ジョーカーのレビュー・感想・評価
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正義などどこにもない
善と悪は人々の主観で決められる。
誰かにとっては善でも、誰かにとっては悪となりうるこの世でジョーカーは誕生した。
人を狂わせるのは結局は同じ人なのだ。
狂ったこの世界がまた新たなジョーカーを生み出すのだろう。
評判通りと低音の響く映画館で闇へ落ちる姿を。
ホアキン・フェニックスがとても良かった。
ジョーカーに共感してしまうと怖いと思っていましたが、そこまでではなく安心?しました。
笑い声と表現が恐ろしくこだましていて雰囲気を盛り上げていて、演技力に圧倒されました。
ストーリーは思ってたほどではなく、ただキレた男にしか見えなかったのは残念か。
音楽がアーサーの闇へ深めていく感じが表れていて、映画館では低音の響く所で鑑賞した方が良いです。
凄く良く完成された映画でした。
観客の善意を笑いものにする悪意に満ちたエンターテインメント
虐待だの格差社会だのおあつらえ向きの「俺がこうなってしまった原因」を並べ立てて、「あなたがそのようになってしまったのはよくわかる、私があなただったら私も同じようになっていたかもしれない」と善意の観客に思わせておいて、すべてはジョークだと心の中でケタケタと笑ってみせる、なんとも悪意に満ちた映画である。
思えばホアキン・フェニックスも、現実に悪趣味な虚構を持ち込んで世間の不評を買ったが、まさに彼にぴったりの役であったか。
ちょっと理解不能
久々にお客さんが多くて、注目度の高さが感じられ、期待して観た…のがいけなかった?
そもそもアメコミ映画をほぼ観ないので、わからんちんの戯言と思ってください。
個人の格差社会への反発と、集団の反発がたまたま一致した「悲劇」が生んだ行動によるものなのか、エスカレートする暴動が物悲しい。
とはいえ、保身に走る主人公には共感は出来なかったなぁ。
現実と妄想の違いに戸惑うばかりでした。
予備知識が多少いる作品
バットマンをあまり知らないで見に行くとちょっと難しい作品(かくいう自分もそうでした)
ただ、単体の作品として見ても惹き付けられるものはありました
稀代のカリスマヒールがいかにして誕生したのかを描いた映画です
会社、社会に裏切られ捨てられ、更に母親の裏切り(仕方ない所もあるが)にも合い、恋人も実は妄想とわかってこの世の全てに絶望した男の成れの果てがジョーカーという
正直、バットマンの映画なり見て予備知識入れて行かなかったのを後悔しました
分かってる人が見たらもっと面白いのかなぁ
誰もがなりえるっていうオチ展開でいいの?
今までのジョーカーになるまでっていう
大事なヒストリーがこんな形でいいの?って感じ。
そもそも今までのジョーカーの印象が
頭がいい。サイコパス。笑えないジョーク。
狂気的にみえて魅力がある。とかで
特にスーサイドスクワットのジョーカーは
色気もあってハーレーが好きになる気持ちが
ひしひしと伝わる作品だった気がする。
今回の描くジョーカーは
親からの虐待、元々の病気、精神疾患、人間不信。
どこらへんにもあるようなオチでまとめられた気がする。
まあ別に同じ病気を持っていて虐待受けたら
ジョーカーになれますか?って言ったらなれないし
そう思うと本人の本質的なところは
他人とずば抜けて違うのかなあって感じはするけど。
観客側が誰もがジョーカーになりえる
って思わせたいのはわかるけど、そんなの良くある話だし
大好きなジョーカーだからこそ
そこは身近に感じたくなかったな、個人的には。
どちらかというとアーサーの母親のほうが
サイコパス的だろうし
ストーリー展開したら面白そうだなって思った(笑)
妄想性障害って突き詰めたはおもしろそうだし、
今回のジョーカーも悲しいシーン以外は
基本的に本人の妄想で終わったしね。
最後のピエロが蔓延するくだりも妄想だったら
私はめちゃくちゃ好きだなあって感じた。
でも今までのジョーカーって頭キレてるし
妄想性障害見当たらないんだけど?
女に依存もしないしね。そこ思うと矛盾してない?
覚醒したから本人のそういった症状は
全てなくなったって考えると妥当かな?
