ジョーカーのレビュー・感想・評価
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悲しいお話
恵まれない環境に生まれ育ちながらも、優しくて人を笑わせる事に喜びを感じていたアーサー。
それなのに、彼の周りの環境や人々が彼を苛立たせ彼を変えていく。
同僚?が彼に何故ガンを与えたのだろう?
その意図がよく分からなかったが、それが彼の運命を大きく変えた。
彼が一瞬父と信じた人に言った、ただ抱きしめて欲しかっただけだと言ったのは嘘では無かったと思う。
愛が愛情が欲しかったのだろうと。
ラストシーンで、彼がパトカーの上で、周りに讃えられ彼特有の挨拶をするシーンは、可哀想で哀れで涙が出た。
こんな事で彼は世間の人々に賛辞を受けたかったわけではないだろう。
何かモヤモヤした気持ちが残る話だった。
ホアキンの一人舞台・・☆
何度も映画館で予告編を見て、行かないなぁ・・と思っていましたが、
あまりの評判に鑑賞。
前評判で、暗めの内容がわかっていたので観客が若い人やカップルが
多くて驚きました。
アメコミのイメージで見に来ていたのなら、違った印象だったのでは。
バットマンの悪役・ジョーカー(ホアキン)が誕生するまでの物語。
・・言ってしまえば それだけですが、かなりメッセージ性が強い作品です。
他に方のコメントにもあるようにホアキンが階段を上り下りするシーンが
暗示的に作用します。
最底辺での暮らしを強いられているホアキンは社会からも最後には母親からも
望むものは得られずどんどん追い詰められていきます。
ジョーカーになる突破口になったともいえる最初の地下鉄での殺人で被害者が
歌う「Send in the clowns」をはじめ、物語の中で流れる名曲が素晴らしい。
ジョーカーとなったホアキンが拘束されゴッサムシティで暴動が起きる時の
クリームの「White Room」、そしてエンディングノートのおそらくは
シナトラが歌っている再びの「Send in the clowns」。
とても良かった。
設定は、荒廃していくゴッサムシティでしたが 今の日本やある意味 香港の
状況などと比べてもインパクトがあります。
伏線で、将来 バットマンになるであろう幼少のブルース・ウェインの両親が
殺害されるシーンがありますが、殺人を犯すピエロが誰なのかは自分には
わからなった。
最後は、収容所らしきところでのホアキンが現れます。
物語そのものが現実なのかホアキンの妄想なのか未来なのか・・
見る人にゆだねられるのか。
まあ普通の作品
ジョーカーは底が知れない不気味さがあるがこのジョーカーはあまりその点バックグラウンドがあるため不気味さがなく、一人の男が闇落ちしていくというストーリーであった
やはり初代のコミカルさや二代目の不気味さが欲しかったかな?
映画自体は🌟🌟🌟🌟
ホアキンフェニックスが良い人過ぎて、今後蝙蝠紳士の宿敵になるとは思えない。ジョーカーの真骨頂は、度が過ぎる悪ふざけを真面目にやる狂気なので、悲劇的背景は違うのではないかな。
彼女となる隣人との出来事は、事実?妄想?その辺の説明が曖昧。色々もやもやするですが、個人的には得意ではないので🌟半分こです
ホアキン・フェニックスのジョーカー。
鬱々として観ていてつらかった。気分が落ち込んでいないときでよかったと思う。
アメコミだけど完全オリジナル。ストーリーに驚くようなものはなかったけど、ジョーカー誕生に納得。
後にジョーカーとなるアーサーを演じるホアキン・フェニックスの痩せさらばえた肉体が狂気に満ちていて、健康を心配したくなるほどだった。特に背中の表現が凄まじかった。やりきれなさや悲しみを肉体で語っていて圧倒された。ホアキン・フェニックスのジョーカーで続きが観たくなる。
※バットマンはでません。
責められるべきは何か
こんなことあってはならないし、勿論許されることではない。では、アーサーはどうすればよかったのか、どうあればよかったのかと、共感せざるを得ない彼の人間臭さに酷く胸を打たれた。
今現在、普通に生きていたって、馬鹿にするされる、笑いものにするされるなんてのはほぼ日常茶飯事で、行き過ぎたそれが所謂「いじめ」だとか「ハラスメント」とかとなる。こういうことに対する世論センサーは高まる一方で、少し敏感すぎるような気もするが、外野が平気で野次を飛ばしまくっているのは今も昔もそう大差ない。むしろ現在の方が、心無いSNSでのコメント1つとっても、なんとも不寛容な社会だろうと思わざるを得ない。
