ジョーカーのレビュー・感想・評価
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笑っているのか、それとも、泣いているのか
ただただ感動。
アーサーは緊張してしまうと、意識なく笑ってしまうという障害もちです。確かに笑っているのですが、その笑い声は普通の笑い声ではなくて、まるでむせび泣いているかのようでした。自分にとってとても印象深いものでした。
「人生は悲劇だと思っていたが、実は喜劇だった」と述べる場面があります。狂ってしまったことも考えられますが、自分自身の力ではどうにもできない出来事が立て続けに起こる現状に「こんな人生、笑いも演出するピエロのように笑っていなければやっていられない」と自分は読み取りました。
どうしようもできないから泣いてしまうのかもしれません。
悪から生まれたわけじゃない
気候は狂い、台風は暴れ大企業は汚職ばかり
国のトップはSNSやミサイル遊び
今の世も混沌としていて正しいことがわかりづらくなってきてしまってる
そんな時に現れるのかこのジョーカーではなかろうか
悲しみや辛さを笑いで覆い一筋の光となって人々を導く事は容易くはない
ただ、このジョーカーは自分のことだけ見てくれる優しさに飢えていただけなのかも
そりゃさ、誰だってそんな時があるだろうさ
弱気になってる時なんかとくにさ
だから踏ん張って頑張って我慢もして時には自分さえもなくなりそうになっても生きていかなきゃダメな時があるでしょ
辛いことと楽しいことが半分づつとは言わない、むしろ辛いことばっかりかもしれない
人に生まれたのだから仕方がないと諦めることもあるし
その逆もある
人だからこそ心から「幸せ」を実感することも出来る
そんな時はこの上なく暖かい気持ちで覆われて天にも登るような時だってあるよ
あー 生きてて良かったな〜〜と思える時が人生で数回あるだけで儲け物
そんな時がまた来るように踏ん張って頑張って生きていきたいものですね
どいつもこいつも…!!
バットマンの悪役であるジョーカーが誕生するに至った物語で原作にはないオリジナルの話。
コメディアンになりたいメンヘラなパーティークラウン=派遣ピエロのアーサーが、ゴッサムシティの不条理に押しつぶされていくストーリー。
バットマンが登場する十数年前の話だし、ここから狂気に満ち残忍になっていくのかも知れないけれど、言動の訳がわかってしまったし、頭のキレや賢さみたいなものは感じられず。
家庭や友人に恵まれない上に不器用で精神的に病んでいる哀しい男が、荒んだ社会の中で歯車が上手く噛み合わず堕ちてしまった悲運な話としては非常に面白かったけど…確かにジョーカーなんだけど、これジョーカーですか?という感じがあった。
やっちまえ
稀代のジョーカー、爆誕
出だしの鬱展開から、一転して中盤から後半にかけての疾走感の素晴らしさ。
そして、あの「ダークナイト」の凶悪なヒース・レジャーを超えるジョーカーが現れるとは思わなかった。
しかも、ジャック・ニコルソンの狂気を上回りかねない、ラストのカリスマっぷりは見事。
ホアキン・フェニックスのジョーカーは、幼い頃の体験から来る哀しみと、それが故に抑圧された精神が、一挙に解き放たれてしまう昂揚を自然に纏っている。
さて、両親を目の前でジョーカーに殺されたウェイン少年の復讐譚は、ここから始まるのかな。楽しみがまた増えた。
圧倒的カリスマ、共感力の鬼
まず最初に、話題作だからとおもってライトに観に行くとしっぺ返しをくらいます。ご注意を。特にデートなどではお互いが予備知識あって興味ある人じゃないと時間が台無しになると思われます。
本題です。
PV観て、名作確定と思っていた更に上をいく作品でした。ホアキンジョーカーの演技力もハードル上げて観たのに更に超えてきて息するのを忘れるってことことかと感じたレベルでした。ビューティフルデイのホアキンからは想像できない体をしていて、そこにも驚愕でしたね。そこにカメラアングル、音楽が良すぎてもう鳥肌ものでした。
ジョーカーの笑い、悲しみ、怒り、すべてを表現し切ったホアキンに、最後は涙しかありませんでした。(まわりはあまり泣いてなかったようですが)
とにかくしっかりと構えて観てほしい。動作、音、全てもれなく全身で感じて観ないと良さが伝わってこない映画でした。これ、Blu-rayとかで観るとイマイチなやつです。興味ある人は必ず映画館で!