そしたらピエロ蔓延は事実になるけど。
まあでも色々思うところはあるけど
色彩も綺麗だったし音楽も良かったし
映画館で見れてよかった!
考察も楽しかったし!
夜明けまで強がらなくていい
ある男は言った。
夜は夜明け前が最も暗い。約束します。夜明けは間近です。
夜明けがアーサーには一度も訪れなかった。
ゴッサムシティが混沌とし、弱者は弱者を虐め、仲間と呼べるものもいない。病気の母を抱えながら、孤立していく。
希望はあった。それはTVの司会者、ゴッサムの権力者、何より自分自身である。
耐え続けるアーサーは、一度のミスで職を失う。
職を失ってもアーサーは舞台に立ち、人を笑わせようとする。しかし結果は出ない。
社会はさらに不幸を押しつける。
周りから疎まれ、
さらには暴力を振るってくる。
夜明けまで待つことなく、アーサーは、
悲劇の連鎖に耐えることを辞め、引き金を引く。
ジョーカーはいかにして生まれたのか。
明確なタイミングが分からなかった。
ただアーサーは死んでいない。
いや死んでいない? 死んで(この世に)いない?
どちらにせよアーサーはジョーカーに変貌し、
ゴッサムを混乱に導く。
夜は夜明け前が最も暗い。ならそのまま。大衆はそれを望んでいる。
この世界のゴッサムに夜明けが来るのはいつになるだろう。それまで耐えるべきか。
俺は氷のスーツに着替える。
みんな狂ってる。
強がらなくていい。
主人公が社会に不適合でうまくいかず、社会に裏切れ 、自分の母親にも...
主人公が社会に不適合でうまくいかず、社会に裏切れ
、自分の母親にも裏切れ、友人にも裏切れ信じるものがなくなった。
そんな、主人公が暴力で世間の同じような境遇にある人達から認められて暴力こそが正しいと思う事で存在していけると思える所からこの物語があると気がしました。
一つのきっかけで共感を持つ人達からシンボルになり、小さな波が大きなに波に変わるようなそんな恐ろしさも感じました。
どこか可哀想な所もあり同情出来るような所もあるような感じがしたけど、それだけしか思って生きていけない悲しいと思えました!
ジョーカーに歓喜するピエロ達
正直感動した。
好きな作品には間違いない
しかし皆が絶賛する姿を見て、映画の中で暴れまわるピエロの仮面を被った群衆に思えてきた。
自分が出来ない事をやってくれて、言えない事を言ってくれて、それを賛同するのを見て自分も声を上げる
この映画そのものだ
アーサーは自分でジョーカーになったのではなく、皆がジョーカーにしたのだ
皆が絶賛するのなら、僕はあえて否定しよう
ジョーカーはピエロ達を見て笑っているのだろうね
さて次はどうやって・・・
トッド・フィリップス、ホアキン・フェニックス次回作楽しみにしています。
圧巻
アカデミー賞確実と言われる理由がよくわかりました。
ジョーカーという狂気に満ちた人間の人生をここまでリアルに再現できることに感動しました。
また、ホアキンの演技力は今年の映画の俳優達の中で間違いなく1番でしょう。私だけかも知れませんがアーサーの笑い声とジョーカーの笑い声が全く別のものに聴こえました。これはホアキンが完全にジョーカーになっていたからだと思います。
正直難しい映画だったとは思います。でもこの映画の面白さに気づけない人はもっとレベルの低い映画をオススメします。
ジョーカーという存在への、狂うほどの愛情と恍惚
10/4(金) 公開初日レイトショー。
左隣には、恋人にすがる女。
右隣には、茫然と画面に魅入られるオッサン。
そして、嬉々とした表情で、アーサーが狂う様を眺める者。
僕だ。
アーサーの「悲劇」が、映画の中では描かれていた。確かにそうだったのだ。はずなのに、気がづけばいつからかそれは「喜劇」に変わっていた。美しいほど圧倒的な狂気の様は、何故だか、ただ笑うしかなかった。
怒り悲しみ絶望...あらゆる負の感情に満ち満ちたアーサーが、その果てに本当の自分≪ジョーカー≫を見つけ出す。
その姿を見た時、震え上がるほどの恍惚を覚えた。
左隣の女は恐怖なのか、フェイクか、まだ男に縋っている。
右隣のおっさんの目には、今どこを泳いでいるのだろう。
その間に座って僕は、身を乗り出して、ゴッサムの中で暗く美しく、赤々と輝く緑色のバケモノに魅了され、最後は彼と同じように笑い続けた。
真の狂気は、こうも美しい。
アーサーは如何にして心配するのを止めて憎悪を愛するようになったか
何だろうね…決して「鬱映画」じゃないんだけど、観終わった後の虚脱感。
脳に障がいを持つコメディアン志望のアーサー。TVの有名司会者の言葉に励まされ上を目指すも、不幸や数々の衝撃の事実を叩きつけられて、彼の人生は狂っていく・・・。そして、狂気の世界の仇花として開花するジョーカー。
綿密な脚本演出とホアキン・フェニックスの演技にのめり込まされ、エンドクレジットでは手汗が滲んでた(゚Д゚;)
これは是非とも劇場でじっくり鑑賞して頂きたい!あ、アメコミ知らなくても全然OK(*´Д`)
ついでに・・・
このストーリーが「つまらん」人は、その辺のくだらない邦画でもオススメしますわww
終盤からハラハラがどんどん込み上げてくる ここまで見たあとの疲労感...
