任侠学園のレビュー・感想・評価
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コミカル人情物語
任侠ではなく人情なんじゃねぇの?って感じの内容に
ほっこりしかしねーよ。
ヤクザですが暴力団ではありません。
と言うセリフは名言だよね。
いいんじゃない。こう言う映画も(^^)
面白い事は面白いのだが…
この監督さん、物凄く小ネタを入れてくるんですよね。ドラマの松潤主演の99.9はギリ許せたけど、NHKのドラマで浜辺美波と岡田将生のやつは観てて、あの小ネタをぶっこむ演出にうんざりしてた。
で、この「任侠学園」の放映の前に2夜連続だったか、西島秀俊主演のドラマがまさに木村ひさしワールド全開で、やたらドラは鳴り響くわ、龍のCGが頻繁に出るわで途中で観るのをやめた事があって。
その事もあって、原作は読んでいて面白かったし、配役もなかなかいいと思ったんだけど、監督がこの人かという事で敬遠してきましたが、ふとした事で観賞。
感想としては、この監督特有のテイストはだいぶ抑えられてて、全然観れたのですが、レビューでは好評の阿岐本組三ヵ条を揃って言うシーンは要らなかったかなあ。因みに原作にもありません。ただ、原作になくてもしびれたシーンはあります。
敵のアジトで「カタギには手ぇ出さないんだよなあ〜」って煽られて、日村(西島さん)がおもむろにど突くところ。「カタギってのは、真っ当に商売してる人の事をいうんだ。人をさらうカタギがどこにいる!」ムチャクチャカッコ良かったなああれは。
最後に、葵わかなって髪型のせいかな、あまり可愛く見えなかったな。ドラマの「ブラックペアン」のときはスゴい可愛かった印象があっただけに。
桜井日奈子はコスモ石油とかイー部屋ネットだったかのCM観ててもあのキャピキャピ感が鼻に付いて好きじゃなかったんだけど、この優等生の皮を被った悪ギャルってのは、上手かったと思う。
人情話
面白かった。
面白かった、だけじゃなく感動した。
空々しい金言の数々なも、立場が変われば心にも届く。是非、地上波で放送するだけの度量を見せて欲しいと思った。
いわゆる幻想とも言える「任侠」の話だ。アウトローな面々が織りなす人情話がホロリとさせる。今まで観てきた西島さんのどの作品よりも、今作の西島さんは大好きだ。人の良さが伺えたりする。
エンディングから想像するに、これまでの西島氏をいかに崩すかを命題として掲げてたようにも推測する。
阿岐元組の皆様はナイスなキャスティングだった。
特にやっぱり西田敏行さん…凄い。
元々、西田さんを観たくて行ったので、大満足!深淵の如き深さを醸し出す。
コメディな側面を外す事なく、やくざの背骨をがっちり壊さなかった。
フロントラインが何をやろうと、組員っていう立場を与えてくれる。こんなに心強い後ろ盾はないんじゃなかろうか…。
見事な仕事だった。
一昔前の日本では当たり前だった事を、当たり前のように語る。
悪い事をしたら謝る、とか。
ありがとうと伝える、とか。
アウトローの美学と言うのだろうか…そんなものもありはするのだが、人に向き合い、信頼し信頼してもらう。そんなプロセスがジワリと染みる。
事あるごとに、やくざとしての側面を匂わすのも、随分と粋である。
いやぁ、でもやっぱり頭っから最後まで、西田敏行さんだったなぁー。
この映画的にも親父だと思える。
なにやら続編の構想もあるらしい。
今度は温泉宿なのだとか。
「嘘八百」にしても「任侠学園」にしても、寅さんの穴を埋めようしてるようにも思え、男はつらいよシリーズには日本人の良心がいっぱい詰まってたのかと想いを馳せる。
曲がり曲がった価値観を、ぐぐぐっと矯正する存在とでも言うのだろうか…その3作に郷愁にも似た感情を抱く。
観れて良かった。
この時代に提示した意味は十分にあった。
神戸の教師が教師を虐めるような時代である。自らの行動がどれほどカッコ悪い事か、小さい器であるのか…ハタと立ち止まり振り返るキッカケになり得る。
そんな心意気を作品から感じたりする。
