ジョーカーのレビュー・感想・評価
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救われない街の救われない男の物語
ダークナイトが現れる前のゴッサムシティ。社会の底辺にいるアーサーには何の希望も無い。
そもそも精神的な病で社会から阻害され、
信じていた母親にも裏切られ、
ウェインにも邪険にされ、
シングルマザーとの恋愛など妄想に過ぎず、
あこがれていた有名コメディアンにも利用される。
そんな絶望的な日々をホアキン・フェニックスがガリガリな体で演じていく。
いつも日本のドラマで感じていた美男美女による難病もの、障がい者ものにありがちな違和感を感じさせない何かが彼のなかから静かに溢れている。
すごい。最高傑作としか
キング・オブ・コメディ。
タクシードライバー。
ファイト・クラブ。
MR.ROBOT。
共通のテーマが見える。
監獄の誕生。
秩序に対するアンチテーゼ。
ただ、ただ、圧倒されるしかない。。。
すごい、としか言いようがない。。。
前半2点、後半3.5点。前評判を超えず
ホアキンの心が死んだ瞬間に命を宿した"ジョーカー"。
とにかく下記2人の迫真の演技が素晴らしい作品でした。
一方で、前半は少し退屈してしまう流れがあった気がします。
■良い点
・ホアキン、ロバードデニーロの演技が素晴らしい
・ニューヨークの地理的な闇がよく表現されていた
■悪い点
・特に前半は展開力が弱く、退屈してる観客も多かったのでは
引き込まれる
殺人シーンは怖かったけど、すごく引き込まれてあっという間に時間がすぎた。
殺人はしないけど、僕もこのジョーカーだ。
ジョーカーの心がすごくせつない。
僕もそこまでの経験はないけど、ジョーカーの気持ちが痛いほど伝わって苦しかった。
内面が同期して怖かった
私は彼の狂気や苦しみが自分の様に感じた。
まさか自分が曝け出されるとは。
狂気のリミッターが外れて、しかも己の内側でなく外側に向かった時、誰でもこうなるかもしれない、もしかしたら既に世の中の裏面では同じ時代になっているのかもしれない。
アカデミー賞確実?????
アカデミー賞確実と言われているみたいだけど、
改めてアカデミー賞ってよくわからないなって思う。
自称素人映画評論家や俳優たちがホアキンの演技で素晴らしい映画って位置づけしそうな感じ。
映画って、基本面白いか面白くないかで、演技はその後に評価するべき。
ジョーカーになるまでのストーリーが映画の8割の時間を割くのに、いまいち共感できない。
もっと理不尽な境遇の映画は他にたくさんあるし、貧困層と富裕層の差が今のアメリカ社会を写しているんだろうけどパっとしない (日本人だからなんだろうけど(笑))。
まあでもやっぱりホアキンは圧巻だったので、星0.5プラスで3です。
映画自体おすすめはしません。
現実であり得る嫌な事の積み重ね
正直主人公はオープニングからきわどい状態だった気がする あとはどのタイミングでだったけど結局拳銃を手に入れてしまったのが一番の原因だと思う 主演の人の演技力はすごい引き込まれてしまった でもジャンルが違う映画だけどダークナイトのヒースが演じてたジョーカーが格好よくて個人的には好きだな
やはり予習した方が…?
間違いなく凄い演技だったのでそれは満喫した。けど結局、バットマンを全く予習しなかったために、これはそもそも誰で結局何だったのかということがよく分からず、皆さんが何に喜んでるのかは理解できなかった。
中盤から最後のシーンまで恐ろしいエピソードが止まらない。普通の人が見たらぞっとするだろう。狂気さえ感じられる。心の心拍が大きくなる映画。これはバットマンの最悪の宿敵ジョーカーが生まれる過程を見る映画!
台風19号が日本列島に最接近して大きな被害をもたらした翌日10月13日(日曜日)、
Movix堺で映画「ジョーカー」(Joker)を見た。
最近はカミさんと自分の休日が合いにくいので、
映画を見る頻度がめっきりと減ってしまった。
今日は「ジョン・ウィック パラベラム」と「ジョーカー」の2本を見ようと思ったのだが時間的に無理だった。
「ジョーカー」は10月5日~6日の国内映画ランキングでダントツの1位で
、土日2日間で動員35万6000人、興収5億4800万円を稼ぎだした。
最終興収20億円以上が期待できる好スタートとなっている。
ただの大道芸人がいかにしてバットマンの宿敵ジョーカーになっていくのかを描く。
主人公はピエロとして街角の商店のコマーシャルや、病院の慈善活動に派遣されて食い扶持を稼いでいる。
仕事中のいくつかの失敗のせいでその仕事もクビになってしまう。
鉄道で家に帰る途中でひょんなことから殺人事件に巻き込まれてしまう。
入院している母親の素性や自分の出生の秘密を知ってしまった。
きっかけは些細なことだったのだが、転がりはじめた男の転落はもう止めようがなかった。
中盤から最後の最後のシーンまで恐ろしいエピソードが止まらない。
普通の人が見たらぞっとするだろう。
狂気さえ感じられる。
心の心拍が大きくなる映画。
上映区分はR15+。
人を殺めるシーンが複数あるので。
上映時間は122分。
見ると、ある意味心が乱れたり不安や不愉快など複雑な気持ちにもなる映画だが、
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆とします。
演技は良かった
ジョーカーはバットマンの宿敵としては代表格である。
でもこの映画での彼の半生は、悪に染まるにはちょっと頂けない。でも当初から自分の意志での笑いではない笑いの不気味さ、そして最後に見せる自分の意思での笑いの演技は最高である。
彼の半生はもうちょっと悪役として宿命的なものが見えているように表現された方が良かった。(可哀想なおっさんではなく)
これはジョーカーの映画なのか?
