劇場公開日 2019年10月4日

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ジョーカーのレビュー・感想・評価

全1172件中、161~180件目を表示

3.5共感がすごい

2019年12月6日
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ダークナイト好きな僕にとっては絶対に見たい作品だったが予定がなかなかつかず、やっと鑑賞。ストーリー自体は予想通りの展開だったがひとつひとつのジョーカーに起こるイベント、それに対するジョーカーのリアクションがものすごい共感!やな事続いたら物に当たりたくなるし、クソみたいなやつに絡まれたら殺したくもなるよね。彼女ができたできたと思ってたら妄想だったとか、、そりゃ癇癪起こすわ。雰囲気と音楽に浸れる。

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にしこ

0.5不愉快すぎる

2019年11月4日
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映画を観てこれほどまで不愉快になったことはない。
ダークナイトで描かれているように、ジョーカーは日常や過去が分からないからこそ恐怖を感じる存在であって、それがバットマンの宿敵たる所以なのに、こんなくだらない生い立ちを勝手に作って、イメージを地に落とした監督は、映画会から追放してもらいたい。
ヒース レジャーが可哀想。
過去の名作に影響された、どっかで観たことあると分かりすぎる演出やシーンも終始鼻につく。
これを面白いと言っている観る目の無い輩が多いことは、実に嘆かわしい。

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Clint

2.5うーん、そんなに良いかな…?

2019年10月30日
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鑑賞方法:映画館

予備知識は一般人(?)程度で見に行きました。
ジョーカー=バットマンの悪役、悪のカリスマ的かっこよさ、犯罪都市ゴッサムシティの王(的な?知らんけど)
ってことくらいが頭の隅にあった。
そんでバットマンがすこし古めのアメコミってことも。(つまり舞台を現代にされてる訳ではないんだろうなって考えてた)

そんなくらいの頭で見終わったら、疑問がたくさん出てきた。

これバットマンのジョーカーである意味ある?まずここはどこ?いわゆるゴッサムシティ?そんで時代はいつ?バットマン(ブルース)が子供で、白黒テレビの感じからして1950、60年代とかって感じ?そんな時代に冒頭のメンタルセラピーみたいなカウンセリングあったの?少なくとも日本はそれくらいの時代は精神衛生法なんてものもあったんだけど、アメリカは違うんかな、いやあそんなに違わないと思うけどなあ、『ビューティフルマインド』みたいなイメージあるし。とにかく、あのメンタルセラピーはなに?まじで時代設定はいつごろなの?まあフィクションだしそこらへんは曖昧なんだろうけど…。現代風にしても良くない?SNSに晒されるイタいコメディアンみたいな、それで「まったく新しいジョーカー」みたいなのならわかるけど…。

設定の疑問が浮かび続けて、ストーリーをしっかりと楽しむことができなかった。

そういう細かい設定なんて気にしやがって、この映画の本質はそこじゃねえよ…みたいに思われるかもしれないけど、それが頭に引っかかってからは、全部破綻した「作り物」にしか見れなくて。ホアキンフェニックスの素晴らしい演技、狂気じみた笑い声も、家でDVDで見た『時計仕掛けのオレンジ』のマルコムマクダウェルの声に聞こえてくる。すなわち作り物。まあ映画なんて常に作り物だけどさ。
『joker』を見てる自分を頭の上から見てるみたいな。
没頭することによって映画を見つつ傷つくし何かを得ると思う(勝手な自分の考え)けど、没頭できなかった。

これを見て痛みとか苦しみとか、それから解放されるための身勝手さとそのための暴力とか、なんとなく理解できそうだけど、もっと違う方法があると思う。ジョーカーじゃなくても、ゴッサムシティじゃなくても。

見てる間ずっとこれから面白くなるんだろうなあって思ってた。そんでその高揚感のまま終わった。

ていうか『キングオブコメディ』と『タクシードライバー』見ないと面白みを理解できないとしたら1つの作品としてはダメでしょ

というかこれが金獅子賞か……

思いついたことをだらだら書いた

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サバ缶

5.0いまっぽい映画

2019年10月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

普段アメコミ作品はあまり見ず、『ジョーカー』を見るために『ダークナイト』を見たくらい。アメコミ作品を見ない自分でも非常に面白かったです。バットマンシリーズを見ていればより面白味が分かるのかもしれませんが、『ジョーカー』だけいきなり見ても充分楽しめると思います。

