「推定有罪の国でこの映画を見る」黒い司法 0%からの奇跡 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
推定有罪の国でこの映画を見る
マイケル・B・ジョーダンは弁護士役にピッタリだと思い、まさにその通りでした。忍耐、希望、信念、内省、共感の思いと理性、そして正義&慈悲が加わり、理想的な法律家を演じていたと思います。
みんなからチャーミングだと思われるようにすればいいのよ!というエバの提案は本当にチャーミングだった。
法廷もの、わりと好きで、弁護士なり検事が法廷で立つ→着席の繰り返しで、その人の自信、安定性、信頼性が見て取れる気がします。ブライアンは、起立したらジャケットのボタンをはめ、着席したら必ずボタンを外していました。一方、検察側の人はボタン外れっぱなしで如何に取り乱していたかが伺えました。
最後の州裁判でブライアンが述べた言葉には、力強さと気品と正義と真っ当な批判精神に溢れていました。法律の世界の言葉の持つ力と重要性に心打たれました。
あれだけの大量の資料、文書作成とやりとり、証人からの聞き取り…めまいがしそうな仕事だ!ブライアンがジョギングしてたの理解できます。
三権分立が何かわかっていない人が首相である国に私は住んでいる。怖い。
ブライアンがボタンをかけたり、外したり・・・俺もチェックしてました。
最近、お腹が出てきたので締めっぱなしは辛いです・・・(汗)
法廷モノはやっぱりいい!
初めて見た法廷ものって何だったかな~などと記憶をまさぐってしまいました。
talismanさんへ
場違い、板違いは得意技のBloodです。電気椅子と言えば「ショーシャンクの空に」にも登場しますが、原題の中にも出て来る"Rita Hayworth"と”Fred Astaire”が踊る"The Shorty George"と言うフィルムをYoutubeで発見したんですが、野郎どもがリタ・ヘイワースに熱中した理由が、一発で分る動画でしたw アステアのダンスも優雅で、お勧めです!
talismanさんへ
電気椅子の方が苦痛が長続きしないだけ、と言うか、日本の絞首刑が残酷なだけです。日本の絞首刑は「吊る」のではなく「落とす」方式。自重と落ちる時の勢いで、頸椎が折れてしまい...以下自粛します。死刑廃止論は別としても、その方法は21世紀の科学技術の程度にそぐわないものになっていることは事実です。電気椅子も、ですけど。
今、私達が分かったつもりになっている脳活動の仕組みや、痛み・苦痛を感じるメカニズムの範囲で言うと、電気椅子の方が。痛みを感じる受容器と情報処理する脳が、一瞬で同時に焼き切れ、如何なる電気的変化も起きない物体になります。スミマセン、無機的な説明しかできなくて…
bionさん、
コメントありがとうございます。私は原作が先でしたが、映画のコーフィ役とトム・ハンクスがとてもよく(笑える箇所もあって!)、作品の印象が大分変わりました。
新潮文庫6巻本『グリーンマイル』の第4巻にありました。ドラクロアが電気椅子で処刑される際、彼を好んでいない看守のパーシーが、意図的に海綿に塩水を含ませず乾いたままにしたため、「見世物」の死刑が惨事になってしまった場面のことです。映画にも、この場面あったと記憶にあります。
コーフィでなくて、多分、別の人で、担当者が新人だか悪意があったかで、頭に乗せるスポンジにちゃんと水を含ませなかったことで起きた「事故」だっかなと。原作で確認してみます!
talismanさんへ
グリーンマイルでコーフィが電気椅子で、すぐに死ななかったのは、大男で体が強くて生命力が強いからだと思ってました。州や時期によって電圧が異なるのかも?