「ぐちゃぐちゃ考えるのでいい」ジョーカー ばばばさんの映画レビュー(感想・評価)
ぐちゃぐちゃ考えるのでいい
コミックファン、映画ファンは「楽しめる」
そうでなくてもとにかく「考えさせられる」映画なのではないでしょうか。
映画、映像作品としての様々な采配がものすごいです。演技、映像、編集、音楽、ファッションなど、詳しくなくてもわかる程度にはクオリティの高い映画です。
ドルビーアトモスで観たりするとすごくいいんじゃないでしょうか……!観たい!
ストーリーはかなり主観的ですが、個人的には感情移入が出来なくても楽しめるように作られていると感じました。
こんなに主観的なストーリーの作品で、主人公に共感できなくてもいい、と感じられることはとても珍しいことのような気がします。
観終わったあと、様々な感想が自分の中に渦巻きますが、パンフレットなどを読む限りそれを狙って作られている映画だと思います。
「政治的であることは意図していないが、挑発的であることは意図した」と監督が言っている通り、社会に対して考えるべき課題を多く投げかけていると思います。
考えるべき多くの課題で頭の中がぐちゃぐちゃになりますが、ぐちゃぐちゃになりながら考えていくことでしか世の中良くならないよ、というメッセージに私は受け取りました。
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