貧富の差が激しい社会の中で、福祉などが削減され社会的弱者はますます追い詰められていく。そして極限まで追い詰められた人間が爆発する姿に哀しみと共感を覚えます。
でもただ辛いだけではなく、主人公の境遇を体現しているかのようなホアキン・フェニックスのゾッとする痩せこけた身体から発せられるダンスが美しく見とれてしまう。
また70年代調(?)の街並みや室内装飾もきれいだし、映像もちょっとノイズがあるフィルム調でかっこいい。
ストーリーもどこまでが現実なのか彼の妄想なのかわからない塩梅がいい。
たぶんいろんな角度から見ても非の打ち所がないのではないか。評判がいいのもうなずけます。すごい映画を見たという感じです。

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仮面貴族

3.0胸糞映画はやめよ!

2019年10月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

どんなに絶賛されようが、終始心を締め付け、震え上がらせ、軽蔑させる映画は自分の滋養にならないことを学べた。

若い頃憧れた、自由の国アメリカ、あんなに汚い国だったっけ?あんなに自己中な人ばっかだったっけ?あんなに人を馬鹿にする、冷たい国だったっけ?

地下鉄の汚さ、街の汚さ、バスの汚さ、店のきたなさ、部屋の汚さ…あらゆる汚さを堂々と晒されて、ずっと国の民度を疑ってた。最後の拘置所内の廊下が1番綺麗だった皮肉。

日本もそりゃ馬鹿な人がいるけどさ、そこまで自由を与えられなかったからこそ、秩序があって、節度もあって、清潔を好む国柄。…全く関係ない感想かもだけど、改めて日本に生まれてよかったなと思わせてくれた映画でした。

…本音を言えば、イケメンが見たかったwww

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ゆーきち

5.0間違いなく自分自身の中に在る、もう一人の自分…。

2019年10月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

この映画を鑑賞しながら、そんな思いを繰り返し反芻していました。
ジョーカーは生まれるべくして生まれた。多分、そういう事なんでしょう。
社会の中に沈澱している澱の様な孤独や不安や貧困や憤り、そこから涌いてくる暴力の象徴としてジョーカーは誕生し、そうして、その存在は体制に対するアンチテーゼとして人々を惹きつけます。
光りが有る処には、必ず闇が生まれます。人が見ない振りをしても、その闇は必ず存在して、痛みの中にのたうち回ります。その闇は何処へ往くのだろうか?その闇が静かに癒やされる事なんて果たして有るのだろうか?
かつて、映画「タクシードライバー」で、体制に対する強烈なアンチテーゼを叩きつけたハズの俳優ロバート・デニーロが、寛容と良識を装いながら弱者を嘲笑する体制側の象徴としての役柄を演じている事に、強い皮肉を感じました。
コメディ畑出身の監督が描いた、喜劇の先に有る狂気と恐怖の世界を、ホアキン・フェニックスが迫真の演技で演じ切っています。
この世界観を映像化した関係者の勇気に心から敬意を表します。

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わいちゃん

3.0ジョーカーって残酷

2019年10月10日
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映画評論家の町山さんによれば、主役のフォアキンは、かなりの異端、変人だそうだ。変人も言うより精神的に壊れてる⁈かも。
本当かどうかわからないが、精神的に壊れてるいるひとが、精神疾患のある役。ふーむ、なんだかなぁ。
彼は、部屋にいる時は大抵裸で、奇妙な骨格、左肩甲骨が変で、肋骨が異様に出ている。減量したんだろうが、骨格がホントに奇妙なのが気になった。
主人公が、悪ガキらにいたぶられる場面は容赦なくて、倒れた人間を蹴り尽くすシーンはとても残忍。そういう暴力的で人でなし場面が多いので、いたたまれなくなる。
彼の頭の中出来事なのか?と好意的に見てたが、どうも違うらしい。
悪のカリスマって、こんな風に人をおとしめて行くのか・・・この手の怖さの映画はちょっと苦手なので、私にとってはイマイチ。

