黒い司法 0%からの奇跡のレビュー・感想・評価
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強い信念
我々は試されている、恐怖による支配または法による支配どちらを選ぶのか
名門ハーバード大学生を卒業後、弁護士となった黒人ブライアン。黒人差別が激化した1990年代を舞台に、一つの実話である冤罪事件に焦点を当てた今作品。東洋人である私は黒人差別は用語としての認識あるが、実際にこの映画のような扱いをされているとすると唾を飲む事も重くなりました。白人が支配している警察、検察側からの安易かつ不十分な証拠、真実を証言すると偽証罪、自分達に不利な行動をしようものなら理由もなく拘束、とても理不尽かつ捻くれた世界観と感じました。これを劇場で見なかったのは悔やまれる。主演はブラックパンサーのマイケルBジョーダン、その側近にブリーラーソンとまさかのmarvel出演組。
最後にブライアンの言葉を一部
『理想だけではなく、強い信念。そして希望を捨てない事。絶望は正義の敵である。権力者が捻じ曲げても希望があれば前に進める。座れと言われても立ち上がれる。貧困の反対は富ではなく、貧困の反対は正義です。国のありようは富裕層がどれだけ優遇されているのではなく、貧困層や弱者がどのように扱われているかです。・・・』
裁判に勝つことよりも、重要なこととは
実話
良い映画!
実話だけに説得力があります
実話であるという黒人弁護士の活躍を描く一方でむちゃくちゃな裁判で無実かもしれない人が死刑にされていったのもまた実話。
そこには黒人対白人という対立軸があって貧富の差も当然のごとく描かれている。
住んでいる場所も建物も見ただけで違うとわかるし黒人につく弁護士はヤル気の無い奴ばかり。
主人公も最初はやりにくかっただろうけれどだんだん誠意が通じ最終的には信頼を勝ち取っていく。
この映画に出てくる白人警察官の黒人の見る目のやらしさや、傲慢さは昨今、警察官の黒人をむやみに殺害する状況から、アメリカ社会は人種差別の歴史は進歩していないんだろうなと思ってしまう。残念だけれど。
でも、日本も至る所で差別はあるんだろうけれど・・・
この映画を見た白人はどう思ったのだろう。
少なくとも見た人自身が人種差別しないと思ってくれたらすごく価値のある映画だろう。
登場人物みんなの素晴らしい演技が光っていた。
ところで真犯人は見つかったのだろうか?
わたしはパトカーを運転していてつけ回していた警察官が怪しいと思っていたのだが・・・
公正であること
アメリカの差別はいつなくなるんだろう
差別との戦い
数字で感じる恐さ(´д`)
「アラバマ物語」が表す意味
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
以前の投稿の削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」として
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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黒人と言うだけで殺人の罪を着せられて
無実のまま死刑になった人がどれだけいたんだろうか?
アメリカの根強い黒人差別問題を
冤罪事件を通して描いています。
主演は「クリード チャンプを継ぐ男」や
「ブラックパンサー」の悪役キル・モンガーの
マイケル・B・ジョーダン
共演は「キャプテン・マーベル」のブリー・ラーソン!
超人の役を演じてきた二人だけに映画の途中、
腹立つ白人中年出っ腹親父(トランプみたいな)に
二人とも変身してやっつけてしまえ!
と言いたくなる様なひどい白人権力者ども!!!
最後まで気の抜けない物語であり
でも最後はなんとか心が晴れる作りになってます。
自分は人種差別なんかしない人でありたい。
ちょっと胸に手を当てて観て欲しいですね。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
この映画の最初の方で、主人公に対して
土地の白人達がやたらに何度も
「ここは『アラバマ物語』のモデルとなった土地だから」
「『アラバマ物語』記念館を見てくると良い。」と進める。
「アラバマ物語」と言えば1930年代のアメリカ南部で
無実の黒人青年を弁護する正義の白人弁護士の話で
そんな正義の物語のモデルとなった土地の人々なのに
こうして黒人を有罪にしている!
なんと言う皮肉!!
