「圧倒的な演技と製作者の心意気」ジョーカー あつんさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的な演技と製作者の心意気
善と悪、富と貧困、現実と妄想、愛と孤独。
それらを緻密に交錯させ織りなすストーリーは秀逸だが、それ以上にフォアキン・フェニックスの歪な演技と体は見るものを惹きつける。
彼の表現を漏らさず追うカメラ、
緻密に計算された照明と美術、
重厚感のある音楽、
ジョーカーを形作る衣装とメイク。
製作者のこの映画に対する心意気を感じる。
エンターテイメントと監督の作家性のバランスも良く、
時間を感じさせない。
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