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はなも

5.0可哀想な人生

2019年10月10日
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ジョーカーがいかに誕生したか、そのバックグラウンドを描いてました。

賛否両論はあるけど、同情できる点があればできない点もありました。

なので、点数は付けられないです。

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レオ

5.0R15

2019年10月6日
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泣ける

悲しい

興奮

R15指定だが、個人的にはR18でもいいと思います。人格形成途上の子がみたら間違いなく影響を受けそうな内容です。リミッターを持った大人の私でも、あの境遇であればリミッターがかかる自信はない。そう思わせるほどこの映画は出色の出来映えです。
彼の笑いを全て嗚咽に差し替えて鑑賞してみてください。

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ちゆう

5.0アレックス、トラヴィス、パプキン、、、、、

2019年10月6日
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悲しい

怖い

興奮

アメコミ、DCコミックスの"バットマン"に於けるスーパーヴィランこと"ジョーカー"が、今やこんなにも引き付けてしまうキャラになっているのは、ノーラン版"バットマン"でH・レジャーが演じた「ダークナイト」での"ジョーカー"ありきだろう!?

J・フェニックスが演じたのは、J・ニコルソンやH・レジャー、J・レトが演じた様々な"ジョーカー"では無く、そんな様々な"ジョーカー"に成り得る可能性?がある"アーサー・フレック"と言う男を演じている。

まぁ、その男が"ジョーカー"になる訳だが三人が演じたどの"ジョーカー"になって行くのか?

J・フェニックスならどのタイプでも違和感なく演じる筈だし、皆が評価するH・レジャーすら圧倒する演技と存在感を発揮するだろうが、全く新しい"ジョーカー"像を示すかもしれない。

既にトラヴィス・ビックルであり、ルパート・パプキンでもあるし、アレグザンダー・デ・ラージの雰囲気も醸し出し"ジョーカー"であるアーサー・フレックから目が反らせないし、そんなJ・フェニックスのスクリーンに映える存在感がお見事!!

そして、T・フィリップスは「全身ハードコア GGアリン」を撮った監督であり個人的には最高な組み合わせで、アメコミや"バットマン"に興味が薄くても観に行かない理由が見当たらなかった本作。

デ・ニーロは素晴らしい存在感で、驚愕するシーンを見事に演じていたけれど、J・ニコルソンが現役だったらマレー・フランクリンを演じても面白そうだったり!?

アメコミ?DCコミックス?バットマン?ジョーカー?ノーラン?H・レジャー?そんなの抜きにして意識しなくても、アーサー・フレックと言う男に演じるJ・フェニックスに魅了されてしまう。

本作「ジョーカー」と「ビューティフル・デイ」に何か似た雰囲気を感じてしまう、J・フェニックスが演じる男の哀しさ、狂気、寂しさが胸に沁み入る。

2019/11/13 新宿バルト9にて
二度目の鑑賞。

個人的には地下鉄での騒動の後、脱出して暴動を背景にタバコを燻らせながら歩く姿、自信が満ち溢れたような表情が堪らない。

そんな絵になる場面が多く、メイクをしていてもスッピンでもその都度、表情が変わるホアキンの存在感。

本作の世界観のまま"バットマン"と対峙する正真正銘"ジョーカー"になったアーサー・フレックをJ・フェニックスを観てみたい!?

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万年 東一

5.0鳥肌が立った!傑作だ!

2019年10月5日
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ホキアン・フェニックスは凄い!”Send in the Clowns“の使い方の上手さも唸った。映画の中で流れる映画にチャップリンの「Modern Times」を持ってくる巧みさ。ラスト・クレジットに流れるシナトラの唄う“Send in the Clowns”の素晴らしさよ!

