ボーダー 二つの世界のレビュー・感想・評価
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【ムーミントロールを生み出した北欧から届けられたダークファンタジー】
冒頭、アップで映し出されるネアンデルタール人を想起させる税関職員ティーナの風貌と異常に鋭い嗅覚と鼻の下を動かす仕種(あれは明らかに獣の仕種)に驚く。
劇中、ティーナが人間の悪性を嗅覚で感知する場面は印象的である。それは容貌は特異であるが、善性を持っていると匂わせているから。
が、ティーナと同様の風貌を持つヴォーレが現れ、物語の面白さは加速する。
〈滅ぶべき悪性を持つのは、人間なのか彼らなのか・・〉
虐げられていた彼らのそれぞれの決断が、観賞後、重い余韻を残す作品。
(蛇足:劇中、虫が重要なキャラ?で出てきます。私は攻めていた登山をしていた頃、行動食としていたので何ら問題はなかったですが(ああ、そこの方、引かないで下さい。美味なんです・・。)、隣の方が目を伏せていた様子だったので、情報まで。)
腑に落ちない
ヴォーレのことは拒絶したけど、最後文化的な生活を捨ててしまってるのは、やはり人間ではいられなかったってことなんでしょうか?絵はがきのシーンでは何かヴォーレを探してフィンランド行っちゃいそうだなーとイヤな気分に。
同居人のローランドはそこまで悪人じゃないし、パパなんか愛情たっぷりに育ててくれたようなのにあんなに拒絶しちゃう?だってイジメられてたときに何もしてくれなかったって言うけど「この子はトロールなんだ!」なんて言ったらよけいいじめられるでしょ。その辺りの感覚もやはり人間じゃないからなのかねと腑に落ちないけど面白い話でした。
あと、意図してるだろうから敢えて言うけど、あれは映画史上に残る汚いラブシーンでしたね。
ティーナが最初に嗅いだもの
人の感情を嗅ぐっていうのが面白かったです。
ティーナが最初にヴォーレから嗅いだのは、昆虫機や性別でもなく、彼の持つ怒りや恐れの匂いだったんだなぁと、途中で妙に納得してしまいました。
ちなみに本人全く罪の意識ないですが。
また同人種として惹かれあったのも多少はあるとは思います。
一緒に観に行った相手は前情報なしだったので、ただ面食らって驚いていました。途中までこれは何の映画だろうと手探りで。
児童ポルノをとる夫婦が映像がないだけにエグかったです。トロールの二人はただただ自然でした。あと赤ちゃんはあれ?っていう技術でひっかかりました。
とにかく前情報なしで見たら、自身の常識からもっと揺さぶられてだろうなぁと思います。
境界線上の孤独
多分、予備知識無しで見るのが一番面白い作品。
未鑑賞の方は自己責任で回避をよろしくどうぞ。
グロとかショッキングというコメントを目にして、ビクビクしながら挑んだのだが、思った程の嫌悪感も、価値観崩壊も感じなかった。
元来ファンタジー脳なせいだろうか。実は人間でないと言われれば、成る程それでその容姿と嗅覚か…と納得したし、虫食や生殖の奇怪さも、そういう種族なんだな、と、すんなり受け入れられてしまった。昆虫が後尾後オスを補食するとか、クマノミが性転換する、みたいな生態を知るのと大差なく。
この監督は、人間の視点の外から、世界を捉える事が好きなんだろう。
人としてタブーと思われる事が当たり前に行われ、人としての欠落がそうではない世界。
全裸で森を駆け回り、湖に身を沈めて幸福そうに抱き合う恋人の姿は、さながら異界のアダムとイヴだな、と思いながら見ていた。現実を少し歪んだレンズを通して見るような、この感覚や手法は嫌いではない。
ただ、ティーナの異質さや疎外感や孤独を、人間じゃないから、と理由づけされてしまうと、若干中二病的というか、実も蓋もないというか…。
もう少し人間の深層の闇と光を抉り出される方が、私の嗜好には刺さったかな。
ティーナは職場でも頼られ、評価され、同居人もおり、施設で暮らす父親との関係も悪くなく、ご近所付き合いもあるが、居場所の無さと孤独感を常に抱え、幸福でないと感じている。