社会が生み出したダークヒーロー
率直な感想としてめちゃくちゃ面白かった。ランキングをつけるわけではないが、近年で観た作品の中でもトップクラスに面白かった。
なぜそこまで面白かったのか、やはり人間誰しも弱さや不安を抱えているのであろう。決してジョーカーの行いは賛同できるものではない。だけど共感してしまうところがあり、いやその共感こそも本来良くないのかもしれないそうやって自分と葛藤して観ることができた。
なぜ葛藤するのかそれはアーサーも語ってたが自分の中の正義や悪は果たして大衆も同じな物差しなのか分からないからであろう。
だから今ある正義が明日には悪にはなり、悪が正義にもなりうる。今ある喜劇が数秒後には悲劇となり、悲劇が喜劇にもなるのだろう。
まさしくアーサーだって同じだ。環境が違えば大衆に支持されるコメディアンになっていたのかもしれない。かれをダークヒーローに導いたのは家庭環境だったり、まさしく社会である。社会が裕福な者だけに幸せを求め過ぎた。求め過ぎたからこそ喜劇からの悲劇の転落であろう。
真反対のことがちょっとしたきっかけで起きてしまう。そのエネルギーは誰しも持っている。そんな事をハラハラしながら観ることができた。
ただこの作品はジョーカーの事だけに共感するわけではない。やはり彼の行いは結果としては悪である。
その暴走する悪に、将来制裁してくれるブルースの存在が分かっているからこそ楽しく観れるのであろう。
最後にホアキンのジョーカーも非常によかった。独特のサイコ感がたまらない。天国のヒースレジャー、ジャックニコルソンもさぞ喜んで観賞しているのではないか。
ぬるい設定ながら熱演に称賛
素晴らしいと感じたのは、ホアキン・フェニックスの演技や存在感は言わずもがな。画の取り方、魅せ方が素晴らしい。
多少目に余る設定のぬるさを感じたもののそれをカバーするに足る、総じて良い印象だった。
・いちいち画になる
階段をダイナミックに踊りながら降りていくジョーカー、
マレーの番組出演直前にたばこをふかしつつ闊歩するジョーカー、
大衆の歓声を受けながら血で裂けた口を描くジョーカー、
廊下窓から後光を受けながら踊るラストシーンのジョーカー、
いちいち絵になるし構図がかっこいい。そこにBGMなんて流されたら映画ってやはりいいなあと思わずにはいられない。
・ヒース・レジャーとはまた違った趣
ホアキン・フェニックス本人が真にジョーカーのような生い立ちを背負ってきたのではないかと錯覚させられそうになる程に彼の演技は突き抜けており、演技力だけでなく表情や顔の作りまで説得力のある存在感を放っていた。特に冒頭のシーンとラストシーンで笑い狂う、彼の深い彫の奥に青白く光る瞳に映える一縷のハイライト、観ているこちらまで吸い込まれてしまいそうな、闇に引きずられてしまいそうな恐ろしさを醸し出している。そんな力をもった役者にはなかなかお目にかかれないだろう。
・「笑う」斬新な設定
楽しい嬉しい幸せの表現である筈の「笑う」という行為に対してこんなにも特殊なイメージを持ってしまうことがあっただろうか。もちろんホラー映画で怪物に笑われたら恐ろしいが「恐怖」だけではない。彼の笑いには悲しみ、怒り、やるせなさとった様々な感情が入り交じる。「笑いたくない場面で笑ってしまう」「病気で笑ってしまう」という設定はなかなか斬新だと感じたし今回のジョーカー像にもハマっていてうまいなと思った。
・ぬるい設定2選
1:地下鉄の殺人をきっかけに若者や貧困層の熱気に火がついた、という設定にやや無理を感じる。いくら富裕層を粛清したとはいえ、只の殺人である。それを上回る共感を得られたというのがちょっとよくわからない。
2:マレーの番組で起きた事件を通じてジョーカーが英雄になった流れになっているがあの番組での言動や行動も只の自意識過剰な異常者にしか映らない。デモを起こしている大衆はどこにシンパシーを感じたのであろう?更に言い合いでは堂々たる姿勢で正論を述べるマレーにやや分があるような状況となり、ムキになって喚き散らして挙げ句にカッとなって引き金を引いてしまった(ような)アーサーには共感し難い気持ちになる。
もうちょい我々鑑賞者を巻き込んで同情や憐れみややるせなさを誘うような、そんな現状を浮き彫りにしてしまうような話があのシーンで出ていれば、ジョーカーにもより説得力が増すんじゃないだろうか?
