薄暮のレビュー・感想・評価
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東北三部作の締めとなる作品
宣伝などで震災復興などを前面に出されたのがひとつのミスではないでしょうか、
東北地方を題材にした青春群像劇なれば、もうちょっと掘り下げは欲しい所かも知れないがそんなに悪くない。
人物輪郭を細かに動かす手法は面白い、立体感の少なさをカバーし体温感じる作画と成り。
背景美術は実写混在、予算的なものだろうが思いの外嫌味に見えず、ある種効果的な作品色として捉えられたかもしれない。
キャラはWUG等の延長、声優は良かったと思う。
三部作其々は単体だとややアラも目立つ、しかしながら纏めると相乗効果が感じられ、ちょっと甘いが好評価。
時間と、お金と、監督にもう少しの忍耐力があれば、もっと名作と言われる作品になったでしょう。
もっと長くできただろうが纏めている中編作品。
福島県外出身だが、ファーストランが東京と舞台となっている福島でしかないことを知り、福島県の舞台の劇場で見ることにした。
体調不良のため中編映画の40分が限度と以前から監督は仰っていたようだが当初の予定より尺を伸ばして52分まで増やしたということは、販売されている小説とアニメの描写を比べるとも伺い知れることである。
内容はいわき市に住んでいたヴァイオリン少女が避難してきた絵描きの少女が出会い、交流し、一時の仲違いがあったとはいえ結ばれるというお話。
震災と絡めてはいるが、震災の処理や避難、原発の是非などは論評はせず背景を描いているのみである。
エンターテインメントとの両立で最大公約数的には受け入れやすい演出には監督自身は苦心を感じたとは思うがうまく描いているだろう。
表面的には大人気の吹奏楽部より小ぢんまりと活動している弦音楽の音楽部での青春、佐智と祐介の恋愛物語が流れているが、深層には震災のテーマが流れていると感じた。
観賞後、アニメの舞台となった喫茶店、コンビニエンスを回ることにした。忠実にロケハンされていることを感じた。作画、美術や演奏シーン含む作画も単館系の商業劇場映画として申し分ない。
傑作。☆5
クソ
この映画を見ようと考えてる方
絶対に見ないで下さい。時間の無駄です。
何でこんなものを公開する気になったのかな?
東北を馬鹿にしてるのかな?
自分は何を見させられてるんだろう?
という気分になります。確実に。
もしこれが小学生が力を合わせて作ったよーというのなら頑張ったねーと言えるのですが、いい年した大人たちが作ったという事実には落胆を通り越して憐憫の気持ちすら芽生えます。
主演女優に逃げられるのも納得の出来です。
美しい作品。されど制作体制の不備が悔やまれる
「アニメーションはエネルギー集約産業」
かつて大塚康生さんがそういう主旨のお言葉をおっしゃったそうですが、
本作は"作品の為にエネルギーを集約する"体制整備が不十分だったように見受けられます。
もう少し「人とお金と制作体制が整った状態で
作る流れになって欲しかった」
と思います。
(ただし、[通常の商業アニメとは全く異なる
プラットホームでの制作]という一点には注意が必要)
完成度が高いとは言えない。
アラを探せばいくらでも探せる。
監督の"敵を作ってしまう言動"は
プロデュース上ではマイナスにしか働かない。
それでも、
スクリーンには美しい世界がある。
その世界で生きる人々の生活がある。
かつて悲しい出来事があり、
その記憶が長い影を引いていても、
顔を上げ前を見て歩こうとする人たちの心の動きが丁寧に描かれる。
美しい作品。
夕暮れの空、薄暮の風景に魅入られ、足を止める。
その瞬間の気持ちをフィルムに留めようとした作品。
私個人は結構気に入っている。
それだけに制作体制の不備が悔やまれる。
素晴らしい風景と日常の細かな美しさ
なんだか、まるで監督のアンチが複数のアカウント持ってレビューしているような気がしますが...
