見てる人前提でほぼ満点だけどシャイニング好きじゃなければ星3くらいだと思う。
ずっと眠たかった……
映画シャイニングは最近復習で観ましたが、原作は前作今作ともに未読です。
映画シャイニングの続編として観るにはあまりにも作風が違いすぎる。原作準拠なのはきっと本作の方なんでしょうが……いっそシャイニングを原作寄りでリブートしてからドクタースリープを制作すればよかったのに。
もしくは完全にキューブリック風に振り切るかして欲しかったです。脚本相当頑張ったんだろうなという努力は見えましたが。
シャイニングのオマージュ部分では多少目が覚めましたが、超能力バトルとか興味がなくてずっと眠たかったです。展開としては謎があるわけでもなく斬新でもなく王道だし、サスペンスにもホラーにもゾンビにもなりきれず中途半端な感じ。あと長い。
キング寄りの出来
良くも悪くも古いホラー映画の続編
『シャイニング』からの一つの物語として楽しむ事ができました。
40年前の映画「シャイニング」はスティーブン・キングというよりスタンリー・キューブリックの作品になっちゃってますから、今回の『ドクター・スリープ』はそのギャップが明確に出ざるを得なく、そこが前作ファンからすると… なのかもしれませんが、
映画史に残る名作、キューブリックの『シャイニング』をそう簡単に上回る作品は出来るもんじゃありませんよ!
そんな気持ちで観たので、これはこれでかなり面白かったです。
最近のサイキックシリーズ物と比べられてますが、戦う動機、その周りの友情や親子の絆、も手を抜かず描かれている所に前作のリスペクトを感じ、一つの物語として楽しむ事ができました、欲を言うとレベッカ・ファーガソン率いる適役が薄っぺらく役不足でした。
改めてキューブリックの『シャイニング』の偉大さを痛感しました。
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