ジョーカーのレビュー・感想・評価
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良さがわからない
どうしてもバイオレンス描写が多い最近のアメリカ映画には耐性がないので、評価は下がってしまう、犯罪者や異常者のなれの果てというか、人生狂ってしまうっていうのはわかるが、それをどこかで美化するような、認めるような映画はどうしても好きになれない。
すくなくとも人にいい映画ですよって薦めるような内容ではないことは確かだ。
映画館で暗い中鑑賞していたらさらに恐ろしいかも
自宅で昼間に見たことで不気味さが和らいだのは間違いない。
数多くの不幸がジョーカーに降り注いでいて、この様に変貌してしまうのは仕方がないと思ってしまった。
それにしても取り締まる側のなんとも無能なこと。
心の闇
なんだかシンパシーを感じてしまう。そんな自分が怖い。
この映画はアーサーほどではないにせよ、だれでも少しは持ち合わせているであろう、狂気性を見事に体現している。
だから観終わった後、後味の悪さが残った。
暗いけど、いい映画だと思います。
映像がレトロチックで、チャップリンの映画を彷彿とさせる。
都会の街があまりにも汚く、ゴミが多い。治安も悪く、ストライキのデモで人々は荒れている。何一つ明るい話はない。
そんな中、劇中で何度もでてくるアーサーの泣き叫ぶような笑い声が不気味に響いていた。
弱者はどう生きる?
ジョーカーを見始めた。バットマンのジョーカーが誰かよくしらない。これはハリウッドの有名な作品で、私の大好きな社会正義を描いているからと聞いたので気軽に見始めたら、もうつまらなくて我慢ができない。今、半分まで見たけど、これからの頃を観るばきかどうか思案中。本当につまらなく、気持ちが入っていかない。これは、途中までみて書いている。
確かに、アーサー(ジョーカー)が福祉施設で、カウンセラーと話すシーンは圧巻だ。ジョーカーに、カウンセラーが否定的な思考があるか聞くが、ジョーカーは何も聞いてくれないと彼女にいう。彼女が聞く姿勢を持っていなく事務的なのは感情移入が恐ろしいのかもしれないし、カウンセラーとして未熟なのかもしれない。と思っていたら、この事務所が閉まり彼女も仕事を失うことがわかる。
アーサー(ジョーカー)が自分の生きてい間に、自分が存在しているという自己に意識がないと。
その後、地下鉄で殺人をすることにより、『人々に注目されてきた』と気分がよくなってきている。悪事を働くことでも、人から注目された方がいいらしい。現代社会でこういう類の犯罪が増えているが、自分が虫けら以下の存在で誰も相手にしてくれないことを十分味わってるんだろう。コロナ禍のなかで、人々との関係が希薄化するなかで、精神的に不安定な人や自分がどこでも認められないという悩みをもつ人がもっと増加しているだろう。
きっと自分にポジティブになれないし、社会の悪いことばかり気になり、社会のためにちっぽけなことでもなにかすることはできないんだろう。それに、ましてや、社会が混乱して、悪事を働いた物を祭り上げる社会で、カオスだから。
アーサーの場合、精神病を抱えているから、こういう社会で生きていくのは何よりも大変だろうが。母の偽手紙のあとで、益々自暴自棄になったり、自分勝手な暴力行為に出て、自分中心に物事を考え、私からの観察だと、自分を正当化して悲劇の主人公になっているように思える。
正直言って、いつでもいいから、アーサーの話を聞いてあげられる人、そして、彼が精神的な繋がりがどこかで持ってたら、数多くの殺人を犯さなかったかもしれないし、かれの生き方もよく変わっていたかもしれない。
最後までやっと観たが、監督の主旨が読み取れないが、米国社会の多種多様な問題が、人間関係の希薄、犯罪、虐待、精神障害の人々の立ち位置、権力の横暴、テレビ局の質の低下、医療福祉の崩壊、群衆心理などが、ぐちゃぐちゃに出てきている。アーサーにまったく同情するわけではないが、弱者がもっとも生きにくい世の中になり、それが、犯罪につながっていってしまっている。この状態が精神的に課題を抱えているアーサーにとって拍車がかかってきてしまっている。