要するに大衆がジョーカーに突き動かされる流れがかなりいい加減な印象だった。
・ジョーカーの信念は感じない
地下鉄にしても番組にしてもアーサーの信念の発露というよりは、彼の内なる葛藤やトラウマ(このトラウマもインパクトちょっと弱いしもっと驚愕の内容にしても良かった)によって(半場)衝動的に起こされたものであり、ダークナイトのジョーカーのような、大衆を陽動するような、何か革命を起こしてやろうとでも言うような、外に向けてのエネルギーの発露みたいなものをほとんど感じない。ジョーカー誕生の物語であるからそこまで描けないであろうことはわかるが、だからこそ大衆を引き入れてカリスマへと押し上がったという流れに無理矢理感を感じた。
まとめるとストーリー単体でみるとややパンチが弱く、強引である。とはいえ、それがあまり気にならなくなる程にホアキン・フェニックスの演技は奇々怪々であり、圧倒的だった。
ホアキン・フェニックスを見る映画=ジョーカーを見る映画
リアリティある設定
周りの人々が、世界の不満がジョーカーを表舞台へ押し上げる。
バットマンの悪役として有名なジョーカー誕生までの秘話を描く。(バットマン側もあるよ。)
内容は予告編にて想像出来る内容ですので、ドンデン返しを期待する方はご注意を。
今回、ホアキン・フェニックスは過去ジョーカー役を演じたジャック・ニコルソン、ヒース・レジャーに劣らないほどジョーカーを演じ切ったと言えるでしょう。
あのカラフル(赤、橙、緑)なスーツが断然カッコいい。
ジョーカーになる前のアーサーだが、今回描かれた人生が哀しすぎる。痩せ過ぎたあの身体と甲高い笑い声は見事。
彼の人生何もかもを全否定される様な描写は心打たれる。
しかし、その妬みや僻みを肥やしにしてアーサーは自己的にジョーカー化している訳では無い。
同じ様に考える周りの人々が、世界への不満が、ジョーカーを表舞台へ押し上げている。そうこの映画では感じるのです。
周りが共感が出来る。だからこそ、ジョーカーがヴィランなのに愛されるのでは?とこの映画で再認識させられました。
ロバート・デ・ニーロ扮するマレーとのクライマックスシーンは特に良かったです。TVならではセンスも有り。
イジリを勘違いしてイジメを行っている奴らはゾッとするでしょうw
褒める事ばかり書きましたが、私星評価はまずまずです。
アーサーの不幸話に面白みや深みが足りないし、もっと周り(隣人のシングルマザーなど)が絡んでも良かった気がします。
また、ラストシーンは右側の窓を爆破でぶっ壊して頂きたかったから。(ああいう妄想ラストだっただけに。)
ジョーカー&バットマンシリーズ好きは楽しめると思います。
評価高すぎ
痛快爽快ヒーロー映画
ヴィランが主人公の映画かと思ったら逆でした。
無意味、無意識に弱者を虐げる極悪人や虐待毒親たちに立て続けに自業自得の天誅が下る爽快な内容。
弱者の痛みを理解できない人はぜひ見てほしい、見ても理解できないかな?