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もーさん

3.0もう一声、、、

2019年10月5日
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単純

前評判が高過ぎるキラいがある作品は
まあ〜どんなんでしょうか〜ぐらいな気持ちで観るようにはしているんですが、

もう、、、こんな社会って、、、
グァーッ!
と溜飲下げたい方にはいい映画だと思いました。

アナキン・スカイウォーカーがSithに堕ちる理由は
いまだに納得しないのですが、
アーサーがJOKERになるのも、
てか最後にぜーんぶJOKEさ、と言わせてるのか

やっぱり何かが憑依するぐらいのストーリーにしてもらわないと
「ダークナイト」の極悪非道ジョーカーが
わからなくなっちゃうんですよ。あの極悪非道ジョーカーが、今作のジョーカーを引き継いだっていう設定の別人ぐらいに感じちゃいますね。

JOKERと名乗らせる、ゴッサムシティ、ブルースが出てくる、

で、なんとか関連を持たせてるという強引さも感じちゃいました。

つまりアーサーがJOKERになる理由が、このストーリーじゃなくてもいいんじゃないの、、、?と。

若いJOKERのアナザーストーリージョーク、的なスピンオフのりでも観れた気がする。

こうしてJOKERは誕生した、というのは、何人かの方々が指摘している通り、
このストーリー、JOKERである必要ある?と、なんとなくむず痒い感想に。

ピエロお面団の暴動に至る過程はもう少しブツ切りに挿入してもらいたかった。
いつの間に何を騒いでるのアナタ達は、と理解するのに時間かかったよ。
あ〜富裕層のお調子者がああなったからね、、そこの過程こそもっとショッキングに描いておくれ。

なんか文句多くなってしまった。
レイトショーなのにお客さんいっぱいいたのが良かったです。いいことだ〜

一番印象に残ってるのは「IT」「ドクター・スリープ」の予告編、、、(ΦωΦえ)/

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Sue Cat Boy

4.0問いかけるものがあるよね

2019年10月4日
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悲しい

楽しい

興奮

善悪を観ている側に問いかける内容だと思った。
悪役であるジョーカーだけど、彼の不遇さを知ると、犯罪も正当化されるように思えたり、爽快感すら覚える作品だった。
自分のような、社会的に中の下、もしくは下の上くらいにいる介護職(あ、言っちゃった)みたいな、頑張っても何ともならない自分が観ると大きく動かされる。
おススメだ!

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勝登

4.0ものすごい密度

2022年7月28日
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まずびっくりしたのが監督。「ハングオーバー」のトッド・フィリップスだった事です。全然毛色が違うじゃないですか。
そして本作は何よりホアキンの芝居でしょう。
こうゆう作品を待っていたとばかりに実に瑞々しい。
そこに食い入るように迫るカメラワークも良かった。
物語は「タクシードライバー」と「キングオブコメディ」へのオマージュが強烈で、しかしそれをDCコミックの世界へと落とし込んだのが新鮮。
導入がもう「キングオブコメディ」だし、歪んだ思想に自宅での服装なども「タクシードライバー」をまず想起します。
こめかみを撃ち抜くムーブもそうでしょうし、そもそもデニーロ本人が出演してますもんね。しかもコメディアンの役で。
脚本の端々にが少し荒さを感じながらも、ホアキンに魅せられて続けます。
でも、もっと綿密に仕込まれていたのが、散りばめられた数々の“嘘”。
途中、観客に敢えてそれを教えるのですが、一度それを見せられると境目がわからなくなるからすごい。
"脚本の端々に感じた荒さ”は全部それだったのでしょう。
虚構か現実なのか、どちらにしろそれらは全てアーサーの見ている世界。
ものすごい密度の作品でした。

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白波

1.5演技は素晴らしいと思いましたが、、、

2021年8月7日
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重すぎて、辛すぎて私は入り込めませんでした。
荒んだ世の中の底辺にいる者の怒りや悲しみ、心までもが歪められていく様子が見ていて辛かったです。
自分を見て欲しい、注目されたいという妄想と、世の中に対する怒りが重なり合って描かれた世界が残酷で哀しくて、重い映画を見慣れていないせいか衝撃的でした。