他人と異なる醜い容姿、身体、感覚。そのせいで、他人に気味悪がられ、距離を置かれ、受け入れられていないと感じ、自分の存在に違和感を拭いきれずにいるからだ。
自分とよく似たヴォーレの登場により、ティーナはその劣等感や理由の解らない違和感から一気に解放される。自分は欠陥品ではなく、異なる存在であるのだから、他人と違うのは当然だ。
ティーナは、自分の出自を隠していた父親を責め、同居人を追い出し、あるがままの自分でいられる、ヴォーレとの関係にのめり込んでいく。
しかしヴォーレは、ティーナの倫理観では許容する事のできない行為を行っていた。再び人間の枠に自らを押し込み、疎外感と居心地の悪さを享受して生きるか、ヴォーレの人間への憎しみを受け入れ、人外のものとして彼に寄り添うのか。ティーナは選択を迫られる。
結局人間として育んだ心を殺す事ができず、ティーナはヴォーレの罪を告発する。さりとて以前の自分には戻れず、独り森の中をさ迷う。ようやく抜け出せたと思った孤独に再び突き落とされる絶望。
この物語のタイトルを『境界』とするならば、これは、境界線の上に立ち、どちらの世界にも属する事の出来なかった、果てしなく孤独な者の哀しみの物語だろう。
託された子供は彼女の孤独を救うかも知れない。選べなかった彼女は、子供をどちらの世界のものとして育てるのか。
どちらでもないものは、どちらでもあるものである。そう言える日が来ればいい、と思うのは、この暗く果てしない孤独に対して、些か能天気に過ぎるだろうか。
北欧感たっぷりなダークミステリー。
二つの世界、ってこういう事ね。北欧ではこういう言い伝えもあるのかしらん。動物達との絡みやら特殊能力やら狼族の展開かとおもったらもっと全く違ってた。エリもそうだったけど北欧の自然の静けさにとってもはまってる映画だった。
家族?愛と狂気
北欧ミステリー好きなので「北欧」に惹かれて見てしまった。日本にもある神話的なストーリーの糸が後半大きな渦となって主題に躍りでる。狂気、そして家族?愛!求めていた北欧ミステリーではなかったが、神話は寒い土地に根付くのかなぁ?気持ち悪かったが最後まで見てしまった。監督の熱意と出演者の熱演に👏
気になって仕方なかった
5時に夢中で中瀬さんが紹介していた映画。彼女の紹介映画は私の感覚にとても合っているのでなるべく見ている。
見た目が醜いけど、鼻がきいて異変が感知できる特殊能力を持つティーナは税関で働く日々を過ごしている。
無口だけど仕事に対して正義感を見せるティーナ。ヒモみたいな内縁の夫と森の中の家で暮らしている。父は痴呆なのか。施設に入っているが父の前ではほっとした表情を見せる。
おかしな匂いがする、と職場で嗅ぎつけたどこか、ティーナと似た容姿の男性ヴァーレと出会うことから変わっていく...
以下ネタバレします。
キツネやカモシカとやけに親しげなティーナ。犬にやたら吠えられる。
もはやキツネが夜中遊びに来てしまうレベル。どこか野生動物のよう。
人間とは染色体が違うため、特殊な能力を持ち、疎外感を持って生きてきた。
トロル..と唐突にヴォーレの口から出てくる単語は物語のなかでさりげない。
そうか、違って当然だった、ありのまま生きるのは素晴らしい...よかったね!旅をしよう!とはならず。。
仕事での活躍がかわれて幼児への性犯罪捜査を手伝っていたのに思わぬところでヴォーレとの関わりが露呈。
悲しいラストからの希望のある終わり方へ...。
他の方の感想を読むと「嫌悪感」「トラウマ」などのワードが出てきますが私は全く不快に思わなかったです。
人間になりたいと思ってるわけではないティーナがヴォーレというパートナーや旅する新しい生活よりも子供への加害への怒りを優先したのがすごい。
殺しあうようなセックスも、虫をクチュクチュ食べるのもさほど嫌悪感がなく。ひたすら土の香りと雨の音を感じる映像でした。全裸で川で泳ぐシーンがかなり多い!てか。虫。ミミズなのは最初の頃の不味そうなパスタの夕食に皮肉をこめている??
