劇場公開日 2019年10月4日

「圧倒的な演技と製作者の心意気」ジョーカー あつんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5圧倒的な演技と製作者の心意気

2019年10月5日
iPhoneアプリから投稿

善と悪、富と貧困、現実と妄想、愛と孤独。
それらを緻密に交錯させ織りなすストーリーは秀逸だが、それ以上にフォアキン・フェニックスの歪な演技と体は見るものを惹きつける。

彼の表現を漏らさず追うカメラ、
緻密に計算された照明と美術、
重厚感のある音楽、
ジョーカーを形作る衣装とメイク。
製作者のこの映画に対する心意気を感じる。

エンターテイメントと監督の作家性のバランスも良く、
時間を感じさせない。

あつん