劇場公開日 2019年4月12日

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魂のゆくえのレビュー・感想・評価

全44件中、21~40件目を表示

5.0とても面白かった

2019年5月5日
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鑑賞方法:映画館

牧師がオブセッションに取り憑かれていくさまを、息を呑んで見続けた。スタンダードサイズの映像と、主人公の心象に沿うように進むストーリーがしっくりと合う。また、しばらく生活音に集中させて置いて、ここぞ!という時に鳴り響く劇伴音楽が凄かった。
イーサン・ホークのいかにも具合悪そうな演技が絶品。対照的にアマンダ・セイフライドは未来への希望を感じさせる美しさで良かった。

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どんぐり

3.5現代版タクシードライバーだからこそ

2019年5月4日
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タクシードライバーは今、という感じでなかなか面白いキャラクターを選んでるな、ずばり牧師。画面はスタンダード。静謐に静謐に進んでいくが、この世の膿を無視できなくなって背負いこむ牧師はさあ、というとこでまさかのラストシーン。それでいい、と思いますよ。たとえ地球が滅ぶとも。

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ONI

2.0横恋慕?

2019年5月2日
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鑑賞方法:映画館

弱過ぎ牧師
全体的に暗すぎて、眠過ぎて辛い
神の話はやっばり無理でした

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シネパラ

3.5アメリカの狂気

2019年4月30日
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鑑賞方法:映画館

主人公が怒りと狂気に取りつかれていく物語の構造は、『タクシードライバー (1976年)』そっくり。

ただ、ドライバーと牧師の差はありますし、怒りの元になる事象が異なりますが。

先日観た『ある少年の告白』と同じく、キリスト教原理主義 福音派に関する告発映画に思えました。
教義(聖書)に書かれている教えより、お金や政治に関係した主張がまかり通っているのはおかしくないか?という、現代アメリカの問題点を暴く視点がありました。
反トランプ映画の一つなのかもですね。

イーサン・ホークの「真面目さと愛がゆえに、内面が壊れていく」という演技は見事でした。

1点だけ、精神的な高まりを「空中浮遊」で表現するシーンがあるのですが、どうしてもオウム真理教を思い出しちゃうんで、ここをまじめにやればやるだけ笑ってしまいました。

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コージィ日本犬

4.0最後はお互いが救い合う

2019年4月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

環境破壊と病で、人の愚かさを表現している

メアリーと重なってマジカルツアー?をした時は、思わず椅子から転げ落ちそうになりましたが…(ーー;)w

精神的にも追い込まれていくが、本人は気付かない
真面目な人ほど洗脳されやすいのでは?

そして人に助けられる

この映画は奥が深い
また見直したい

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H1DE!

2.0山嵐

2019年4月28日
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天嶮と銀河が粘度を高めて絡み合う祈り。
名残惜しくも孤独の時間はそろそろ終わる。
茨の魂は、暗闇の明日は、黄昏の炎に照らされる。

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たろっぺ

3.5イーサンホークの演技が素晴らしい

2019年4月22日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

イーサンホーク主演、ポールシュレイダー監督作品。静かに進むストーリーで宗教、環境汚染とテーマは深い映画。主人公の牧師自身も病を抱えており、ある事件をきっかけに自身の信仰心が揺らいでいく…主人公の抱えた闇や心の葛藤、イーサン・ホークの演技が素晴らしい作品。ラストは見る人によって見解が違ってくる映画でした。

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トムのり

3.0信仰対象は愛

2019年4月21日
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77.静かに変化するイーサン・ホークの独壇場

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movie

3.5絶望感。衝撃カットと衝撃ラスト

2019年4月21日
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静かに感情(怒りや狂気)を持った神父。日記でひたすら自問自答する神父。過去のトラウマ、病気だけでなく、現在の教会の存在に疑問を感じて、絶望感で悩む神父。なにこれ?衝撃カットや噛み合わない会話、淡々と悩む重さは時々笑える。最高におもしろいとは言えないがモヤモヤと心に残る。自分にも重なるし好きな題材なので、良い映画体験になった。

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jasper

3.5ほんの少しの光に救われる

2019年4月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

具合の悪そうなイーサン・ホークが苦悩する姿をしみじみ見つめる2時間弱。心にずっしりくる重い話だけど、ちょっとだけ見える光に救われる。

神、イエス、聖書への信仰になんの疑いも持っていない人々の話なので、キリスト教に多少の馴染みがないと、心理的に置いていかれるかも。

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A.TAKE

3.0これほどに

2019年4月17日
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鑑賞方法:映画館

イーサン・ホーク演じる主人公のストイックさに驚きを禁じ得ないが、映画までこれほどにストイックである必要はあるのかと…
ラストも救済なのか、堕落なのか…

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ぱんちょ

3.5この世界はすべて神のものです。

2019年4月16日
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鑑賞方法:映画館

アメリカ社会において、地域のカウンセラーの役割をも担う牧師。「気軽に祈りを語る者は、本当の祈りを知らない」と手厳しいが、ビジネスと化した信仰と、自然破壊に異議を感じる良心の狭間で揺れている。
徐々に醸されていく不穏な空気。まるで、破滅に向かおうとする地球環境と、病におかされ先のない我が身を重ねたかのような深刻さ。

自然環境を乱す人間を、神は赦してくれるのか?と自問しつつも、「現状も神の計画だとしたら?」と返されればぐうの音もでない。そう、人間の所業もすべて神の意思だと思えれば、せめて絶望から解き放たれるのだろう。

ラストの解釈は多様。
個人的には、破壊者(いや、破戒者か?)を道連れにしようとしたが、彼女が現れ頓挫、せめて自らに責め苦の試練を課そうとした。そして、「愛する者」ではなく「守るべき良心」の彼女をいとおしく抱き寄せた、と感じるのだが?

