ジョーカーのレビュー・感想・評価
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ジョーカーって残酷
映画評論家の町山さんによれば、主役のフォアキンは、かなりの異端、変人だそうだ。変人も言うより精神的に壊れてる⁈かも。
本当かどうかわからないが、精神的に壊れてるいるひとが、精神疾患のある役。ふーむ、なんだかなぁ。
彼は、部屋にいる時は大抵裸で、奇妙な骨格、左肩甲骨が変で、肋骨が異様に出ている。減量したんだろうが、骨格がホントに奇妙なのが気になった。
主人公が、悪ガキらにいたぶられる場面は容赦なくて、倒れた人間を蹴り尽くすシーンはとても残忍。そういう暴力的で人でなし場面が多いので、いたたまれなくなる。
彼の頭の中出来事なのか?と好意的に見てたが、どうも違うらしい。
悪のカリスマって、こんな風に人をおとしめて行くのか・・・この手の怖さの映画はちょっと苦手なので、私にとってはイマイチ。
理解できないさ
ホアキンフェニックスの演技と演出が凄すぎて、あっという間の120分だった。
とにかく、笑いながら全感情を出すあの演技が、凄すぎて。目の青いメイクの下で涙を流しているのが切なかった。表情がすご過ぎる。
彼女?の存在が全部妄想だった時めちゃめちゃぞわっとした。
生れながら、ではなく環境で人がここまで狂っていく姿は、養子という設定だからこそ出たのかなと思うとすごい。
タロウのバカ、ホットサマーナイツ、惡の華の、思春期特有の悪や永遠に僕のものの遺伝子的な悪ではなく、環境が作り出した悪は、どの悪よりも悲惨で切ない。
この映画を見て、犯罪が増加することを危惧するのではなく、孤独と戦う人間に手を差し伸べる人間が増えればいいのにな、と思った。
アメリカンジョークわからなすぎてごめんなさい。
そんなに特殊な映像と音楽を使ってるようには見えなかったけれど、異様な緊迫感と殺伐とした世界がリアルで目を覆いたくなるような映画だった。
そんなにいいかなー??
見応えは充分だけど言いたいこともある
監督の盟友だからブラッドリークーパーも参加?にしても今までの作風とはがらっと異なる問題作です。
凄いストーリー、演技、演出、ジョーカーの哀しい慟哭が伝わるコミックのヒーロー物とは思えない素晴らしい作品です。
ですが、、あまりに個人的な出来事過ぎて、スケールが小さ過ぎて、そして何よりクレバーさ全く感じられないストーリーは如何なものか?また、ホアキンの演技は素晴らしかったが老け過ぎではないか?
とはいえ、映像の素晴らしさ、わかっていたとはいえラストの繋ぎ方も見事で、またヒーロームービーの記念碑的な作品だと思います。この調子でDCはマーベルディズニーとは違う道を歩んでほしい。
R15
変なおじさん
鳥肌が立った!傑作だ!
問いかけるものがあるよね
かなり好きな映画
ストーリー、演技、映像美、音楽全てが最高の映画。
序盤の不良にリンチされるシーン、アーサーのみすぼらしい身なり、狭苦しいバスでの移動、パトカーのサイレンが鳴り響くゴミだらけの街並み...。そういったシーンから、アーサーが苦しい生活を送っているのが十分過ぎるほど伝わってくる。そのため映画にリアリティが出せていて、序盤から引き込まれてしまう。この映画がとても面白いのは、アーサーが感じてきた苦しみの表現が秀逸で、共感できる部分が多いからだ。
アーサーはウェインの会社の鼻持ちならない社員を殺したことで、彼のように世間に不満を持つ人間からの熱狂的な支持を得るようになる。今まで誰にも相手にされてこなかったアーサーが、初めて世間の肯定的な評価を受けるようになり、自分の行った殺人は正しかったのだと思い込むようになる。だから彼は徐々にダークサイドに堕ちていったが、むしろ堕ちた後の方が彼にとっては幸せなのだ。ジョーカーとして悪の道に振り切った彼はもはや失うものが無いため、抑圧されるものが無くなって、以前の少し間抜けだったアーサーの面影は無くなってしまう。