コロナ禍のなか、私たち一人一人が大切されたいし、大切にしたい。
わからんではないが
ジョーカー 誕生の過程を描いた作品。
あそこまで残忍になれるのが不思議といえば不思議。
ま、理解できるものじゃないのかもしれないけど。
自分にはこういう作品は合わない。
映像は綺麗だと思うが。
視点は良いけどさあ
やはり、DCUのトップ、バットマンのヴィランの中の一人であるジョーカーをテーマにするって無理なのかなあ。観客に同情を誘う生い立ちや主人公を襲う悲劇をまるでドキュメンタリーみたいに撮影して何が響くのか?まあ、壮大な後付けとしては脚本は良く出来てるが何かジョーカー自身が弱々し過ぎて途中で興味が薄れてしまいました。
蛇足
昨年劇場で鑑賞、昨日改めてwowowで視聴しました。
二度とも、映画自体の出来は大変良いと感じました。隙のない作りこみの施された労作であることは間違いないと思います。
しかし点数を低くつけざるを得ないのは、この映画の構想そのものが蛇足に思えるから。
傑作『ダークナイト』でのジョーカーの破格の存在感は、彼が決して凡人には共感も理解もできないところから生まれ、想像もできないような異質な内面世界を生きているという、圧倒的な断絶を見せつけるところから生まれていたと思う。ジョーカーの持つ破壊衝動や憎しみを、我々凡人は「動機」などというこの社会の言葉で理解したり表現したりすることは決してできない。その完全な異質さこそが、彼の恐ろしさでもあったはず。
けれども、この映画はそもそもジョーカーを我々の理解できる存在として描こうとしてしまった。いわく、社会不適合者ではあるけれど根は善人である彼が、自分ではどうすることもできない不遇の連続の中で、社会に対する敵意をふくらませていったのです、彼が今の彼のようになったことは、我々にも十分共感できることです、何なら私達一人一人だってその責任の一端を負っているのじゃありませんか、と。そういう説明じみた背景譚が、果たしてこの一連のシリーズの中で果たして描かれる必要があったのだろうか、疑問しか感じない。
彼がジョーカーへと変貌する過程のエピソード自体が虚構をはらんだメタレベルのフィクションだという理解もあるようだが、そんなことはどうでもいい。たとえそうだとしても、この映画はそもそもの成り立ちからして、ジョーカーを庶民の手の届く・共感できる存在に貶めてしまうものだったのだから。
1年後のBLM問題を予知していたかのような作品
2019年公開ではあるが、1年後のBLM問題を予知していたかのような作品。不幸な境遇に生まれ、目に見えない障害を持ち、社会に虐げられながら底辺で生きる市民が法を犯した時、人はそれを裁けるのか?社会としての正義と個人の尊厳の間の残酷な描写が続く。Do the Right thingに通じる「俺たちは虐げられてきた、だから報復をしても構わない」という理論を正当化するような内容にも通じるものがあったが、あちらがジャッジを視聴者に委ねたのに対し、こちらは弱者に寄り添い権力(と資本家)を憎む視点に徹していたと思う。それにしても映像表現とシナリオの巧みさで完全にストーリーに飲み込まれた。もう誰もジョーカーを憎むことはできないだろう。それまでは完全に悪役として描かれてきた彼にこの背景があったと知ったら、今までのバットマンの見方が完全に変わってしまう。それが良くもあり悪くもありなのだろうが。
狂気
え~(>_<)
コワイ
コワイ
コワイ
今回改めて思ったのが、
狂気な物語を見ると自分も狂気側に引き込まれてしまうのではないかという怖さ。
だから、ホラーやサイコ物は苦手💧
本当にコワイ。
無理。
レビューにならない💦
ホアキンの演技、すごい。
