ジョーカーのレビュー・感想・評価
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退屈
もっと迫力ある面白い映画だとよかったんだけど。暗くて退屈。
途中眠くなりましたが勿体ないので我慢したけど!
まず、ピエロで看板奪われるシーンからすでに、どうしてそこまで追いかける~!から始まって、なんで銃を・・とか、説明ないし、次から次へと病んでいくところが共感できないからまったく面白くない!病んでるだけで狂ってない!妄想と現実が分かり難い!どこまで現実なの?彼女のことも、せっかくいいと思ったのに~!最後もあっさりで。バットマンのジョーカーと思えないほど魅力ない。この映画が絶賛されることが私には理解できなくて、予告に惑わされた感ありあり。ジョーカーになることは初めから分かっているのだからもっと最後はインパクトが欲しい。悪くはないけど普通の映画と思う。ブルースと会うシーンと、あともう1シーンだけジョーカーのいい面が見れてよかった。
「ホアキン・フェニックス」
ある意味【ヒトに優しくなれる映画】
個人的観点で言わせて頂くと
見た後、『ヒトに優しくなれる映画』でした。
そして、あまりにも切なくて見ていて涙がこぼれてしまいました。
言い方は酷いですが、
現実世界の仕事で何れだけ蔑まされても
【彼】よりは幸せなんだと、
恐怖や緊張しても悲鳴をあげる事が出来ず
笑い声しか出ず周りに理解してもらえない、
薬も福祉の打ち切りから飲む事も出来ず、
【不幸】の一言では済まされない程の、
【不運】が、がんじがらめに絡み、産声をあげた様に見えました。
そして何処から何処までが彼の空想なのか。
因みに、ラストの廊下でのダンスの後、逃げ惑う姿が滑稽に見えてしまいました♪
そして哀しい乾いた笑い声が響き、
『こう言う笑い声しか出なくなってしまったのね…』
と、切なくなってしまいました。
悲劇か喜劇かそれは主観だ
私はこの映画を観たら、もしかしたらジョーカーという人間に同情して
彼の悪を赦してしまうのではないかと心配していた。
それ故にこの映画を見る半日前からすこし憂鬱な気分になっていた。
いや、「心配」ではなく、
もしかしたらそうなることを
「この世には赦される悪もあるのではないか?」
そういうものが見れるのではないかと少しだけ期待していたのかもしれない。
しかしその期待は裏切られた。
彼は自分の人生を喜劇だと言った。
しかしこの物語を見た人は皆口を揃えて
「彼の人生は悲劇だ」と断言するだろう。
その意味を深く考え、
私達が生きるこの社会を見つめなければならないと
考えさせられる映画だった。
香港の民主化デモを彷彿とさせる映像
親に裏切られた親孝行な青年が、悪に堕ちていく姿は、
観ていて身につまされる。
暴力の連鎖に町を荒廃させていく姿は、未来の私たちの姿だろうか?
覆面禁止法が施行されて、青年が逮捕、投獄されている、隣国のニュースを見ながら
、ふと考えた。
マーベルとは違うよなー、やっぱり。
絶望の先の狂気
期待して待っていたジョーカーをTOHOシネマズの朝の回で鑑賞。
ストーリーは至ってシンプル。
コメディアンを夢見て下積みをしているアーサー(後のジョーカー)。彼は精神疾患を持ちながらも、母親を献身的に介護する心優しき男だった。そんな彼が度重なる不幸で心を狂わせていき、あの狂人・ジョーカーになるまでが描かれる。
アーサーはどこにでもいそうな男だ。夢を目指しながらも成功できず、チャンスを掴み損ね。貧困の中、親の面倒を見るうちに社会から阻害されてしまった。
そんなドロップアウトしてしまった彼に対する世間の目の冷たさ。残酷さを、視聴者は嫌と言うほど突きつけられる。
真面目に生きようとしても報われないこの世界で、心を病んでしまった人間は誰でもジョーカーになりうる。
だからこそ、この映画はヒトを惹きつける。
それを一見すると人好きそうなおじさんにしか見えないホアキン・フェニックスが演じる。だからこそ、狂人に転落していく彼の人生が他人事とは思えないのだ。
騒動を起こし、世間から注目され快感を覚え、更にエスカレートしていくジョーカー。
彼の歪んだ自己顕示欲と承認欲求は、今のSNSの一部ユーザーにも垣間見ることができる。
この映画はフィクションでも、根底に流れる問題は現実と何1つ変わらない。
いやそれどころか、格差が進み未婚率が高まり犯罪率が上がっている今の社会こそゴッサムになりつつある。
だからこそ見る価値がある映画と言えよう。
映画とは本来、受動的なコンテンツだ。
見て、聴いて、感じる。
だが本作は違う。
見た者が実人生をアーサーに重ね、己の精神と向き合うことになるいわば写し鏡。
だから、フィクションとして割り切れない怖さがそこにある。
この映画を見て何を感じるかは人それぞれだろう。
だが己の中に息づく"ジョーカー"に気づいてしまった人間も少なからずいるはずだ。
それこそが、この映画の危険性であり、同時に最大の魅力と言える。