漂う憂鬱感
この作品をダークナイトの追体験を求める場合、肩透かしをくう羽目にはなると思います。
派手さはないですが、全体に漂う憂鬱感や、ダークな空気感は、そこに浸る気持ち良さを感じさせてくれました。
前に観たアドアストラがブラピを観る映画で、本作は、やはりホアキンフェニックスの為の作品でした。
彼をただただ観る。彼にのみ、感情移入する。そういう作品です。
きっとこの作品の監督は、この作品を通して、誰にだって、ジョーカーになる可能性がある、ということを伝えたかったのではなかろうか、と私観ながらずーっと感じてました。だって、ゴッサムの世界、あの息苦しさ、なんか似てません? いつの時代だってそうなのかしら? 今の日本に似ている気がするんですよねー。
その監督の意思を(勝手に私がおもいこんでいる)感じただけでも、とても良い時間が過ごせました。
憂鬱になるくらい長い階段、その先の曇り空、どこまでも続く下り坂、ゴミの山の向こうのドーナツ屋、だれも掃除しない廊下、落書きだらけのエレベーター。
どこまで続くのだろう、この憂鬱な映像。
どっぷりと浸かりました。どっぷりと疲れました。
その硬貨な喜劇を、受け入れろ。
一人の人間がジョーカーという男になるまでの過程を、とにかく、重く、ゆっくりと濃厚に描いていく。
下手なホラー映画より数倍強烈です。
ホアキン・フェニックスの演技がとにかく、とにかく、とにかく秀逸。(大事な事なので三回言いました)
狂気じみたそのカタチにただただ圧倒される。
鑑賞後は他の人が声をあげて爆笑しているのを周りで聴くだけで、少し背筋が寒くなる感じを受けます。
展開はとても先が分かりやすいストーリーになっていて、途中(先の展開が分かっているだけに)立ちたくなる場面が何度かありましたが、頑張ってこらえました。
音楽もとてもいい。コントラバスかな?低音のテーマが良く響き、ストーリー展開にとてもマッチします。
-0.5としたのは、とにかく日本では流行らない作品だろうと個人的に思ったこと。
まずひとつに、後半になるにつれ、凄惨描写増えていきます(私はそれで立ちたくなりました)。耐えられるかな、という感じ。
また、人と同じを好み人に合わせやすく、人と異なるを特に嫌う国民性的に、ジョーカーというヴィランに登り詰めるアーサーの人間性はとても異質に感じられると思います。共感できれば最後まで見続けることは可能かと思いますが、そもそも共感ができるところからがスタートラインになりそう。
あとは、1日の終わりに観たほうがいいってことかな。
少なくとも、1日の初めに観るものではないです。頭の思考と元気指数がモリモリ持っていかれます。
馴染めなかった
ようするに全て「ジョーク」だと
僕の理解が足りてないのかも知れないがタイトルの通りに理解した。正体不明の突如として存在していた人々を魅了し世間の価値観を揺さぶる悪のカリスマ……そんなJOKERなんてものは無い(居ない)んだと。笑い話、お伽噺なんだと。
……うるせー!わかっとるわい!犯罪にカッコいいもクソもない、人を殺すということなんて尚更そう。「作品」になんてなりゃしない、ドロドロとした感情が渦巻くドス黒いもの。他に比べようもない重たい行為。そんなこと十分わかってるよ!わかってるけどよ、JOKERに生きる力を貰ったやつ、そう俺も笑い話なのか?俺だけが特別じゃねーだろ、俺だけじゃなく他にもそんなヤツはたくさんいるはずだ。そんな俺からするとこの作品は「おまえら作り手側からメタ的にそんな説明、否定はいらねんだよ!」
あっ、主演のホアキン・フェニックスは最高でした😊
絶賛できる前日譚、でも賛美してはいけないJoker像
公開日、朝一で鑑賞しました。
読後感が半端なく充実した映画でした。
最初からネタバレしてる前日譚。
ラストには悪が開放されるのは、周知の事実。