落ち着いたらジャック・ニコルソン版観てみます✨
ジョークを言う人
昨年劇場で観て、改めてWOWOWにて。
この映画自体が「タチの悪いジョーク」。
時計の時間や利き手など、現実なのか妄想なのか分からず、全て信じることができない。
音楽も劇中で鑑賞されている作品も、演出として巧みで「映画」という手段を最大限に使って表現していると思う。
一方通行的なストーリーでなく、感想や意味付けは観る者に委ねる映画はやっぱり楽しい。
この映画を鑑賞後に思うことは、「悪のカリスマ誕生物語」と期待してはいけないのだなということ。悪行をしようと思っていたのではなく、積み重なりが結果として悪に走らせてしまった。そもそも「悪」も主観なので善悪の判断基準自体も曖昧ではないか。
「悪のカリスマ」ジョーカーを期待して、この作品のジョーカーがイメージと違うと言う人もいるだろうが、それも含めてこの作品はなおさら人それぞれでいいんだと思う。
明るい気持ちには決してなれないが、年に一度は観て新たな発見をしていきたい。
人間の狂気とは
非常におもしろかったです。誠実に生きてきた人間が、徐々に狂気を帯びてくる様が実にわかりやすかったのもよかったです。昨今は、悪役の内面まで深く掘り下げる作品が多いですが、実にシンプルな作りで、変なメッセージ性もないので見やすいです。怪演でした。
多様とは何か?
弱肉強食は変わらず多様を求める社会は、結局のところ強者の我が儘を許す社会でしかない訳で。強弱のない世界がある訳でもなく。結局弱者は泣き寝入りするしかないと言うお話し。ダークヒーローでもなんでもなく、ジョーカーは毎日何人でも生まれているんだろうな。と思うのである。
金持ちへの羨望を洗うカタルシス
主演・ホワキンの怪演はもう彼方に突き抜けたレベルでもう言葉も出ない。美男も美女も出てこないし、愛だの友情もない。無関心、暴力、虐待、。いい思いしてるのは限られた金持ちだけ、愛情、友情なんて甘いことなんてないっていう鬱憤を引き裂く。
映画への期待のひたつに閉塞した思いをスカッとさせるものだとしたら、この映画のヒットもうなずける。撮影テクニカル的には、光とフレームワークはもうピカイチ、さすが、プロ中のプロ集団。
目を背けてんじゃねぇよ
空虚?
妄想?
精神障害者の夢オチ?
動機は正当でも殺人は看過できない?まぁそれはそうかもな。
でも殺人って肉体的に殺すことだけか?本当に?
良識ぶったカスどもが偉そうに物申してるが、まぁ精々そうやって現実から目を逸らしてろよ。これは正義とか悪とかではなくて虐げられた1人の男の話だ。
一つ言っておくと、ジョーカーはどこにでもいるし、もうすぐそこまで来てる。
何がきっかけで始まるか分からない。でも始まったら今まであった何もかもが全部ぶっ壊れる。アメリカの暴動なんて目じゃねーよ。
だから今のうちに裁判官としてではなく、こういう人間もいるのだという目で受け止めたらどうだ?偉そうに講釈たれてねーで身近で苦しんでる奴がいたら陰口じゃなくて声の一つくらいかけたらどうだ?
まぁ全部ジョークだけど。笑えるだろ?
怒りが正当だからと言って、人殺しまで正当化されるのか?
精神に重い障碍を負っている主人公が、数々の殺人の末にJOKERと呼ばれるようになるいきさつを描いた映画です。
……と、↑この1行を見ただけで、日本映画界では絶対に撮られる可能性がないテーマであることは分かると思います。
そういう主人公ですから、主人公の主観のうち、いったいどこまでが妄想で、どこからが現実で……を意図的にボヤかして描いているため、観客のゾワゾワ感を強烈に刺激する映画に仕上がっています。
すでにJOKERがバットマンと戦った鬼気迫る映画を数年前に観た人が対象なので、ようやく成立するストーリーなのだと思いますが、前作同様、危険きわまりない作品だと感じました。
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