劇場公開日 2020年2月28日

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「「死刑判決の冤罪が多い」とエンディングで示唆されています。かなり怖い話ですね。」黒い司法 0%からの奇跡 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「死刑判決の冤罪が多い」とエンディングで示唆されています。かなり怖い話ですね。

2021年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

黒人死刑囚の再審請求に挑む弁護士の物語。

実話に基づいた映画のようですね。その重さを実感出来る映画です。
黒人というだけで、言われのない罪を着せられる市井の人々。
そして、冤罪を暴こうとする主人公達が浴びる、差別と非難。
BLM運動が起きる土壌を、改めて思い知らされます。

映画は、そんなアメリカの暗部を映す社会派ドラマとして、主人公と死刑囚との交流を描く人間ドラマとして、一見の価値があるものに仕上がっていると思います。

冤罪を覆すストーリーに「サスペンス色が薄いこと」、「法的劇としての面白みに欠けること」が、私的評価をやや下げた理由です。しかし、逆にそのことが、黒人差別の根深さを改めて実感させる、そんな映画でした。

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よし