黒い司法 0%からの奇跡のレビュー・感想・評価
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何時になったら差別は終わる
本作品大変に素晴らしい内容でびっくりしています。
本作品が実話と言うのも大変にびっくりしているのと同時に、1987年と言うと、今から33年前・・・50年も前の出来事と言われれば納得出来るのですが、1987年に、まだまだこんな話が有るんですね・・・・大変にショッキングな実話です。
テーマが非常に重く大変に重厚な作品ですが、なぜアメリカとと言う国は、黒人に対して差別をするのか、黒人が人道的、ひとりの人間として扱われていない現実に大変にショックと怒りさえ感じさせられます。
主人公のマイケル・B・ジョーダンの演技も大変に素晴らしく「クリード」とはまた違う一面を見た気がします。
ジェイミー・フォックスなども同様、出ている俳優さんたちが、実際の人物としっかり同化していて、本物の人間を使って当時の様子を撮ったような錯覚さえします。
何にせよ、諦めてはいけない、諦めなかったら道は開かれる、また、99%が善人であり、ほんの1%が悪人であり、どんなに考え方が違いが有っても熱心に説いていけば必ず正しい道は開かれる・・・・
我々の普通の生活に置きかえてみても大変に刺激ある映画の内容だと思います。
本作品がアカデミー賞にかかれば本当に嬉しくなるな・・・・
本作品、実際に主人公のモデルの弁護士さんがプロデューサーとして本作品に協力しているそうです。
PS
しかし、毎度思うのですが、本当にこんな差別が有るのなら許せない!
チャック・ベリー、リトル・リチャード、ジョン・リー・フッカー、ハウリング・ウルフ
ロックやブルースを作った神様にこんな差別は本当に無礼だ!!
2/13 試写会
Based on a true story. 今を生きる私達へのアラバマ物語 --- これは映画を大きく飛躍させるような作品ではない。ただ、これは全人類必見の血の通った名作である。これはもしかするとあなたが今までに幾度となく見てきたタイプの"予想"できる作品かもしれない。ただ、心突き動かされるのに理由なんていらない、パワフルな法廷モノの新たな金字塔。見過ごすには惜しすぎる。ブライアン役マイケル・B・ジョーダンとマクミリアン役ジェイミー・フォックスの名演がより素晴らしいものにしていることは言わずもがな、個人的にはキーパーソンとなるラルフ役ティム・ブレイク・ネルソンも良かった。自身で脚本も担当して、それらを紡いでいく監督デスティン・ダニエル・クレットンの手腕は傑作『ショートターム』然り素直に心掴まれ気持ちを持っていかれる。彼の盟友ブリー・ラーソンも彼女らしい一本気な正義の人を体現している。中には「こういう"実話"モノもういいよ」と思う人もいるかもしれない。ただ、それは大間違いである。こうした人間の尊厳を踏みにじる差別と迫害の歴史、いや悲しいかな現在まで続いている状況は、だからこそ何度だって語られる価値があるし、その一つ一つの"実話"に人生振り回されたり尽力したりした人たちがいることを忘れてはならないのだから。大きいも小さいも使い古されたも新しいもない。根本に訴えかけてきて、ぐうの音も出なかった。
EQUAL JUSTICE INITIATIVE 彼らが長年にわたり無償で行ってきた活動はまさしく"正義" --- それによって多くの人々の命が救われてきたことに感慨と尊敬の念を覚える。ただ、作品自体は決して楽観視することなく最後にはまだまだ変わらないといけない現状もしっかりと取り上げる(ex. アダム・マッケイ作品、スピルバーグ『ペンタゴン・ペーパーズ』)。あの保安官は本気でムカつく。直近で言えば『リチャード・ジュエル』を見ても思ったことだが、こんなにもずさんな捜査が(少なくとも)20世紀末比較的近年までまかり通っていたなんて驚きだ。しかも本編最後の最後に出てくる誤審による死刑囚の数にはもっと愕然とさせられる。ふざけるな。黒人だからってなんだ。美談で言ってるわけじゃなくて純粋にその感覚が分からない、白人至上主義なんてバカげてるし憤りしか覚えない。実際、本作主演マイケル・B・ジョーダンが脚光を浴びた『フルートベール駅で』でもそうした警察官によって殺された実際の青年を演じており、この数年でそうした状況に直面する実際の人物をまた演じていることからも、(非常に残念ながら)圧倒的な数であることが伺えるだろう。
「生来有罪」「推定有罪」IN GOD WE TRUST
腹黒の白人検事の方がよっぽど黒い気がしたよ。
白人の腹の中は真っ黒黒。
真実を全て撤回し、自分たちの発言のみを有効とする。
改めて、アメリカってジャイアンみたいな国だなって思いました。
黒人差別というから、凄く昔の話かと思ったら、30年前の事件だったというから驚き!
テレビもパソコンもある情報社会の時代に、こんなにも時代遅れな差別が存在していることに衝撃を受けました!
黒人が事件に関わっている、怪しいと思ったら、即刻逮捕する白人達の身勝手さが腹立たしい。
自分たちのいうことは全て正義だ真実だと、証拠もないのに決めつける司法の世界が酷過ぎます…。
弁護士のブライアンが必死に証拠を揃えて、無実を訴えようとしても、根拠なんかひとつもなく訴訟を撤回するその惨たらしさ。
検察側の態度があまりにも酷過ぎて、後半は言葉にならないくらいの、悲しさと切なさが込み上げました。
それでも、ブライアンは冤罪の人たちの命を少しでも救おうと必死に証拠を探して訴え続けます。
事件を起こした人の10人に1人が冤罪だったこの時代…。
何が真実で何が偽りなのか?
根底の部分が分からなくなりかけている中で、1人でも多くの人の無実の罪を救おうとコツコツと努力し続け、掴み取ったブライアンの正義に感動しました。
でも…、ブライアンの訴えも虚しく死刑が執行されてしまった人もいるというから悲しい。
今でも続いている冤罪事件の訴訟で、1人でも多くの人の無実が証明されて欲しいと心の底から思う映画でした。
最後に…。
マイケルBジョーダンさんのつぶらな瞳がとても可愛くて、弁護士にぴったり。
そして、ジェイミーフォックスさんの、情に訴える熱い演技が素晴らしかったです!
素敵な映画をありがとうございました(^^)
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