「恐るべき闇と鬱」ジョーカー 西国くんさんの映画レビュー(感想・評価)
恐るべき闇と鬱
ゴッサムシティという架空の街である事が全くそう思えない怖さ。いい歳になり、多少の苦労も知り、世間の冷たさが分かる様になった今、自分も追い詰められ、見終わっても身動き出来なかった。
極端な格差と冷淡な社会が生む怪物を見事に描いた。
ジョーカーが初めて人を殺めるシーン。
こちらも素晴らしかった。
病んだ怪物の誕生である。
脚本とホアキン・フェニックスの鳥肌が立つような圧倒的な演技が合わさった事で、
恐ろしいくらいの狂気の暗黒映画となりDC的映画だ。
こういった心の闇を突いて来られるとキツイ。
凄い。
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