時代の風潮にはそぐわず暴対法なんかもあって、モラルの塊りのような面々は揃ってNOを突きつけるのだろうが、待ってほしい。
今の世代が蔑ろにしてきたモノがいっぱい詰まってて、それこそが今の時代をも救えるヒントになるんじゃないかと思える。
自分の町にも居たらいいと思えるような、愛すべきヤクザさんたちのお話です
西田敏行がヤクザ親分だというので鑑賞。
「任侠ヤクザの人情噺」
最近なかなかこういう作品に出会えなくなった気がします。
というか、
似たような作品って、何かありましたっけ
と遠い目モードで脳内検索。
もっとも脳内の蓄積データがそんなに多くないので
検索結果に該当無し。(ダメですね)
意外とこの手の作品、そんなに無いのでしょうか。
演技の上手い役者さんが脇を固めているので場面が締まっていて、
随所に笑いのあるエンターテイメント作品でした。
満足。
原作があるんですね。
読んでみたくなりました。
※似た感じの作品を思い出しながら
TVシリーズの「三匹のおっさん」が頭に浮かびました。
勧善懲悪の人情噺。
ヤクザ物では無いですが、こちらも好きな作品です。
以下、印象に残った会話
「私はね、最低限の事はやっているつもりだ」
「最低限? 最高の仕事をしてくださいよ」
追記です
エンディングでNG集が。なにかこう懐かしい感じ。
ジャッキー・チェン作品を思い出しました。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
GTY
有名作家原作の任侠シリーズ?なんですね。西島秀俊だ〜と思って観に行きました。面白おかしく楽しい映画でした。
今時の子供らしい、トゲトゲしい触れるもの皆傷つける少女や、冷めた目で物事を見てる子や、ちょっと集団になったらニヤニヤする奴らに勝手にイライラしてたんですが、阿岐本流の指導のおかげで、ちゃっかり、こちらまで心清らかにしていただきました。
特別飛び抜けた展開になる訳でもないけれど、安心して気持ちよく最初から最後まで観られる映画でした。
野球部顧問の先生、怪しい行動するから意識してたのにただの良い人でした笑
グレートティーチャーヤクザ。
邦画かくあるべし
昭和平成令和、時代が変わっても良いものはずっと良い。日本人の好きな典型、テンプレとも言うが。
コミカルとシリアスのバランスがとても良い。
なにより三ヶ条が非常に良い。
一つ、堅気には手を出さない。
二つ、勝負は正々堂々。
三つ、出されたものは残さず食べる。
これが、作品のテーマ。
実に分かりやすい。実に好ましい。
くすりと笑い、楽しめる娯楽映画
あちらこちらに、ギャグ満載で、安心して楽しめる優しい映画でした。
家族と、友達と、誰と観ても安心して観られるとおもいます。西田敏行さん、西島秀俊さんの魅力満載の映画です。
桜井ひなこさんが、最初から優等生に見えなくて、「この子、いかにも悪そうですけど!」と心の中で終始つっこみっぱなしでした。
ちょっと大人しいかな
武骨な西島秀俊さんと、伊藤淳史さんら憎めない弟分たち。親分が西田敏行さんで。
思いの外ほっこりした人情コメディーで安心して観ていられる感じではありますが、任侠×学園モノの可笑しさを出すなら、もっとはじけてもいいのかなと思います。
折角、生瀬勝久×池田鉄洋のTRICKコンビが出ているんですから。
もうちょっとテンポとノリが良ければ、いい話の部分とのメリハリが出て、「釣りバカ日誌」みたいにシリーズ化もいけるかも。
シリーズのコメディーって、お年寄り向きになりがちですが、この6人なら、幅広い年齢層に対応できそうです(と言っても小学生はダメね)。それにしてはちょっとダサいし、音楽も重い。
(あ、西田さんの歌のことではありません)
それに、やくざが主人公なら、万人受けする為にはコメディー色が強い方がいいと思います。
クスッとするシーンは結構ありました。
「今よけようと思った・・・(以下略)」の元ネタは、CMの西田さんのセリフ「今やろうと思ったのにゆう(言う)んだもんなぁ~!」ですね?