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セロファン

5.0本作はキングオブコメディのオマージュでは無い 本当はリメイクなのだ

2021年6月15日
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鑑賞方法:VOD

疑いもなく確信犯だ
似ていて当たり前の話なのだ
リメイクのつもりで撮っているのだから
ロバート・デ・ニーロがあの役で出演しているのはそれを宣言しているのだ

ジョーカーは確かにバットマンの悪役だ
トーマス・ウェインも幼少期のブルース・ウェインも、執事のアルフレッドさえ登場する
ブルースの目の前での両親の殺害シーンまである
20数年後のバットマンビギンズの世界にそのまま繋がるようになっている
しかし、それは偽装だ
興行的には著しい程の失敗であったキングオブコメディをリメイクするための方便に過ぎなかったのだ

本当の目的のリメイクと大ヒットした興行、数々の映画賞の受賞
まんまとこの偽装は大成功したのだ
監督の完全勝利だ

時代設定は1981年
1983年公開のキングオブコメディとほぼ同時代ということにして音楽もテロップの書体までテイストを合わせてある

しかし観てわかるように、実際は1981年じゃない
劇中にスマホもSNSもネットも登場しないのだが
21世紀の現代を本作は描いていると感じるはずだ

監督はそれを敢えてやっている
キングオブコメディのリメイクだから1980年代であるが、本当は現代の物語だ

トランプ批判?
そんなものは末葉のこと

キングオブコメディの時代より21世紀は、普通の人間はより孤立し、埋没している
成功することはより難しくなり、要求される才能はより高度に、努力はよりハードに、運はより強運でなければならなくなったのが21世紀なのだ
普通の人間にはもはや登ることすらあきらめてしまうほど高い階段になってしまったのだ

そう本作劇中に登場するあのNY ブロンクスにある、シェークスピア・アベニュー1170番地の長く高い階段のように
だからジョーカーはあの階段の下の方で踊るのだ
階段の頂上では刑事が冷たい目で見下ろしているのだ

キングオブコメディの時代
成功者のジェリー・ラングフォードの自宅の階段はまだ広くそんなに高くもなかったのだ

なのに21世紀の階段は、かくも細く高いのだ
絶望的なほどに

これをフェアじゃないと憤ったとき、その人間はジョーカーになるのだ

ジョーカーの階段
1973年のエクソシストにも良く似た長い高い階段が登場する
こちらはワシントンDC にある
つまりジョーカー階段とは悪魔が生まれるところという意味だったのだ

この物語の本当の時代は21世紀だ
本作は2019年10月の公開
日本を震撼させた京都アニメーション放火殺人事件は同じ2019年7月
ジョーカーは現実としてまず日本で現れたのだ

キングオブコメディ、京アニ事件、本作は暗黒の中で通底していたのだ

そしてジョーカーが産まれる土壌は、コロナ禍で一層増しているのだ

あと1ヵ月で京都アニ事件の三回忌
改めてご冥福をお祈りしたい

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あき240

3.0わからんではないが

2020年7月31日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

ジョーカー 誕生の過程を描いた作品。
あそこまで残忍になれるのが不思議といえば不思議。
ま、理解できるものじゃないのかもしれないけど。
自分にはこういう作品は合わない。
映像は綺麗だと思うが。

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りあの

5.0ここ数年の最高峰かもしれない

2020年7月16日
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鑑賞方法:VOD

封切り初日に観に行って、久々に凄まじい衝撃を受けた作品。
様々な人種と貧富や欲望が交差するゴッサムシティの映像が全編通して美しい。スコセッシのニューヨークを現代に蘇らせ、それを超えたような感覚。なぜか心がざわつく素晴らしい撮影だ。

そして、あの階段のシーンは語り継がれるであろう名シーンであろうし、ホアキンの怪演は様々な賞を受賞すてしかるべきだと感じだ。授賞式などで見るホアキンは実にダンディであり、俳優の凄みを感じる。

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Iwarenkon

4.0決してジョークで終わらせていけないジョーク

2020年4月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

全ての発端は銃だ。
銃がなければ彼の人生はいつも通りだったかもしれない。
誰か彼に手を差し伸べていたら人生はいい方向に行っていたかもしれない。
ジョーカーは今の社会では必ず現れる存在だ。
ただそれがたまたま今回はアーサーだっただけ。
壮大なジョークという「笑えないオチ」だがこのジョークをジョークで終わらせてはいけない。

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Pegasus
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