模倣犯が出るとか、現実社会に悪影響だとか、その外野達が相も変わらず騒いでいるが、そういうのは正直どうでもいい。現実問題、そういうことが起こりそうだと思っていること自体すでに、この「JOKER」で描かれているゴッサムのそれと今の社会が≒になっていると思っていることの証左だ。似たような事件は常日頃ニュースから流れてくる。結果として、あの世界では「JOKER」が生まれてしまっただけだ。だから、こんなこと言う人は焦っている、そうだろう。
助けてくれる人がいなかった、能力がなかった、努力をしなかった、環境が悪かった、時代が悪かった。そういった運が無かったからだ、とか、この映画はそういう話ではない。何に、救いを求めればよかったのだろう。今の社会では、何が彼を救うことが出来るだろう。
全然話は変わるが、今現在ジャンプで連載中の「僕のヒーローアカデミア」という漫画がある。皆が『個性』と言われる特殊能力を持つ社会で、ヒーローが大正義を振りかざし、悪逆大罪を働くヴィラン共をバッタバッタとなぎ倒す。圧倒的な、友情・努力・勝利。読むたびに胸を熱くさせられる、僕も大好きな漫画だ。
これまでのバットマンシリーズでおなじみのJOKERといえば、漫画にでてくるヴィラン同様、その圧倒的な悪役インテリジェンスに裏づけされたカリスマ性が魅力だったわけだが、みんなそれぞれに(※勿論ぶっ飛んではいるが)思っているところ、目指すべきところ、なすべきことを抱えて事を成そうとしている。だからと言って許されることではないのだが、そういう意味では、正義の方向性が違うだけと言ってもいい。
では、アーサーにとっての正義は、潰されてしかるべきなのだろうか。今回の劇中最大のハイライト、階段で踊るシーン。憂悲憎悪泣喜怒快無畏楽苛笑鬱とかとかとか、色んな感情がないまぜになりながらも、全てをぶっちぎった悲しみの美しさに胸が苦しくてたまらなくなった。出生や心身、社会的にもビハインドを抱えた彼にとっての「悪」は、責められるべきは、果たしてどこなのだろう。
何度でも言うけど、「JOKER」はあくまでも「結果」だ。社会の不条理や不寛容が憎たらしくて、こんなもの全然しょうがなくないだろと考える一方で、どこかしょうがないものだと思ってしまっている自分も、歪に捩れた今の社会を構成する一端になってしまっているのだなと、鑑賞後から酷く鈍い乗り物酔いのような自問自答を続けている。
生まれたてのジョーカーとして
ジョーカーに対する知識はそこまでないですが、まず映画としては中々面白かったです。全く知らない人でも楽しめると思います。
物語の流れは、社会の理不尽に追い込まれていく一般人アーサー。それを感じながらも適応しようとするが、上手くいかず落ちていく。そしてジョーカーの誕生。
中だるみをあまり感じることなくストーリーは進み、ジョーカーになる理由、そもそもジョーカーとは何なのかが読み取れると思います。
悪のシンボルとしてのジョーカー
社会や自分の性質、母、同僚、恋人などに追い詰められた男が殺人を犯し、似た境遇の人々の共感をよび、そのシンボルとなる話。
日々、私達は追い詰められることはあれどそこに逃げ場があり、多少の善意、繋がりがあるから道を踏み外さずに生きていける。全く何もなくなってしまい“無敵の人”になってしまったらジョーカーのようにならずにいられるだろうか?
絶望しかない
神様は見てるだけ、決して手を貸さないんだなと思った。
犯罪が増えるのではと警戒され映画の公開が云々と聞いていたが、この映画は刺さる人にはとんでもない棘を刺してくるので影響を受けてしまう人が出てくるだろうなと思うが、全く刺さらない人もいると思う。
これを観てショックを受ける人は自分に自信が無く、他人を優先してしまう優しい人で、逆に面白くなく感じた人は自己愛が強く何事も楽観的に考えれる頼もしい人ではないか?
さぁ、あなたはどっち?なんつって
…ネタバレしないとこんなしょーもない事しか言えないのでとにかく観てほしい。
どのシーンを切り取っても美しく悲しい。胸がずっと苦しくて息がうまく出来なかった
悲劇か喜劇かは自分次第
見方次第でコメディとしても観れる作品。
社会に出て挫折を味わった人間ならアーサーに共感できるポイントが色々とあるはず。
「僕の人生は悲劇だと思っていたが喜劇だ」と言う台詞について、自分も辛かったとき同じことを考えて吹っ切れた記憶があるのでとても共感できた。
正直、ラストの畳み掛けはカルタシスを感じて興奮したし、例の階段のダンスシーンは思わず笑顔になってアーサーの様子を堪能していた。
彼には見守りたくなるような、元気になって良かったと観客に思わせてしまう不思議な魅力がある。
久しぶりに怪作というか良作に出会えた。
公開中にもう一度観に行こうと思う。
ジョーカー
良かった!