ティーナの両親もヴォーレの両親のように苦しんで亡くなったという比喩がある。裏庭に適当に葬られていたり。そこだけがすごく苦しい。
その状況ではティーナの義理の父がティーナを愛して育てたことがむしろ良かったのでは?と思うけど、ティーナの心からは複雑な気持ちと怒りが消えないようであった。ティーナのことは愛して育てたかもしれないけど、彼女の両親は見捨てた義理父だしね。醜い娘のことも思いやっている雰囲気があるのに。
しかし、ティーナとヴォーレの違いは人間に愛情を貰ったかどうかである。ティーナの行動は義理の両親の愛情が育んだ倫理観と彼女の優しさが現れていると思う。
子供が持てないと悲しげに言った彼女に残された希望。トロルの村に合流して暮らしました、という続きを期待したくなる。
むしろトロルを応援したくなる。
人間が醜い。取り替えっこされた若い夫婦には何も関係ないのに復讐されてるのは胸糞悪い..かな。
好きです。
自分が変わってて社会からの疎外感を感じている人はむしろあなたはトロルだ、と言われたいかもしれませんね。
あまり感情移入ができなかった
良い作品ではもちろんあったが、自分自身の創造力が未熟で途中でフェードアウトしてしまった。
ティーナはタイトル通り、境界線上に生きている。
仕事では悪か正義か、プライベートでは人間か化け物か。どちらも一歩間違った行動を取れば、正反対の事実や状況に追い込み、追い込まれてしまう存在だ。
そんな彼女が同種族の恋人を見つけ解放される事に喜びを感じるのだが、個人的にはティーナがどこまで過去に苦しめられていたのかがあまり想像が追いつかなかった。
少なくとも人間と仕事をし、同僚には信頼され、また社会から評価され昇進もしている。
もちろん本当の恋などはできず、過去はいじめられてきた人生だったのかも知れないが具体的な描写がない以上あまり感情移入ができなかった。
それは同時にボーレにも言える。なぜそこまで人間を恨むのかもう少し具体的な描写がほしかった。
もちろん醜い容姿ではあるが、恋人など一定の関係以上でなければあの程度の容姿であればそこまで邪険に扱うのか。あくまで僕個人の話になるが、僕であれば受け入れて人間関係を築く事はできる。
その辺の気持ちや価値観があると作品に没頭する事ができず、感情移入ができなかった為、作品を流すようにしか鑑賞ができなかった。
もちろん作品自体はつまらないわけではない。二度みたらもしかしたら違う視点が生まれるかもしれない。初見では少し創造が追いつかなかった。
些末だけど拭いがたい疑問が・
これは映画の最初のほうで出てくるので構わないと判断して書きますと
ヘラジカやキツネはわりかしなついてくれるのになんで同居人の飼いイヌにはキバ剥かれて吠えられるんでしょうか。
話のオチがアレだとして、飼い犬はもはや野生動物じゃないから?とか 何らかの象徴や具現としての理由があるにせよたぶんピンとこない気がします。。
主人公のティーナが心優しいということはわかります。 そして話の前半、彼女の特殊な能力でいろいろ見抜いてく いくつかのシーンはよかったです。
例の問題のひと組の夫婦(ですよね?)、冒頭あたりの携帯でひっかかった男性、、そしてティーナの友人夫婦、彼らだけが比較的ふつうに魅力的な人たちに見えました、が、そこの共通点は分からず。。。 べつにないのかも
あと パパかわいそう、パパ悪くない。。
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人のセックスを笑うな
予告から凄まじい獣臭を感じてしまったので、シェイプオブウォーターのような感じかな?と思ってはいましたが、ずっと上です。
ギレルモデルトロもコメントを出していますが、テーマ的にギレルモデルトロは完全敗北では?
絵面が酷いので、途中までは趣味の悪い映画だなぁと観ていましたが、後半に巻き返していく展開や、自然を生きる姿、人の生きる世界、そして双方の持つ残虐性など、バランスが良かったと思います。
私はシェイプオブウォーターに不満があったので、本能的に惹かれ合う事や、おとぎ話のその先は?という部分が良く描かれて満足しました。
ただ趣味は悪いです。
タイトルは、観てて思い出した言葉です。
海馬から衝撃が消えません
ふー。疲れた。気持ち悪い。エンドロールを迎えた時の自分の気持ちです。
北欧のダークファンタジーと聞いていたが、ダークといっても不思議な感じで終わるのかな。評判もいいみたいだし、キレイな終わり方するのかな。見る前は、そう思っていた。
匂いで相手の感情がわかる異能を活かして税関の検査官をしているティーナ。ティーナが視界に入ったら、思わず目を背けるか、凝視するか、二度見するか、何かの行動を取ってしまうであろう風貌をしている。
違法な行為を隠そうする感情を嗅ぎとる能力なんて、普通では信じられないが、人間離れしている容姿であるために、納得してしまう。
前半は、仕事場やダメ男がいる家での出来事が淡々と進んでいくが、不思議と引き込まれていく。
ある日、ティーナは自分と容貌が似ている男と出会う。何かの呪いが解けて、醜い容貌から美男美女のカップルになる変身譚のファンタジーかなと、この時点では想像していた。
