劇場公開日 2019年11月29日

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「例えるなら、「ドラゴンボール」世界で「アラレちゃん」が大活躍するような話」ドクター・スリープ SIGさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5例えるなら、「ドラゴンボール」世界で「アラレちゃん」が大活躍するような話

2019年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前作キューブリック版で殆ど投げ捨てられていたシャイニング(超能力)の設定。
今作はこれをストーリーのド真ん中に持ってきた作品。
だから作品のコンセプトが全然違っていて、ホラー映画よりもヒーロー物に近い作りになっている。一応、ホラー要素は加味されてるけど。
実は前作キューブリック版を傑作と認めつつ大嫌いだったんだが、今作はその長年ため込んでいた不満(おざなりにされていた超能力設定とか)を盛大に解消してくれたんで、観ていて楽しかった。
だけど逆にキューブリック版を信奉する人達には不満な作品だと思う。

純粋なホラーを期待して観に行くとガッカリするだろうから、今作のコンセプトを簡単に伝えると、「僕らのダニー少年が成長してやさぐれ中年ヒーローになって、少女を助ける王道ファンタジー」と言う感じ。
ただ、作品間のコンセプトが違いすぎる上に主人公が殆ど関係ないのに事件に関わることになるんで、同一世界観の別作品主人公が後輩作品にゲスト助っ人で来てる感がある。そしてその感じが凄く楽しい。

個人的には凄くオススメな作品です。

SIG
bionさんのコメント
2019年12月2日

> 映画初っぱなの、幼少期ダニーも同じ状況でしたから、役割を受け継いだことを意味するシーンでもありましたね。

なるほど、すっきりしました。

bion
bionさんのコメント
2019年12月1日

解説ありがとうございました。
あのホテルまで、アブラの霊体が移動して箱に封じ込める能力を試してみたということですね。

bion
bloodtrailさんのコメント
2019年11月30日

タイトルの例えが上手いですw
適切過ぎですw

bloodtrail