とにもかくにも、日常にある美しさを感じることができました。青春を思い出すノスタルジーに溢れた映画です。
毀誉褒貶の監督が生み出したピュアな作品
今まで、映画のレピューなんて書いたことないのですが、山本監督作品、昔から好きだったので一言書きます。山本監督は、毀誉褒貶のある映像作家ですが、あまりに御本人の人物像に引きずられた作品評価がされていると思います。このサイトのレピューを見てもその傾向が顕著で、ただ単に監督を貶めたいためのレピューが散見されます。さて、映画については、これまで、フラクタル、Wake Up, Girlsで見せていた余韻をあまり残さずに小気味よい場面転換をしてく監督の特徴がよく表れていて、私はその点を評価しています。音楽についても、弦楽四重奏が良い緊張感をもたらして好ましく思いました。初恋に至るかどうかの高校生たちは、本当にピュアで可愛らしいです。限られた予算の中での作品ということを知っているとどうしても贔屓したくなりますが、作画や動画についてもう一歩のところがあり、4.5点といたします。
価値無し
残念ながら評価に値しない
そもそも監督曰く「東北三部作」の最終章として制作したそうですが、もともとの東北三部作は岩手・大槻町が舞台の「blossom」、宮城・仙台市が舞台の「WUG」と福島の南相馬市を想定して作った「真夜中のスーパームーン」でした。
しかし、小説化した真夜中のスーパームーンは映像化されることなく、自身が学生時代に書き上げていた(らしい)「薄暮」を、無理矢理いわき市に当てはめて今回映画にしたのです。
「真夜中のスーパームーン」は無かった事になりました。
今回観るにあたって「そんな経緯があった以上、それなりに素晴らしいものになっただろう」と思い池袋で観させていただきました。
普通以下の内容
日常以下の話
酷いキャラ作画
唯一鑑賞に堪えられたのは背景のみ。それも新海作品などに比べると実力差は大きく、昨今のアニメで考えても普通です。
この作品で5.0を付ける方の映画観を疑います。これまでアニメに限らずいったいどんな映画を観てきたのか?
値上げの続く映画館にあって、1500円で鑑賞できるのは魅力かもしれませんが、プラス400円を払って他の映画を観ることを勧めます。時間の無駄使いです。
そして前売り段階においても、前売り券(ムビチケ)の値段を1000円に設定したものの他の作品で表記のある「最大〇〇〇円OFF」が書いておらず、「ムビチケでも通常鑑賞でも同一金額では?」と誤認させる失態。
なお監督は「満足いかなかったら返金する。その代わり個人情報を提示して一切の批判をネット上に書かないように誓約させる」と言っていました。
満足なんて程遠い。ですが批判するために返金を望まず、ここに書かせていただきました。一種の言論弾圧。山本寛氏は一国の首相にでもなったおつもりでしょうか?
星は0.5。これ以上は無理。本人は引退宣言していますが、彼の性格上必ず言い訳して戻ってきます。そして作品を制作するでしょう。その時はまた厳しく評価したいと思います。
いろんなところで損をしている勿体無い作品
個人的には思ったより、よくできているなと思いました。
しかし、ここまでの作品を作ることがのであれば、「なぜ最初からやらないのか」と思わずには要られません。
コンパクトに纏まっていると言えば、聞こえはいいですが、正直時間が短すぎてストーリーの深いところまで描けてないように感じました。
インターネットでも話題になりましたが、実質、クラウドファンディングの上映会から公開日までしか仕事していないようなので、ちゃんと最初から仕事をしていれば、もっとストーリーに深みを持たせる事もできたし、映像ももっと綺麗なものを入れる事だってできたはず。
正直、この映画を鑑賞するのに1800円払うのは…って感じです。
関東で上映している映画館は会員になると火・木は1000円で見れるので、どうしても見たい場合はそれを利用するといいでしょう。
なんといかどうにも
ロードローラーで轢き殺したような起伏のないストーリ
演出でみせばあるのかとおもったら萌えアニメのようなカットが
ちょくちょくはいってどうもちぐはぐです
いわき市がモデルとありますがどこでもいいレベル
震災とかいわれなんかモノローグで撮ってつけた感じです
告白にいたるまでのみちのりの魅せ方も下手で
人を好きになるのには意味や理屈はないといいますが
その過程がまるごとないのはやりすぎだと思います
なんか急に好きになって告白されて泣いてキスしてます
もうなんだかなーです
最大の見せ場はエンドロールです10分ちかくないですかこれ?
