「伏線」ジョーカー cumaさんの映画レビュー(感想・評価)
伏線
怪演極まりない、ホアキンの演技に加え素晴らしい編集と音楽によってゴッサムシティはリアリティを帯び、観るものの心に迫ってくる。
変質な役は演じるのが簡単に思われがちだが今回のホアキンはそんな軽率な考えは払拭される。
目の奥の内面的な演技は鳥肌もの。
音楽もクロノスカルテットぽい音作りで退廃感を見事に表現。
衣装も惹き付けるものだった。
あの笑い声、しばらく耳について離れない。
これからの世界を予言しているかのような。香港にも通じる政治的な背景も感じ取れる畳み掛けだった。
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