映像美や音楽等の演出も秀逸。荒廃した街並みや落書きだらけの電車、後半になるに連れて明るい曲が増えていくのが、全てアーサーの心境を表せていて素晴らしかった。
続編が来年公開されるとの事で、昔友達とやりとりした考察をレビューします。
『ジョーカー考察』
徳永 ひらめいた!!ダークナイトのジョーカーと今回のジョーカーの関係性
新澤 伺いたいです♪🤩
徳永 新澤さん、こんばんは😃そのー、、つまり、別人ということではないかと・・・
ダークナイトのジョーカーは、アーサーに影響を受けて大人になったんだと思います。
新澤 德永さん 別の方がわかりやすいですよ。
徳永 スミマセン、僕が思う面白い映画の定義は、物語りに矛盾が無く、理屈が通ったリアルな物語なんです。例えそれがゾンビや宇宙人の話であろうが、タイツを履いたスーパーヒーローの話であろうが、そこのツボを押さえてあれば面白いと感じるみたいです。
吉原 德永 さん、私も、このアーサーが、あのジョーカーになるとは、しっくりきませんでした
徳永 吉原 師匠、ですよねー(^o^;)
そうなると、僕の求めるリアルが感じられませんので、舞台設定をバットマンにする意味すら、無意味と感じますので、消化不良となるのであります("`д´)ゞ
新澤 德永 さん、納得の説をありがとうございました😊
吉原 德永 さん、このジョーカーは、こうして、議論のネタになることで、名作なのだと思います
徳永 新澤さん、あの福祉の黒人女性も(最後の病院と)同じ人でしたから、妄想もありですよね(* ̄◇)=3
新澤 德永さん、あの血の足跡👣👣👣
吉原 でも、ダークナイトのジョーカーとは違うのですよね〜
徳永 吉原 師匠、
あのカウンセラーの黒人女性を殺した血とでも云うのでしょうか?
年齢、隔絶した頭の良さ、腕力、天才的な計画性、得体の知れなさ、どれをとってもアーサーの進化系がジョーカーにつながることは無いと思います。
吉原 德永 さん、そう、アーサーは決して天才ではないですね~
徳永 そうなんです。アーサーは“天才”ではなく、“障害者”なんです。そして悪の“カリスマ”ではなく、悪の“インフルエンサー”なんだと思います。因って後にゴッサム・シティを震撼させる“ジョーカー”には成り得ません。
吉原 アーサーは「インフルエンサー」・・・当たりですね〜👍
新澤 アーサーは、薬物治療していましたよね。そんなところが。。。ネタバレになってしまうよなぁ〜。
吉原 德永 さん、このジョーカー、大満足でしたが、ブルースとの年齢差など、違和感もあって・・・それが、だいぶスッキリしました!
ものすごい密度
まずびっくりしたのが監督。「ハングオーバー」のトッド・フィリップスだった事です。全然毛色が違うじゃないですか。
そして本作は何よりホアキンの芝居でしょう。
こうゆう作品を待っていたとばかりに実に瑞々しい。
そこに食い入るように迫るカメラワークも良かった。
物語は「タクシードライバー」と「キングオブコメディ」へのオマージュが強烈で、しかしそれをDCコミックの世界へと落とし込んだのが新鮮。
導入がもう「キングオブコメディ」だし、歪んだ思想に自宅での服装なども「タクシードライバー」をまず想起します。
こめかみを撃ち抜くムーブもそうでしょうし、そもそもデニーロ本人が出演してますもんね。しかもコメディアンの役で。
脚本の端々にが少し荒さを感じながらも、ホアキンに魅せられて続けます。
でも、もっと綿密に仕込まれていたのが、散りばめられた数々の“嘘”。
途中、観客に敢えてそれを教えるのですが、一度それを見せられると境目がわからなくなるからすごい。
"脚本の端々に感じた荒さ”は全部それだったのでしょう。
虚構か現実なのか、どちらにしろそれらは全てアーサーの見ている世界。
ものすごい密度の作品でした。
彼の妄想?