と、観た直後は思ったのだけど
改めて「アラバマ物語」のあらすじを読み直してみると
白人弁護士の弁護も虚しく、白人陪審員の偏見により
黒人青年は有罪とされてしまう。
白人弁護士は青年に控訴すれば無実になれると説得するが
絶望した青年は護送中に逃亡し、その場で射殺されてしまう。
つまり、何が何でも黒人を犯人にしたい土地なのだ!
と、自分たちの愚かさを宣伝しているようなものだ。
黒人問題だけでなく、この世の中に
冤罪事件ってどれだけあるんだろうか?
権力者が偏見を持つと言うことの恐ろしさが
嫌と言うほど伝わってくる映画です。
@お勧めの鑑賞方法は?
配信でも良いからじっくり観て欲しいです。
春のジェイミー・フォックス祭り③
そろそろ、過去の憎しみを掘り返す様な差別的作品も少なくなって来たかな。と思ったらコレ。
1980年代、差別的罪で刑務所送りされた黒人達の無罪を勝ち取ろうとした黒人弁護士ブライアン・スティーブンソンの実話を映画化。
序盤から勧善懲悪のストーリー展開と主人公も半沢直樹の様に正義貫き真相究明型で、その他役者達も台詞が多く分かりやすい。
台詞が多く分かりやすい=誘導され易い展開だけに、話をただ受け入れるだけの鑑賞者なら良いが、途中で内容を考えたり想いにふけったり、判断したりするのが好きな私としては、少し物足りない。
また、物足りない理由も主要役者以外が物語上どうなるか読めてしまうのもあるのかと。
黒人、白人、ほぼ二極化で展開する善悪設定も気に入らないかな。当時の年代、地域性の絡みもあるから仕方ないと言われるとそれまでですがね。
自分のテンション低いまま、映画が終わりました💧
無理矢理感動に持ち込まれる様な映画。
グリーンマイルが嫌いな私。そこに似ている。
「死刑判決の冤罪が多い」とエンディングで示唆されています。かなり怖い話ですね。
黒人死刑囚の再審請求に挑む弁護士の物語。
実話に基づいた映画のようですね。その重さを実感出来る映画です。
黒人というだけで、言われのない罪を着せられる市井の人々。
そして、冤罪を暴こうとする主人公達が浴びる、差別と非難。
BLM運動が起きる土壌を、改めて思い知らされます。
映画は、そんなアメリカの暗部を映す社会派ドラマとして、主人公と死刑囚との交流を描く人間ドラマとして、一見の価値があるものに仕上がっていると思います。
冤罪を覆すストーリーに「サスペンス色が薄いこと」、「法的劇としての面白みに欠けること」が、私的評価をやや下げた理由です。しかし、逆にそのことが、黒人差別の根深さを改めて実感させる、そんな映画でした。
冤罪で収監された黒人と弁護士の物語 当たり前にあると思っている正義...
予想以上
一言「劇場で見たかったなあ!」
冤罪(多分)で死刑囚となった黒人を、黒人弁護士が助ける。
まあよくある話だよなあと思ったら。
これがどうしてどうして。
◎よかった点◎←今回は予測の斜め上をいった点
・アラバマ=アメリカ南部。人種差別が国内でも根強かったエリア。
そこで起きた「1989年頃の“実際の話“」。
割と最近の話、まだこんなで事件があったんだなあ。
・主人公は北部出身でハーバード大卒の弁護士。
だけど黒人というだけで、刑務官に全身の身体検査をさせられる。
事件の根深さを表すシーン。
・裁判のシーンは割と少なくて。
そこまでに至るいろんな調査や、やりとり。
過程がじっくり描かれているので、裁判シーンに気持ちがグッと入る。
・「俺たちはずっと仲間だ」。
死刑囚たちが自分の気持ちを、音で示すシーンが印象的。
場面は少なかったけど、最初弁護士を差別的に身体検査した刑務官。
徐々に温情的になっていくのが、ニヤリ。
△いまいちな点△
・なし
いやー見終わったあと、涙がポロポロしちゃったナイスな1作でした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「正義にはまだ間に合う」
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