「「はぁ、この程度ねぇ」とは言いたくなる。」薄暮 robinpopさんの映画レビュー(感想・評価)
「はぁ、この程度ねぇ」とは言いたくなる。
この作品の原作・脚本・監督・音響監督・プロデュースの山本寛さんが『鬼滅の刃』について「ただの「劣化コピー」じゃないか、と。同系統、同じテーマでこれに比べたらずっといい作品は、過去にごまんとある。」「薄い。薄いが故に、解りやすいのだろう。」「あまり悪くは言いたくないが、はぁ、この程度ねぇ、とは言いたくなる。」と論評していたので、全く山本寛さんの事を知らない私はどんだけ凄い人なんかと気になり最新作である『薄暮』を観ましたが…
「はぁ」とため息をつかされました。
作品の舞台が良く知る所だったので少し興味がわきつつ期待して鑑賞するも「えぇっ」の連発で無理くり震災がらみに関連づけて同情を誘ったようでなぜ此処が舞台になったか意図が全く不明です。
何処かの田舎の風景であって舞台がここである理由がありません。
本当に地元に出向いて取材したのでしょうか?登場人物たちにどう影響を与えているのでしょうか?
まるで震災復興詐欺の一種です。
上映時間に関してもこんなに短いのかと驚き、この希薄なストーリーで劇場映画化する意味があったのでしょうか?本編が短すぎるのにエンドロールの長さには驚かされました!!
クラウドファンディングで製作費を調達したようですがこの内容で本当に正しくお金は使われたのか疑問です。
正直、つまらない・絵が動かない・登場人物の心理描写がないで、良いところは背景の美しさとキャストの豪華さぐらいで山本寛さんの関与した部分が全てダメです。
制作者の山本寛さんには自身がこの程度の作品しか作れないのによく他人の作品を批判できるものだと感じました。
私はこの作品に「はぁ、この程度ねぇ」とは言いたくなる。Blu-ray代4700円をドブに捨てた感が半端ないです。