すべてを改めて反芻すればするほど、この映画はすべてが妄想で、ラストのホワイトルームのみが現実なのだと解釈する。そう考えると、この映画はジョーカーの映画ではないとも言える。これはアーサーという妄想癖のある精神異常者の話でしかないという、おそろしい結末なのではないか。
アーサーという、映画、アメコミ、お笑いが好きなサブカル精神異常者が、自分がジョーカーになりきって悪のヒーローとして生まれ変わることを妄想しているという、ただそれだけの話なのではないか。
そして、「良いジョークを思いついた」という台詞は、トッド・フィリップス自身の言葉をも代弁しているのではないかと。つまり、「良いジョーク」=「いまやドル箱となったアメコミ映画の顔した、ただの異常者の話を映画化すること」なのではないか。
この映画が製作され、アメコミ映画としてヒットしていることも含め、壮大なジョークとしての作品なのではと考える。アートシーンでいうバンクシーのようなトリッキーなプロジェクトであり、このことは『容疑者、ホアキン・フェニックス』にも通じる。
頭のいかれた妄想癖のアーサーは、トッド・フィリップ自身でもあり、とんでもないジョークをやってのけたのではないか。
2019-88
正直しんどい。
『ダークナイト』でも打ちのめされましたが、今作もホアキンさんの演技に打ちのめされ、ああもう、本当しんどいよ(笑)
『ダークナイト』では既にアーサーがジョーカーになっていたけど、どのようにしてジョーカーになったかを描く本作はただただ狂気、残虐で、根がいい私は(うるさい)共感も理解もできない。
歪んだジョーカーの心の闇に、憐れみを感じたのは『ダークナイト』。
本作はただただ慄いている自分がいた。
万人受けはしなそうなストーリーだし、『ダークナイト』公開時、アメリカでは映画に感化された過激な事件などが起きたそうですが、今作のほうが不安になるレベル、、、
デニーロさんが私の気持ちを代弁してくれました。
それにしてもホアキンさんはすごかったです。
この役を演じるって色んな意味でプレッシャーだと思いますが、ジョーカーが憑依してました。怖かったです。
オスカー作品賞は🤔な感じだけど、主演男優賞なら納得。
自らの血で裂けた唇をかくお決まりのシーンは、今後語り継がれそうな予感。
今年のハロウィンの渋谷はジョーカーさんいっぱいいそうだけど、ペニーワイズさんも忘れないであげてください。
真正なる悪の誕生
噂には聞いてたけど、確かに相当重たい作品。サイコパス的な悪が誕生した背景には悲劇的な物語があった。だからといって「本当は根がいい奴」「社会が産み落とした被害者」などと分かったようなことを言うとジョーカーに首をかき切られることになる。
ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの演技も素晴らしかった。狂気の表現が目立つけど、誰からも愛されず、社会から見捨てられた1人の人間独特の悲しさと憂いを帯びた「目の表情」がとても印象に残る
笑いを理解するには知識がいる
ジョーカー らしく恐怖ではなく狂気を感じた。
共感できる部分があっても、彼自身、彼のジョークを理解することはおそらくできない。
ジョーカー としてはもちろんホアキン・フェニックス自身に震えた。
つまらない。稚拙。タクシードライバーへの吐き気のする目配せ。有り余...
つまらない。稚拙。タクシードライバーへの吐き気のする目配せ。有り余る予算を剥ぎ取れば、学生の自主映画程度の演出。
完成度の高い大人の映画
主人公の演技やストーリーテリングがピカイチなのは言うまでもなく、映像センスに惚れぼれする作品。なので映画館で観ましょう!
但しハッピーな娯楽映画好きな人やストレス耐性のない人にはお勧めしません。一緒に鑑賞した妻と姪っ子は鑑賞してストレスがたまったと。
こういう映画は観る人を選びます。
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