「ホアキンの怪演は想定外、作品の質は想定内。」ジョーカー あれっくすさんの映画レビュー(感想・評価)
ホアキンの怪演は想定外、作品の質は想定内。
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ホアキン・フェニックス。今は亡きリバーフェニックスの実弟。兄が亡くなった時に、落ち込むホアキンに映画関係者から渡されたビデオが「レイジングブル」。そう、主人公アーサーが憧れるマレー役、ロバート・デニーロ主演の不世出の作品である。このエピソードを聞いてしまったら、映画ファンとしてこの邂逅を逃す訳にはいきません。
で、観賞した訳ですが、結論から申し上げますと、やや期待はずれの印象を持ちました。ホアキンはもちろん、
怪演してます。が、悪の化身であるJOKERとしてはハズれている気がしました。すみません、、。
1番違和感を持った箇所ですが、衝動的に3人の証券マンを殺してしまうところです。私たちはJOKERに凶暴性とそれと同じくらい知的な部分(カリスマ性)を求めています。やや短絡的ではないだろうか?と思ってしまいました。
マレーを殺すことにより、JOKERはカリスマになったわけですが、やはりそこに至るまでの心理描写がやや大雑把に思えました。クリストファー・ノーランやスタンリー・キューブリックなどと比べると、脚本に深みが足りないと感じました。ダークナイトのJOKER役、ヒース・レジャーはやっぱり最高であることも改めて認識しました。
いずれにせよ、ホアキンの演技は劇場でみないと損しますよ!狂気のひとこと。
デニーロもさすがの演技でした!で2名の俳優と音楽が良かったので、及第点。
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