懐かし~。でも知らない人は、「ん?なんでこのセリフ?」ってなりそう(笑)
西島さんの演技は好きです。「脳内ポイズンベリー」ではチャーミングだったし、「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶」では鬼気迫るものがありましたし、流星ワゴン(ドラマ)では不器用で熱い男でした。
MOZUなどのハード系は観てなかったので、アクションシーンは初めて観ましたが、さすがかっこいい!
キ○○ダムとか出て欲しいです。時代劇も主演でぜひ。
任侠映画ですよね?(笑)
任侠映画のはずなのに、抗争?が一回しか無い(笑)
まぁ、カタギには手を出さないが家訓なら仕方ない(笑)
ストーリーが非常に分かりやすく、サラッと見ても楽しめる作品でした。
優等生が実は悪役とか良くある話過ぎてわかりやすかったです。
ただ、その分かりやすさがあるから、ギャグなんかが気付きやすくて面白さを増やしてるのも事実です。
西田敏行さんはアドリブが多いらしいですが、ここアドリブだろうなぁと思えるところが多過ぎで、どれが本当の台詞か分からない位でした(笑)
色々笑わせていただきました。
西島秀俊さんは、かっこよすぎましたね(笑)
個人的には高木ブーさんの無駄遣い感と、桜井日奈子の演技力に少し圧倒されました(笑)元々好きなのもあるので贔屓目かもしれませんが(笑)
西島秀俊のコメディー
原作未読
クールな西島秀俊がコメディー
こんな西島初めて観た
2人の若手女優より西島の方がかわいい
閃いたときが特に
ヤクザが理事として赤字の高校を立て直すというありがちな話
みんなのやりとりが面白い
光石研演じる半グレとの対立
ごくせんみたいに生徒を救うためアクションあり
そういえば槍魔栗三助がいつもようなポジションで出演
違法もヤッホーもないはきっと西田敏行のアドリブだろう
学園を立て直し去っていく姿がかっこいい
エンドロールはジャッキー映画みたいにNG集で楽しめる
おまけあり
シリーズ化期待
学園もの~~~~!!???
出されたものは食べる。~~~だとか。
なんだっけかと。
手をださない~~だとか。
あと一つは覚えてないです。(笑)
学園ものは難しいけれど。
まあ、十代のいるファミリーをターゲットということで。
自らだと。
うーーーーん。
オレオレ詐欺のパロディー任侠コメディーアクション映画とか。
なんかもう一つひねって欲しかったように感じてしまう今日この頃、どうお過ごしでしょうか??!!
役者もこれだったら、もっとこわもての人々をアサインしてほしかったような。
そしてもっとへんなこだわりとかキャラをつけて、笑わせてほしかった。(笑)
くだらなさが足りなくて。すこし物足りない。
でもまあ。
最後の学園ものの最後の苦笑とか。まあ、アリッチャーあり。なのか。
カタギってどんなひと?
