ジョーカーのレビュー・感想・評価
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演技とはその役を生き内面の感情を(説明ではなく)自然に感じさせることだ
正直アメコミものは食わず嫌いだったが、サイドストーリー的な人間ドラマだったのと、『ボヘミアン・ラプソディ』に似た勢いを感じていて半分義務感に駆られながら鑑賞。
たしかに、肋骨や肩が浮き出るほど痩せこけ狂気に満ちたジョーカーに見事になりきったホアキン・フェニックスの演技は圧巻。
そして現代の匿名で罵り合う人間の醜さというテーマとメッセージには突き刺さるものがあった。「本当の悪は笑顔の中にある」外面はいい格好して腸は煮えくりかえっている殺伐とした世の中。「狂っているのは僕か?それとも世間か」
ただ個人的には期待を持ちすぎたせいか…そこまで話題になっているほどの感動は覚えなかった。役者の内面の感情表現にフォーカスを当てているためか、ストーリー自体は唸るものがなかった気がする。
しかし兎にも角にもアメコミもマンガのように、子どもだけが楽しむものでなく立派なエンターテインメントだと改めて感じさせられ、アベンジャーズ含めシリーズを観てみたくなった。
結局創ってるのも描いてるのも人間で、そこのすべてにドラマがあるわけだからね。
暗い
終始ドキドキ
バッドマン門外漢
ムカつく奴は撃ち殺せ
そういうメッセージの映画だから観て後悔した。
これは現状に満足してる人、幸せな人しか観てはいけない作品だと思う。
「高校卒業して何もかもうまく行かず、
アーサーのように追い込まれて悪い事をやってしまっていた可能性もゼロじゃじゃない」
と劇団ひとりがコメントしてますが、その時この映画を観ていたら・・・
虐げられてるものの暴力は絶対悪か?
では、フランス革命は、ロシア革命は、天安門事件は。
バットマンのジョーカーとは違う
想像通り
誰も突っ込まないから書くけど
一番気になってる事を誰も突っ込んでないので書きますが
キャラの過去とか設定作り直してドキュメントテイストにしちゃうのって有りなの(笑)?
例えばこの映画のタイトルが
『ジャイアン』でもOKてことなのか・・。
体が弱く 友達もいないゴウダタケシは
イジメられっこで 精神的障害も持っていた
人生のどん底の中、歌だけが救いだったが
その歌も下手過ぎて更なるイジメにあい
家族で経営していた絵画教室は悪漢の嫌がらせにより放火され弟は死亡。
とうとう狂ったタケシは体を鍛え上げ 逆に暴力で周りを支配しはじめ
強制参加の恐怖のコンサートを開こうと暗躍しだした。
↑これを見て
『うーん、ジャイアンを苛めていた近隣の子供が悪いよねー』
『でも、弟を殺されたのはジャイアンにも落ち度があるよ!』と真面目に論議するのすら馬鹿らしい気がする。
要は
既に確立されたイメージのあるキャラクターの生い立ちやエピソードをいじくる手法は
同人サークルがやってるような 転用と盗用のスピンオフ作品と同じで
オリジナルが存在するからこそ量産出来たインスタント名作でしかない。
そういう同人作品が悪とは思わないが
製作者サイドが作るのなら良い
内容が良ければ良い という話ではなく
手法として迎合 称賛するものではないと感じる。
ピエロは笑いながら泣く。
実にほのぼのしない、よどんだ、暗くて悲しい色の映画。
予想はしてたけど観てて不快でキモイ!
ホアキン・フェニックスのジョーカー。
鬱々として観ていてつらかった。気分が落ち込んでいないときでよかったと思う。
アメコミだけど完全オリジナル。ストーリーに驚くようなものはなかったけど、ジョーカー誕生に納得。
後にジョーカーとなるアーサーを演じるホアキン・フェニックスの痩せさらばえた肉体が狂気に満ちていて、健康を心配したくなるほどだった。特に背中の表現が凄まじかった。やりきれなさや悲しみを肉体で語っていて圧倒された。ホアキン・フェニックスのジョーカーで続きが観たくなる。
※バットマンはでません。
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