悲劇とは、他人から見れば喜劇に他ならない。
それこそがコメディの本質だ。
世界は想像以上に残酷で、出口はまだ見えそうにない。
演技力についていけてない
凄みがある
ダークナイトのジョーカーは純粋な悪で、人とも悪魔ともつかない存在だった。この映画では、ジョーカーがなぜ生まれたのかを描いているが、見る前は、ジョーカーのルーツを語ることで存在が矮小化してしまわないか心配だった。
結果、バットマンビギンズに繋がるところもそうでないところもあり、バットマンという作品群の中で描かれてきたジョーカーの一つの物語という感じ。
腐敗した政治と社会が生んだ浄化作用としてのバットマンとジョーカーの根っこは同じところにあり、社会に対する怒りの表と裏のように思えるが、ジョーカーのそれの方がより暗鬱としていて庶民の苦しさに寄っている。それだけに恐ろしい。
ホアキンフェニックスの演技に凄みがある。
テレビショーの司会役でデニーロが出てきて立ちあがりそうになった!パプキンじゃないか!あれは夢じゃなかったんだね。。。
圧倒的な哀しみ
重い…
今年アカデミー賞
有力候補のJOKER
とにかく最初から最後まで、重い、悲しい、辛い、ほっとするところが一つもない悲しい映画。
絶対一人で見た方が良い映画。
カップルで行ったら会話なくなります笑。
アメリカでは色々なものを助長すると問題作として取り上げられ、JOKER役はあのイケメン俳優で短命で亡くなった、スタンドバイミーで有名なリバーフェニックスの弟。ホアキンフェニックス。
バットマンで出てきたJOKERは基本悪役として単純な感じだけど、JOKERがいかに形成され誕生したのか、終始何も救いどころがないほど落ちるところまで落ちて、上がるところなくド底辺まで…
こんな状況でJOKERが生まれたんだなと悲しい辛いしかありません。
映像、音楽は良い。デニーロもちょい役で出て嬉しい。
ただ、デート映画には全く向かない問題作。
怖い映画でした。
物語 4点
配役 4.1点
演出 4.2点
映像 4.7点
音楽 4.6点
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あまりにも哀しい、現実とつながる映画
バットマンに登場する中でも極悪のヴィランたる「ジョーカー」誕生譚である。それ以上に、有り体に言ってしまえば「この社会の悪」をアメコミという土壌を生かして拡張しきった上で提示した映画である。
ジョーカーはそのキャラクターの由来が安定しないキャラクターであり、作品によって実に様々な経緯を辿ってジョーカーとなるが、この作品はその中でもとりわけ現実社会と直結したものである。
冒頭から道化を演じている最中に少年たちに看板を奪われ、袋叩きにされるアーサー=ジョーカー。彼が患うトゥレット症候群。常に彼が晒されるのは理不尽、不遇、罵倒、そして無視。
彼はシリアスな状況や緊張から笑ってしまうのだが、その笑いは完全に泣くことと繋がっている。彼は笑いながら泣いているのだ。自身の境遇に。
そして彼を追い詰める素地が舞台たるゴッサム・シティにはある。清掃職員のストライキ(この時点で行政が機能不全であることが分かる)の為に荒廃する街、荒れる人々、貧富の差、電車内の電気の明滅。まるで「終わった都市」のような場所。
アーサーは「笑わせる」ことが夢であるが、彼は「笑われ」続け、暴発した怒りが暴動を呼び、妄想に取り憑かれ、母の秘密を知り...全く救われることがない。物語は容赦なく彼を追い詰め続け、恐らく「ネットワーク」にインスパイアされたであろうラストに繋がっていく。
まるで救いがなく、アメリカ公開時に警戒されるのは分かる。あまりに主人公を追い詰めているので、今までのヒーローものが全て反転してアーサー=ジョーカーに感情移入させるつくりになっているのだ。恐ろしいほど研ぎ澄まされたホアキン・フェニックスの演技がさらに感情の揺れを昂らせる。
そういう意味では、人は簡単に狂気に陥るということ、狂気に陥らせない社会を構築することの困難さを示している。私たちは誰もアーサー=ジョーカーを無視できない。最初から無視してはいけなかったのだ。
ホアキン・フェニックスの演技は圧巻としか言いようがない。泣くように笑い、楽しくも哀しげなステップを踏む。彼以外には不可能だっただろうと思った。元々演技巧者ではあったけれども、集大成たる演技だと思う。
様々な映画へのオマージュが詰まっている。「タクシードライバー」は大変分かりやすく表現されていた。またTVショーのくだりは「ネットワーク」を彷彿とさせる。
“I used to think that my life was a tragedy, but now I realize, it’s a comedy.”の台詞が儚く響く。こう思考するしかない者の果てが、この映画には描かれている。
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