ラスト、パトカーで護送される途中に暴徒化したピエロたちに救出され、彼が悪のヒーローに祭り上げられる。「ジョーカー」誕生の秘話である。そしてピエロの一人がウェイン夫婦を射殺し、息子のブルース・ウェイン(後にバットマンとなる)だけが生き残る。
ところがその後、突然に精神病棟に収監されたアーサーとカウンセラーのシーンとなる。今までの事は妄想だったということ?直前のシーンとこのシーンに至るまでの説明が全くないので、色々な解釈ができてしまう。
<私見:妄想説>
悪のヒーローに祭り上げられた後に、結局警察につかまって精神病棟に収監されたと考えることもできる。
ただ悪のヒーローに祭り上げられて、「ジョーカー」誕生と言うところで終わった方が、映画的には良いと思うので、わざわざ精神病棟の部分をラストに挿入する必然性はなかったはず。また、直前までは髪の毛が緑色だったのに、精神病棟のシーンでは急に黒に変わっていたのも不自然だ。なので、やはり妄想であるということだったと思う。
そう考えると、どこから妄想だったのか?どこからと言うよりも、部分的に妄想であったと言うことも考えられる。例えば同じアパートの黒人の女性と付き合っていたことが妄想だったことが一番わかりやすい。ただ、それ以外の部分についてはいまいちはっきりしない。
結局最初から妄想で、現実はラストの精神病棟だけだったのではないだろうか。そう考えると、カウンセラーを殺して精神病棟を逃げ出し、妄想の「アーサー」から現実のあのお馴染みの「ジョーカー」になっていったのであろう。
つまり「ジョーカー」の最初の殺人が、この黒人のカウンセラーになる。今までの殺人(妄想の中で)は、すべて彼が憎しみを持った相手であったのに対して、このカウンセラーは特に憎しみはなかったはずである。 それなのに、殺してしまったと言うところが「ジョーカー」らしくないか。また、このカウンセラーの殺人のみ、殺人シーンがないのである。この2点で、現実の殺人と妄想での殺人を線引きをしていたのではないか。
<タクシー・ドライバーへのオマージュ>
所々にタクシー・ドライバーへのオマージュを感じる。そもそも主人公のセリフ回しが、タクシー・ドライバーのトラヴィス(ロバート・デニーロ)に似ているし、ロバート・デニーロ自身も出演している。
同じアパートに住む黒人の女性が、ピストルに似せた指で頭を撃つ仕草をして、主人公も真似をするシーンがあるが、タクシー・ドライバーにも同様のシーンがあった。
<印象に残った曲:send in the clowns>
もちろん 「ホワイト・ルーム」やチャップリンの「スマイル」(モダン・タイムスで使われた曲)も良かったが、この曲が特に気にいっている。clownはピエロのことで、最初の3人組が殺される前に、3人組の1人がこの曲を歌いながらピエロのメーキャップのアーサーに暴行加えようとした。そしてこの曲はもう一度、エンドロールでシナトラが歌った曲が流れる。
<印象に残ったセリフ>
(アーサーのジョーク)
I just hope my death makes more sense(cents) than my life .
私の死が私の人生より意味のあることを望む。
(私の死が私の一生より稼げることを望む)
<その他>
ジョーカー役のホアキン・フェニックスは、あのリバー・フェニックスの弟だったということを最近知った。
ここ数年の最高峰かもしれない
決してジョークで終わらせていけないジョーク
ホアキン・フェニックスの集大成にして傑作
もう5週目ですか。満を持してIMAXで観賞。
まわりから気味悪がられ、年老いた母の面倒をみながら孤独に生きるアーサー。壊れかけていた心を世間の悪意が完全に砕いてしまった。
彼の爆発、シングルマザーの娼婦への妄想、それらすべてが府に落ちた。唯一苦言を呈するなら、ゴッサムシティの大衆のアーサーに同調した暴走の描写の薄っぺらさだろうか。それも意図したものかも知れんが。
アーサーがジョーカーとなった過程を知るだけでも十分だと思うが、アーサーの母とウェイン家との関係、アーサーの出生の秘密、そしてジョーカーとバットマンの深い関係までも明らかにしてしまう大盤振る舞い。これを観ないわけにはいかんだろう。
オールドファンの長年の思いにも応えた。「タクシー・ドライバー」と酷似した展開、そしてデ・ニーロはアーサーに「私が誰か知らないのか?」と問うた。まるで「俺がトラヴィスだ」とでも言わんばかりに……。
まあ、何だかんだ言って、私のようなアウトサイダーにとってアーサーはブルース・リーみたいなもんかも知れんな〜。彼の暴力に溜飲を下げつつも、明日は会社への足取りが一段と重くなりそうだ。
不愉快すぎる
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