「面白かったが評判ほどではない」ジョーカー 天狗屋さんの映画レビュー(感想・評価)
面白かったが評判ほどではない
始まった瞬間から安心して楽しめるセンスを感じられる画面作り、鬼気迫る役者の演技、別物でありながらも話題となったダークナイト版との齟齬を感じさせない丁寧な作り。
意外性はなく話は読めるものの終始「これは喜劇だ」という姿勢に徹する一貫性といい退屈せず良作であった。
けれど大傑作かと言えばそれほどでもない。期待しすぎにご注意。
アメリカ人にとってのジョーカーというキャラクターへの思い入れの深さを改めて考えさせてくれた。「これなら別にジョーカーじゃなくてもオリジナルで良いのでは」と言う人もいるが、きっとこれは日本人には分からない感覚なのだろう。
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