近くに座ってたファミリー。小学生くらいの男の子が、ずっとクスクス笑ってて、なんだかこちらも幸せな気持ちになった。ファミリーにもおすすめ。
「カタギが、人をさらうかよ?!」
(だったかな?)このセリフが一番残った。「カタギが●●するかよ?!」の●●には、現実の事件で起こった、あんなことこんなことが色々と当てはまるなー。阿岐本組の方がよほど真っ当だな。
と。作品をほっこり思い返してる、鑑賞翌日。
予告編につられまして。(笑)ついついつい。
かるいタッチの現代版のヤクザ(笑)映画。。
予告編の出来は素晴らしくて。
騙された。(笑)(笑)
まあ、まあ、まあ。
豪華な二人の俳優さんでもっているのか。
あと一人と。
少し大根めの女優さんと。(笑)
ビジュアルは悪くなく。
なんか、年末ファミリー向けなのかどうなのか。
アクションシーンとかはもっと派手にやって欲しかったような。
笑いが足りなくて。コメディー感をもっと。
ギャップが足りない。怖さと笑いと。もったいないような。
仕方がないような。
いまいち知恵が足りなくて、なんともかんとも。
役としての挑戦は正直成功とはいえないような気配でして。
仕方がない。(笑)
でも、学園ものなので、あの感じがいいような。
なんか、シニア向けの映画と感じてしまいました。
なんか、歯がゆい感じがたまらないとか。
あの下手というか、あってない役に対して挑戦しながらもいまいちなとこがかわいいだとか。
そんな声が聞こえてくるのか、聴こえてきそうなのか。来ないのか。
正直、得るものが少なくて。
うーーーん。
設定のヒネリも今一つ。
もっと考えてほしい、工夫してほしい。
って誰かの声は聞こえません。(笑)
まあ、最後まで見れまして、よかったようなどうなのか。(笑)
皆んな大好き人情噺。皆んな大好き豚の顔。
いやさ、皆さん好きでしょ?人情噺。
結局は落語の人情噺だと思うんですよね。「任侠学園」も「記憶にございません」も。「台風家族」に「引っ越し大名」、「ダンスウィズミー」「今日も嫌がらせ弁当」「光のお父さん」「泣くな赤鬼」、などなど。人の世の情愛の物語を、笑いを媒介に語って聞かせるのが「人情噺」だから。ちなみに一般的には怪談にカテゴライズされる「牡丹燈籠」も人情噺だそうです。ナヌ?そんじゃ「アナベル」も人情噺になるん?ってのは置いといて。
好っきやなぁ、この手の映画。こりもせず。大好き。ほんッとに好き。
人情任侠の現代劇は、「滅多にない」とは言えない程度に撮られてる気がします。「心優しいヤクザ」の定義を緩めると、もう無尽蔵に出てきます。心優しい殺し屋。心優しい元諜報機関工作員。いわゆる「GAP萌え」が笑いのネタですが、そこはキッチリと笑いを取ってくれますし、そこだけじゃ無い。もう、ホントに可笑しい。
「豚、食え」。正確に言い直してあげたい。「顔、食え」。
「僕、写真部なんで」。イヤ違う。君はただのストーカーだからw
「何も残らないのは闘わなかった時だけ」
いやいや、なんか学校関係者らしい、教訓めいた事言うじゃないですか。闘って見せてる大人から言われると、反抗期の娘っ子もその気になるんですかね。
指定暴力団じゃない「街の任侠一家」。最後の最後に、なんでそんな人たちが生き残り、2000万円もの大金を右から左に動かせるのか。いや、動かすのかが判明しちゃいますが。なるほどね。納得。
一家のキャストは同じまんまでシリーズ化希望。次は「任侠温泉」ですよね。女湯の権利なんたらっての、欲しいです。女湯下さい。無人の女湯や幽霊の出る女湯は要らないけど。と言うか、権利なんたらって何?
女子高生役が今一だったので☆1個減。西田敏行さんの「アウトレイジ」なヤクザ世界の芝居に☆1個増。西島秀俊さんと伊藤淳史のコンビ漫才で☆0.5増。中尾彬の関取化に驚いたので☆0.5減。「また逢う日まで」のイントロで☆1個増、歌手が受け狙い過ぎであざといから☆0.5減。えーっと、結局どうなんの?
ただ今「客観的評価尺度」ぶっ壊れ中。
俺、アナベルにビビり過ぎて、何かが壊れてます。
面白かった。とっても。
古き良き喜劇映画よ甦れ!
原作は未読です。
やくざと学校という水と油、相容れない感がすごい組み合わせですが、ところがどっこい、これが意外とマッチング。というか最高の組み合わせでした(笑)
問題児の“生徒さん”に真正面から向き合って道筋を照らし、事件の裏に潜む悪人たちの思惑から学校を守ろうと、ときにはズッコケながらも大奮闘(笑)
大いに笑えて、ときにはホロリとさせられる、最高の人情喜劇がここに誕生した!!!(笑)
義理人情に厚いやくざ…。任侠を重んじる阿岐本組の面々は、今となってはもはやファンタジーの住人みたいなものですが、どこかに存在していて欲しいと願わざるを得ませんでした。彼らこそ必要悪。というか“悪”と言いたくないよねぇ…。だって全員善人なんだもん(笑)
仕込まれた小ネタの数々がいちいち面白い(笑)
歴代猪八戒大集合から始まって、往年のやくざ映画へのオマージュ、細かい昭和ネタの数々…! いやぁ、堪らん!!