中盤あたりから、とんでもないダークな世界に突入し始め、ありとあらゆる悪感情を引き出される上に、なぜかカメラを揺らして撮影しているので、気持ち悪くてえずきそうなった。
デートでは絶対見ない方がいいと思う。
感動は何もない。二度と見たくないが、この映画から受けた衝撃が海馬から消えそうにない。
醜いのはどちら側か
北欧リアルファンタジー
人間が区分した価値観は人間でない者には意味はない…そりゃそうだと思った時、じゃあ醜いと感じるのは何目線なんなんだと考えさせられた。
色んな境界線がゆらゆらする一筋縄ではいかない良い作品でした。
越えざるもの
強烈な映画だった。
まず主人公の風貌と「嗅ぐ」しぐさの異様さ。税関で匂いを嗅ぐだけで何もかもを見抜いてしまうアある種の「動物性」。特殊メイクで実現されたというこの風貌の中で、しかし確実に目で演じている女優が凄い。
彼女の正体が「人ならざるもの、むしろ自然に、動物に近いもの」であることは特性や行動で類推できる。北欧神話に詳しければ容易に想像がつくだろう。
彼女の前に明らかな「同類」の男が現れることで物語は動く。並行して描かれる児童ポルノ摘発の捜査の行方と、近所の夫婦に生まれた赤ちゃん、すべてのエピソードが驚くほど自然に一本の線に収斂されていく。
人間として生きながらも自分に「異常」を感じ閉塞を覚えていた彼女に「同類」の男がもたらす効果は劇的だ。彼女は自身を知り、解放される。男は言う。「君は完璧だ」。彼女は確かに彼にとっては完璧な同類なのだ。そしてそれが人間世界では異質なものとして虐げられる。どちらかに行かなければならない。所謂明確な「ボーダー」がそこにある。
人間と人ならざるものの境界。異質なものを排除する人間と、虐げられ人間に復讐する男。そして結局どちらの境界も越えない主人公。排除が憎しみを生み、それがどちらにも悲劇をもたらす。結局、為したことは返ってくる。
「人間は害悪だ」という言葉を人間はどう受け止めればいいのだろうか。
同じ種であるティーナとヴォーレだが、表情のつけ方がまるで違う。顔のつくりはそっくりなだけに印象深かった。
あのラストは希望なのだろうか。考えさせられる。
R18だけれど、まああの描写に引くひとはいるのだろうな。主人公たちの造形や行動や。残虐というわけではないです。
自然と人間のエゴ
動物的本能と理性、そこから発生するジレンマ、秩序、差別、開放、正しさなどがテーマでそれを胸糞悪いエピソードの連続でストーリーが展開されていく。みんなにオススメ出来るような作品じゃないけど面白かったです。
生き物として本能に従う事、生命の不気味さ、自然界の掟と人間のエゴ、復讐する事と人としての理性を保つ事の尊さを考えさせられた。タブーが無い感じは流石フリーセックスの北欧と思ってしまった。自然にあるがままに…全てが生き物としての目線で良い話なんだけど全てが気持ち悪い。
何を書いてもネタバレ
予告も見ないで是非映画館に来てください。
意外な方向へ次々と行く女性?主人公を追う人間?ドラマ。
サスペンス、スリラー、ホラー、ファンタジー、ミステリー、ラブストーリーと様々なジャンルを含んでます。
多分想像したものとは違うジャンルの作品です。
私は大好きな作品ですが、好みはかなり分かれそう。生々しいシーンもありますが
R18+にする程かなぁ、と思いました。
人類への警鐘か?
人気の作品?それとも上映館が少ない?封切り週の日曜日…1、2回目の上映は満席で3回目を鑑賞。半分以上埋まっていました。鑑賞した皆様、大丈夫でしたか?年間300本目標の私でも今年No.1のグロさでした。視覚からも精神的にもグロくてダブルパンチを喰らった。
異形な容姿ながら嗅覚に優れ相手の感情を読み取る能力のあるティーナ。そして同じく異形な容姿の謎多き旅行者(性別すら不明の)ヴォーレ。この二人がキスして、メイクラブ…おっとその前に、ワームを食べるんです。
ヴォーレの最初の食事シーンはスモークサーモン、手掴みで。お寿司は箸を使わない主義の私は、手掴みで食べると美味しいからね~と呑気に観てたのですが、後で考えたら文明に属されて無いからだったのね。ヴォーレにとって一番のご馳走は生きてるワームだけど、フェリーの旅では叶わないので、生のサーモンを食べてた。超自然派の彼は火の通ったものなんて食糧ではないのでしょう。
ヴォーレを離れに住まわせたティーナも彼に感化され昆虫を食べる様になります。やがてティーナの出生が明らかになり、ヴォーレと共に生きようと思う頃、ヴォーレが人間への怨みを晴らす為に赤ちゃんを拐ったことを知り、愕然とする。
人間のエゴの為に他の動物を排除しないで、地球を傷つけないで…というメッセージを感じました。
しかし、北欧の方々は素っ裸で湖がお好きですね(((^_^;)プライベート・ビーチだからオッケー?日本では考えられない。
圧巻
正義とは何か?。モラルとは?。自分とは何なのか?。生きる意味とは?。主人公ティーナは、観客者、全てなんだと思う。そんな脚本も良かったし、演技、ロケーション、不必要に感情を煽る音楽も少ない演出も好感が持てる。
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