にも関わらず、どこかで観たことあるという既視感は微塵もなく、Joaquin Phoenix演じるArthurの苦悩を、追体験するような映画でした。
個人的なピークは、やはり母の素性が明らかになってからの展開でした。
自分の笑顔を肯定してくれ、守るべき存在であった母が、脳に障害が残るほどの虐待を傍観していたとは。
実の父の判明に抱いた僅かばかりの希望も、実際には母の妄想。
最近できたはずだった恋人との交流も、母から受け継いだ妄想の賜物。
加えて、かつて自分を褒めてくれた大物司会者にも、失敗したライブを小馬鹿にされる。
いや、そもそも大物司会者との交流の記憶そのものが、妄想なのかも。
全ての拠り所を失ったArthurは自分に嘘を付くのを止める。
遂には、衆人環視の場で、怒りや衝動を剥き出しにして殺人。
この辺の感情の流れに無理がなく、"Dark Knight"の狂気に繋がる前日譚として完璧でした。
ただ、ただ、間違えてはいけないのは、だからと言って彼の後半の振る舞いに肯定できる部分はないということ。
本当に母を殺す必要があったか?
虐待の末、子供に突発的に笑ってしまう脳障害を追わせた罪は重い。
老いた母の介護の負担も大きかったろう。
でも、母の罪を知って絶望したのなら、病院に置き去りにして去ってしまえばいい。
ここまで特別な事情がなくとも、子供は親から巣立つもの。
親殺しという決着はやはり理解できない。
また、Randallへの復讐にも正当性はない。
たしかに銃を押し付けてきて、仕事を失うキッカケや、"Wall Street Three"を殺すキッカケにもなった。
後で、自身に責任が及ばないように、上司に虚偽の報告もしたのもRandall。
母の死を悼みに来たと思いきや、銃の件の口止めしようとしたのも、いけすかない。
それでも、銃を小児科まで持ち込んだのも、踊っていて落としたのも、Arthur自身のミス。
地下鉄での惨劇も、威嚇射撃程度に収めるか、最初の一撃が人に当たるのを避けられなかったとしても、もみ合ってたせいと主張できたし、正当防衛の主張も十分可能なケース。
後の2人を射殺したのは、明らかにArthurの意思。
Randallを好きにならなくてもいいけど、殺すまで恨まなくても。
もちろんJokerは、そもそも純然たる悪役であり、理由なく惨殺するキャラであり、正当性があるはずもない。
ただ、本作は没入感が素晴らしく、Jokerにアンチヒーローとして肩入れしたくなる気分も湧くので、映画って怖いなとも思いました。
本末転倒かもしれないけど、Joaquin Phoenix版のダークナイトも観てみたいです。
暴力に酔いしれろ
精神を患う心優しい青年アーサーが、あの有名な悪役ジョーカーになるまでを描いた話。
考えうる最悪の状況が次から次にアーサーを襲い、観客の心もズタズタになっていく。
怒りと悲しみが頂点に達したとき、アーサーはジョーカーに生まれ変わる。
これだけを聞くと、そんな暗い映画は見ていても楽しくないのでは?と思うかもしれない。
でもご安心を。すべての鬱憤は、悪のベクトル方向へすべて発散される。
途中までは想像つかないが、我々が知っているあのジョーカーが登場し、どんなヒーローも圧倒するほどのカッコ良さで、あのムカつくやつらを徹底的に叩きのめしていく。
どんなに頑張っても金持ちになれない我々日本人も同じだ。品行方正に社会のルールに従うのが正義か?そのルールを作ったやつらを妬んだことはないか?
アーサーは、やりたいように生きればいいと最後に気づき、それがジョーカーを生んだ。そこに強い憧れを抱いた自分は、この社会のピエロなのかもしれない。
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