でも思ってたより微妙だったかも。ちょっと期待しすぎてた。
ジョーカーが階段で踊るシーン良かった!見た目めちゃめちゃオシャレ、赤いコートめっちゃかっこいい。
司会者のデニーロと話してる時の狂気じみてて最高だった。
どうしても「ダークナイト」と比べちゃうけど、ヒース・レジャーの方が、魅力があると思った。
現代情勢に一石を投じる
治安の悪さ、現代の格差社会の不満をゴッサムシティといて表してるかのようだった。救いがないというか、絶望連鎖、一度はまったら抜け出せない恐ろしさ、決断したのは本人だが、そこまでの行動で社会全体の雰囲気がそうさせてしまったと思う。ダークナイトでのジョーカーと比べるとまだまだ誕生したばかりなんだと思うが、人はどんどん変わってしまってしまうのだと思うと恐ろしいなと感じる。それにしても俳優の演技力はすごいな。
素晴らしい映画と役者
妄想癖って誰もが持ってると思うんだけど、現実とのギャップが開けば開く程、現実を力づくで変えようとなる。
当たり前に思っていることに再度目を向け感謝し、大事にせねばならないと思わされた映画だった。
小ネタ
ジョーカーでのトーマス・ウェイン役がダークナイトライジングでは姑息キャラな警察幹部役
ジョーカーなのか
"悪のカリスマ"ジョーカーがあまりにも悲しいおじさんで残念。可哀想で共感できるからこそ、巨悪のジョーカーに対して話が予想以上に深くないという感想でした。
ジョーカー誕生の瞬間はとってもカッコよかったし普通に興奮する。ツイッターやここでの情報でハードルが高くなり過ぎていたせいで残念に思ったのかも…。
微妙
正直あんまり楽しめませんでした。
最初は主人公が理不尽な扱いを受けたりして、胸糞が悪かったですし、後半もそうじゃないでしょ感が否めませんでした。自分はフォレスト・ガンプなどのほのぼの系が好きなので個人の好みの問題かも知れませんが、カップルや家族連れなどには全くおすすめできません。逆に刺激が強い映画なので、バッドエンド全然okの方ならすごく楽しめると思います
キャラの独り歩き
バットマンも演者10人ですって
バットマンバースできますね!
今回のジョーカーは何人目でしたっけ?
アメコミ新作の仕切り直し感に慣らされて今回も前評判からして期待大でした
ところでこれ、話自体は"ジョーカー"じゃなくても成立はするんですね
ジョーカーは本来「DCのバットマン」に出てくるヴィランの一人ですが、この作品はバットマンを観てなくてもわかる仕様になっています
観ていた方が楽しめますけど
なので柵越しに対面した子供時代のブルースとのシーン
このシーンが無かったらバットマン作品世界としての成立前提を欠きます
今回、ブルースの親父との確執の展開からの初邂逅だったので、結果的にはサービスカットの印象が強くなってしまった
また終盤、ジョーカーがブルースの両親を射殺するシーンでは、ブルースが両親の死を目の当たりにするという画が(確か)なくて、そこは端折るのかともやもやした
完全に狂気のヴィラン誕生の話になっているので、同情の余地がまったくありません
生まれた境遇や生活に左右されずに困難に打ち拉がれながらも善人として生きる事に対しての違和感はないけど、それを原因として凶行を肯定するには違和感があります
世の中の矛盾や人生の不条理を正すとしても正攻法というものがあります
なので"ジョーカーの誕生"は彼の性格故の結末でしょう
この作品は社会派作品でもなく何の問題提起もしていません
バットマン誕生以前のゴッサムの世界観で生まれた一人のヴィランの話です
スピンオフでこういう事ができるのか、と
バットマンにまったくおもねっていない
これからも作られるであろうエピソードの一つとして楽しめたらと思いますね、アメコミ的には
全編独り舞台な作品(10/16)
朝一番の上映会でスクリーン9が満席になるのは、珍しい。最前列中央A14席をゲットできたのは、なかなかのものでしょう。
で、バットマンは、これほど重い過去を背負った男を相手にしていたのか。これは、敵わないです。主演のホワキン・フェニックスって知らない俳優だったので、過去に演じたジャック・ニコルソンなどと比較してしまうので、不安しかなかったんですが、圧巻の演技でした。全編ほぼ、出っ放し。R15+のため、若年層は、鑑賞不可。因みにストーリーは、平坦なので、満員の観客席で寝ている人も散見されました。
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