終盤からハラハラがどんどん込み上げてくる
ここまで見たあとの疲労感がある作品は久しぶりだった
JOKERへの第1歩となる殺人の後の公衆トイレでのダンスは不気味すぎて笑ってしまうほどだった
観たあとの満足感は凄い
これぞJOKER
暴力に酔いしれろ
精神を患う心優しい青年アーサーが、あの有名な悪役ジョーカーになるまでを描いた話。
考えうる最悪の状況が次から次にアーサーを襲い、観客の心もズタズタになっていく。
怒りと悲しみが頂点に達したとき、アーサーはジョーカーに生まれ変わる。
これだけを聞くと、そんな暗い映画は見ていても楽しくないのでは?と思うかもしれない。
でもご安心を。すべての鬱憤は、悪のベクトル方向へすべて発散される。
途中までは想像つかないが、我々が知っているあのジョーカーが登場し、どんなヒーローも圧倒するほどのカッコ良さで、あのムカつくやつらを徹底的に叩きのめしていく。
どんなに頑張っても金持ちになれない我々日本人も同じだ。品行方正に社会のルールに従うのが正義か?そのルールを作ったやつらを妬んだことはないか?
アーサーは、やりたいように生きればいいと最後に気づき、それがジョーカーを生んだ。そこに強い憧れを抱いた自分は、この社会のピエロなのかもしれない。
オリジナルジョーカー
正直に言えば自分が想像するジョーカーとは真逆の性格だった。でも、これはこれで面白い。本当に実在し身近にいるような精神病のジョーカーである。
ダークナイトのジョーカーの知的で人の心理に付け入り、それをゲームのように利用して犯罪を拡大させていくジョーカーとは程遠い。死をも恐れず自分の手で殺人は犯さないダークナイトのジョーカーは完璧だった。
だがしかし、今回のジョーカーも素晴らしい。
観客の同情を引きつける設定、不気味な笑い方と微笑み。次にどんな行動を起こすのか楽しみにしていた自分がいた。
どちらかといえばサイコサスペンスホラーに近いジョーカーでした。
カラフルな喜劇?
ジョーカーを観た事がないままフォリアドゥを観て
個人的にはかなり刺さる作品だったため、
帰宅後配信にてこちらも鑑賞。
家庭内でも社会でも居場所を見出せなかったアーサーが
衝動的な出来事をきっかけに「ジョーカー」として崇められていく。
終盤、自らの血でピエロの口を描くシーンは鳥肌が立った。
ジョーカーの標的となっていった人間達は、
当然の報いと感じてしまったのは、
私の中にも狂気があるのだろうか。
決して犯罪を許す訳ではないが、
人間の奥底に誰しもあるドロドロの部分を
ジョーカーが体現してくれたことが、
日々の生活や社会の闇の部分とも重なり評価を得たと感じた。
音楽も素晴らしく、カラフルな色彩に惹き込まれる映画だった。
⭐︎4.5 / 5.0
10月4日(金) @ AP映画(2019)
ジョーカー
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「違うよ、僕はコメディアンになるんだ」辛い事ばかりで、笑うしかない人生はまさに喜劇、、こうしてジョーカーは誕生した!
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