あくまでも体感ですがすっげえながいです
CFでつくったそうですがこんな映画に自分の名前のせられるとか
やべえ
ゴミ
やっぱり作り手の人間性が出るものですね。
劇場はおろかレンタルのためにお金を払うのが勿体無いと思わせてくれる作品です。内容はサガミオリジナルより薄いです、ペラッペラ。
CFで金集めて2年半もかけてこれだけしか作れないのかと。
早く廃業して炎上逆切れ面白おじさんとしてTwitter遊びでもしててください。
「凄い」
今年62本目。
泣きました。
今日は2本連続☆5.0とラッキーな日。
アニメって、好きな絵とそうでもない絵とに分かれると思うんですが、今作品は好きな絵。
とにかく景色が綺麗。
また、主人公の佐智がバイオリンをしてると言う事で、バイオリンの音色が美しい。
「青春」+「恋愛」の王道だと思うんですが、王道で泣かせるのは監督の手腕の賜物だと思います。
他の方のレビューを拝見すると、これが引退作品のようですが、これだけの作品を作られる、と言うので、戻って来て欲しいです。
次回作あったら見に行きます。
良くも悪くも、ヤマカンアニメ
監督・山本寛(ヤマカン)氏はそれなりに有名な監督で、あくまで個人的に、普通に普通のアニメ監督だと評価しています。『かんなぎ』や『Wake Up, Girls!』も普通に楽しめましたし。特に後者はスッタモンダが勃発したソレ以前までの彼の手がけたシリーズは結構良かったのにと思っています。人間性と創作才能は分けるので、一言居士な性格?も何ら気になりません。
で、今回のこの作品も普通には楽しめました。ですが〝普通〟がこの劇場アニメの仕上がり具合に対して少々足を引っ張ってしまった様子です。TVアニメ12話と比較したった1時間足らずの尺で物語を描くことは非常に難しく、故に苦労も多かったろうと思います。
そのせいかどうかは不明ですが、作品要素のあらゆる部分において振り切った部分がなく、全てが無難でこじんまりとした普通に終始し、今一つ伸びを感じられなかったのが残念でした。
何か一つでも、強く印象に残るスッ飛んだ部分があれば、もっと映える作品だったのでは?と思われます。味付け・演出のコントラストが緩い印象です。
冒頭からの説明チックなモノローグが長すぎで少々鬱陶しい事や、それに監督の趣味?でしょうか、2箇所ばかり必要のない奇妙な描写(必要でもソレに全く気づかない)がありましたし。また絵描き青年の声当てのぎこちなさや、よりによって弦楽器演奏をネタに持ってきたのも、描写が抜群であればイケるのにそこまでの魅力はなく(しかも数秒とは言え止め絵を使ったのはマズイ)、妙な勘ぐりを招くだけになってしまった残念感が沸々でした。
いろいろ書きましたが、そうは言っても全体のビジュアルやお話はソコソコ素敵な内容でした。監督はよっぽどWUG!が好きだったのかな?と思われるフシがそこかしこに見受けられたり、誰が観てもこれはヤマカンアニメだと認識するに容易な程、当人の質感が感じられる作品です。
あとは上映館が少なすぎなのは、巡業上映とかが計画されてたりするんでしょうかね?
面白くない上にこの宣伝…
作品として見てもまず普通以下
ストーリーは「たまこマーケット」と「響けユーフォニアム」を足して2で割り、水を大量に入れて薄めたつまらないもの。
ビジュアルの切なく美しい男女に牽かれたが全くの期待はずれ。
作画もお笑い、酷すぎる。 製作期間がどうとか言い訳してるらしいけどさ、これで金取ってるんだから少しは責任もつべきでは?
しかし音楽や背景は光るものがありそこで評価☆2.5をつけようと思ったのだが、なんだこの宣伝文句は?
被災地応援?? どこにそんな要素があったのか。 この監督は取って付けた「被災地応援作品」を金儲けに使っているだけに見える。
話を聞けばこの「山本寛」という監督は過去にも問題を多数起こし、ひどい作品をだし続けた最低の監督だという。
これの引退作品だというのだから、まあこの出来なのも納得がいく。
(お金が帰って来ないというのが納得いかない点なのだが…)
被災地産業かよ…
退屈過ぎる。監督は必死で「頑張ってますアピール」してたけど、この映画のどこに監督の手腕が発揮されてるんだ?
ただの日常アニメ。を、「被災地でやったから評価してね!」というだけの映画。
背景がキレイダネーww つーか、キャラ動かないから背景しか見るとこ無いネー…w
震災にのっかってクラウドで金を集めて、散々延期して気に入らない人間を罵倒しまくって、それで出来たのがコレ?
ヤマカンさんよ。色々な人を傷付けて、破産宣告までされて、それでこの程度のものしか作れないのなら、さっさと消えろ。
二度と帰ってくるな。引退詐欺はもう結構ですからね。
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