「映画館なら...」ジョーカー モルさんの映画レビュー(感想・評価)
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ジョーカーというキャラクターが好きです。ジャック・ニコルソンもヒース・レジャーも。
ホアキン・フェニックスがこれに挑むと知ったとき、アカデミーは確実だと思いました。結果、非常に素晴らしい演技でした。ヒース・レジャーに引っ張られたこの10数年の悪役集大成みたいな、素晴らしいキャラクター。
恐らく、映画館で観ていたら完全にあてられていたでしょう。
ただ家でBDで落ち着いて観て、一つの作品として観ると、完成度としてはダークナイトに及ばないというのが正直なところ。
最終的にジョーカーは、自身がジョーカーになりたくて成ったわけではなく、社会が彼を祭り上げたような印象があります。
個人的にはジョーカーはナニモノにも縛られず、自由でいてほしいと思うわけです。その自由さこそがこのキャラクターの面白さで、魅力だと感じています。
映画の内外問わず、社会が彼を欲した、という現状が最も異常な気がします。
どこか共感できない何かを持たせて欲しかった。理解できない怖さが欲しかった。
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