極め付けは“阿岐本組三箇条”。要所要所で唱和(笑) それを守りながらトラブルを乗り越えるんだから立派…(笑)
古き良き喜劇映画が甦ったようでした。
よくよく考えてみると、西田敏行や佐藤蛾次郎など、往年の名作喜劇映画に出演していた俳優たちがこぞってキャスティングされていることに気付き、胸が熱くなりました…。
伊藤淳史、池田鉄洋など、雰囲気と喋りの両方でコメディ演技が出来る新世代とのアンサンブルも素敵でした。双方譲らずアドリブの応酬で、負けじと演技している感じが良き(笑)
本作を機会に、喜劇映画をバンバン製作して欲しい!
心の底からシリーズ化希望!!
【余談】
西島秀俊がいまいち振り切れていない感じでした。コミカルな演技をする場面がぎこちないというか、どこかまだカッコ良さを捨て去ることを躊躇っている印象。まだまだいけるはずや! もうちょっと割り切って取り組んで欲しかったです。
※鑑賞記録
2020/04/20:Amazonプライム・ビデオでレンタルして再鑑賞
☆☆☆★★ 最高に面白い原作は読了済み。 ちなみに、予告編に有った...
☆☆☆★★
最高に面白い原作は読了済み。
ちなみに、予告編に有った。「あたしらがヤクザだってのは、いつ頃わかりました?」や。「違法もヤホーもあるかい!」…と言った、笑える台詞は原作にはない。
簡単に。
登場人物達と、その人物像の背景に関しては、ぽぽぽぽ原作通りなのだが。性格やら、設定やらはかなりの変更点が多かった。
1番違っていたのは、なにかに付けてはちひろを目の敵にしていた美咲の性格だろうか。
原作では、親の七光りと暴力団を利用しては。とことんまでちひろをいたぶる下衆の中の下衆女なのだが。映画では普通の女子高生。
逆にちひろは原作だと、夜の渋谷ではカリスマ性から知らない者が居ない程の有名人。
でも映画では、恥ずかしがり屋のハニカミ屋さんとゆう感じ。
日村の舎弟の稔も、ちひろを誘拐するチンピラの元ダチで元渋谷のチーマー。それだけに、ちひろを知っていた関係から。渋谷でちひろの誘拐を目撃するのだが、映画ではそんな背景は描かれない。
原作の面白いところは。今の若者を中心に、人と人との繋がりの希薄さ。一般社会に浸透してしまった《礼儀》を忘れてしまった日本人。
それがヤクザ社会の中では、なくてはならない《躾》としてしっかりと根付いている…とゆう逆転現象を、面白おかしく描写しているところ。
原作には、日村による数多くのヤクザ社会の《しきたり》を活かした、これぞ【漢】と言える台詞が多い。
中でも1番【漢】と言えるのが、誘拐されたちひろを助けに乗り込む場面。
(日村曰く)大音量の雑音でしかないラップミュージックを止めさせる。
この時の、「身内の為に体を貼るのがヤクザだ!」や、ヤクザ社会のしきたりから。トラブルが起きた際に、看板を掲げ(組の名前を出す)たのならば。戦争になった責任を取れるのか!…と凄む場面の凄み。
読んでいてもゾクゾクさせる格好良さだったのだげどね〜(´-`)
大体、お互いに簡単に名乗っちゃってるんだもんな〜(p_-)
相手の定岡も。原作だと日村が一瞬身構える程のヤクザなのに。映画だと単なるチンピラでしかないのは残念至極。
ただ原作では、唐突に大団円となるだけに。まあ無理のない最後でしたかね〜。
3か条を何度も活かし、そこそこ笑える演出を施したり…と。人情エンターテイメントとして、2時間たっぷりと楽しめる内容にはなっていたとは思います。暇つぶしにはぴったりか?…と。
最後の横断幕に小ネタが多数。
2019年9月27日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン12
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