「ホアキンの一人舞台・・☆」ジョーカー ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ホアキンの一人舞台・・☆
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何度も映画館で予告編を見て、行かないなぁ・・と思っていましたが、
あまりの評判に鑑賞。
前評判で、暗めの内容がわかっていたので観客が若い人やカップルが
多くて驚きました。
アメコミのイメージで見に来ていたのなら、違った印象だったのでは。
バットマンの悪役・ジョーカー(ホアキン)が誕生するまでの物語。
・・言ってしまえば それだけですが、かなりメッセージ性が強い作品です。
他に方のコメントにもあるようにホアキンが階段を上り下りするシーンが
暗示的に作用します。
最底辺での暮らしを強いられているホアキンは社会からも最後には母親からも
望むものは得られずどんどん追い詰められていきます。
ジョーカーになる突破口になったともいえる最初の地下鉄での殺人で被害者が
歌う「Send in the clowns」をはじめ、物語の中で流れる名曲が素晴らしい。
ジョーカーとなったホアキンが拘束されゴッサムシティで暴動が起きる時の
クリームの「White Room」、そしてエンディングノートのおそらくは
シナトラが歌っている再びの「Send in the clowns」。
とても良かった。
設定は、荒廃していくゴッサムシティでしたが 今の日本やある意味 香港の
状況などと比べてもインパクトがあります。
伏線で、将来 バットマンになるであろう幼少のブルース・ウェインの両親が
殺害されるシーンがありますが、殺人を犯すピエロが誰なのかは自分には
わからなった。
最後は、収容所らしきところでのホアキンが現れます。
物語そのものが現実なのかホアキンの妄想なのか未来なのか・・
見る人にゆだねられるのか。
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