黒い司法 0%からの奇跡のレビュー・感想・評価
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予想以上
一言「劇場で見たかったなあ!」
冤罪(多分)で死刑囚となった黒人を、黒人弁護士が助ける。
まあよくある話だよなあと思ったら。
これがどうしてどうして。
◎よかった点◎←今回は予測の斜め上をいった点
・アラバマ=アメリカ南部。人種差別が国内でも根強かったエリア。
そこで起きた「1989年頃の“実際の話“」。
割と最近の話、まだこんなで事件があったんだなあ。
・主人公は北部出身でハーバード大卒の弁護士。
だけど黒人というだけで、刑務官に全身の身体検査をさせられる。
事件の根深さを表すシーン。
・裁判のシーンは割と少なくて。
そこまでに至るいろんな調査や、やりとり。
過程がじっくり描かれているので、裁判シーンに気持ちがグッと入る。
・「俺たちはずっと仲間だ」。
死刑囚たちが自分の気持ちを、音で示すシーンが印象的。
場面は少なかったけど、最初弁護士を差別的に身体検査した刑務官。
徐々に温情的になっていくのが、ニヤリ。
△いまいちな点△
・なし
いやー見終わったあと、涙がポロポロしちゃったナイスな1作でした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「正義にはまだ間に合う」
実話である事の怖さ!
こんな冤罪が1980年代にあったなんて、憤りや悲しさ、アメリカの恐ろしさを思い知らされる。黒人を軽視する白人の奢り。この事件だけではなく、無実の罪で死刑になる黒人が大勢いた事実は悲劇としか言いようがない。
そんな無実の黒人を助けようとする弁護士のブライアンは超エリートで、高収入を得て悠々自適に暮らす事も出来るのに、信念を貫いて無実の人々を助けるために奮闘する。凄い人だ。一緒に仕事をするエバも、白人女性なのに、家族が嫌がらせを受けても負けずにブライアンと共に闘う。エバも強い女性だ。彼女のような白人がいてくれた事が救いではある。
白人警官が黒人を逮捕する際の執拗な暴力や死亡させてしまうケースをキッカケに暴動が起こったりと根深い差別は2021年になった今でも無くならない。肌の色で差別している場合ではないのに💦今の世の中、世界中で力を合わせて闘わねばならない事は沢山あるのに💦
エンドロールで実際の映像が流れたけれど、みんなよく似ていて、さすがだな〜と感心した。似た俳優を選ぶんだろうけど、俳優も本人に似せていく、凄いです。
まともな裁判さえしてもらえずに死刑判決が下されて執行を待つだけの状...
こんな冤罪があるなら死刑制度はなくさなきゃいけない
権力者が真実を曲げても、希望があれば前へ進める!
現在のBLMにマッチした象徴的な社会派作品。ただし、黒人ということは強調してなくて、貧困など社会弱者という言葉を使っているのも印象的。しかも実話であるということが驚き。黒人差別の根強いアラバマ州での冤罪事件を扱い、司法の杜撰さも浮き彫りにしている。
皮肉なことに「アラバマ物語」の舞台となっているモンロー郡というのも凄いことで、人種差別をなくそうとする町が半世紀の間に元に戻ってしまったのも興味深い。しかも、扱う事件は胡散臭い証言によるもので、物的証拠は何もない・・・何じゃこりゃ。
人々が安心して眠れる社会。その“人々”には黒人、貧困家庭は含まれているのですか?若き弁護士ブライアン・スティーブンソンは問う。「貧困の敵は正義」だとも主張する。つまり誰でもいいから犯人をでっちあげることで人々は安心を勝ち取ることができるという、偽の正義が横行しているわけだ。自分も死刑になるからと、司法取引によって“でっち上げ”を強要されたマイヤーズも貧困世帯。検察にとって都合のよい犯罪者であった。
日本でも冤罪事件はあるけど、アメリカほど多くはなさそう。そして10件の冤罪のうち1件しか釈放にまでは持っていけない現実。その冤罪被害に遭うのもほとんどが黒人・・・
ちょっとしたことですが、車の運転者を白人か黒人かと見極めようとする姿も見られ、まずは人種チェック!といった様子が興味深いところでした。もちろん黒人弁護士のブライアンもそれをやっていた。どうしても見た目で決めちゃうんですね。
こうした法廷モノは大好物。判決は楽だったわ~などと、結審する裁判官の言葉も面白いし、再審請求が中心となる展開も緊張感max!!! マクミリアン(J・フォックス)の静かな演技もいつもと違い、あらたなジェイミーの姿を目撃した気分。マイヤーズの火傷痕のメイクアップも良かったし、家族たちの演技がもっと良ければ言うことなし!でした。
ビビる白人俳優が巧い
Lives matter
白人警官による黒人に対する行いが社会的争点となった今年に象徴的な一本。差別問題なのか当時の捜査の杜撰さを扱った話か分からないほどデタラメな対応。日本人として笑えぬところ。
白人の変化がストーリーの肝となる。終始、象徴的に背景に入ってくる看守、そして検察官。なによりも供述を変えたマイヤーズを演じたティムブレイクネルソンの演技が印象に残る。しかし、白人の変化に希望を寄せるといっても、これは30年前の話で、今年起きた事象を考えると、ループ感が否めない。
この話のポイントは、むしろマスコミの役割かもしれない。流れを変えた60 minutesエドブラッドリーのレポート。真実を伝えるメディアにどれだけの信任を示せるかが、こちらの課題かもしれぬ。
「フルートベール駅で」を観た方が良い!!
ありふれた内容でテンポも悪いので、とても退屈で内容が頭に入って来ませんでした。主人公の表情が終始乏しく、逆境を撃ち破るぞと言う気持ちには全くさせてくれませんでした。黒人差別の問題は語り尽くされていると思うのですが、私たちを取り巻くワクチン、5G、長時間労働、非正規労働、放射能、汚染水、食品添加物、遺伝子組み換え、種苗法、自由貿易、経済特区、新自由主義等の問題は全く話題に挙がらないので、気が気じゃないです。
重厚しかし見やすく面白かった
面白かった。
よくある裁判物と流れは変わらないけど、
それでも苦難に次ぐ苦難。差別に次ぐ差別。
それも、最後まで覆らなそうなまま
話は進めから目が離せない。
そういう意味では作りは半沢直樹。
しかし、「評決のときと言いアメリカという国が
いかに黒人を差別して来たかが分かる作品だった。
こんな事じゃ外を歩くのは怖いし、
一人でいるのも怖い。
常に誰かが自分が何をしてるか知ってる人がいないと
真実も証明出来ない。
しかもそれが黒人同士だったら何の意味もない。
国の分断は今に始まった事じゃないんだなと思いました。
ジェイミールフォックスの「何が起きたんだ?」という
台詞とキョトンとしてる演技が泣かせた。
マイケルBジョーダンの「権力者が真実を曲げても
希望があれば前に進める」という言葉は映画だけじゃなく
現在のアメリカに向けて言ってるような気がした。
これが実話とは!
こういうのを見る度に思う
差別は今も尚・・・勝利に導くものは正義
とてもよかったのですが
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