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栗太郎

2.5背景が違い過ぎる

2019年4月16日
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鑑賞方法:映画館

おそらく、それぞれの背景を実感できる環境に居たら、全く違った感想が生まれただろうし、もしかしたら絶賛してたのかもしれない。
地球温暖化についての意見や考察については、少しは理解できるが、環境活動家ではないので、そこまで深くの背景はわからない。また、キリスト教についてのバックボーンやそれを取り巻く環境などが扱われるが、疑問符は付くが明確な課題意識は自分の中には無い。それらをベースとした主人公トラー神父への共感は、なかなか出来そうに無い。
そこまで考えずに観れば良いのかもしれないが、テーマとしては深いものなので、相応の背景知識があったほうが良いのだろう。「沈黙」は追いつけたが、本作には取り残された感が残った。神はこれ(環境破壊)を、許すのか?

イーサン・ホーク、アマンダ・セーフライドと、馴染みの俳優陣だったが、いまひとつのめり込めなかった。

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AMaclean

4.0難解だが刺さる

2019年4月16日
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鑑賞方法:映画館

原題は”First Reformed”、教会の名である。この教会(びっくりするほど人が来ない)の牧師であるイーサン・ホーク演じるトラー牧師の語りが物語の終盤までを支配する。
私はキリスト教に詳しくはないので、彼の語りは難解ではあるが、物語自体は現代の欺瞞的な部分を的確に表している作品ではないだろうか。「2050年には地球は壊滅するのに、そんな未来に生きる子を誕生させてよいのか」という葛藤を語る若い父親に、反論しつつも心を寄せるトラー牧師。彼も大義なき戦争で息子を失い、病の兆候を抱え、おまけに完全なるアルコール依存である。常に陰鬱な表情を示すイーサン・ホーク。彼の孤独は、暗さで表される。彼の周囲は暗く、色がない。そしてPCで検索するシーンは常に真っ暗な中で検索。深い闇だ。
彼の葛藤は、現代の環境問題、そして宗教とはどうあるべきなのか、現実と折り合いをつけるとはどういうことなのか、を考えさせられる。何もかもを抱えてしまったトラー牧師だが、最後のあのシーンは予測できなかった。あれは救いなのだろうか。救いであってほしいように思う。そして彼は日記に最後に何を書いたのだろうか。ずっと考えているうちに不意に物語は終わった。

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andhyphen

4.04:3スタンダードサイズ

2019年4月16日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

タイトルは教会の名前
創立250周年を迎える観光スポットと化した教会の牧師さん
教会のロケ地はクイーンズにあるZion Episcopal Church
他もニューヨーク州でロケ
胃がんの苦しみを酒で紛らわす
空を舞うラブシーン
濃厚なキスで締めるオチに呆然
讃美歌は神はわがやぐら
有名な曲みたい
葬式で歌われたのは、ニール・ヤングの2014年の作品Who’s gonna stand up?

アバンダント・ライフ教会

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消されるので公開しない

2.0日本語タイトル テーマはデカイ

2019年4月16日
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鑑賞方法:映画館

「タクシードライバー」そして、このタイトルに期待 前半は孤独なおっさんの憂鬱を「ザ・ノンフィクション」のように淡々と重苦しく描く。その冴えない感じを眉間のシワも深いイーサンホークが好演
テーマも環境破壊と宗教的救いを絡め シリアスに観ていると…
最後がそれ!?
この監督の頭の中が一番心配になった。もしくは 変態スケベか?
起承転結の起承からの転じての結 それでいいんかい!というツッコミ映画だったのかな

後 イーサンに好意寄せる教会の女が、地味に押しつけがましいムカつく顔している。助演賞

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U-TA

4.5魂が引き込まれる名作

2019年4月15日
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知的

難しい

 最初から最後までイーサン・ホーク演じる主人公トラー牧師がほぼ出ずっぱりで、観客は否応なしに主人公の内面の葛藤を共有し続けることになる。しんどい作品だが、不思議に目が離せない。
 メアリの夫マイケルとの議論のシーンが本作品の白眉であろう。それぞれ自分の感情を抑制しながら相手を理解しようとし、真摯に話そうとする。ふたりの議論は平行線だが、もともと立ち位置が違う。人は相手の意見を尊重することはできるが、まったく違う意見の持ち主同士が同じ意見になることは滅多にない。その辺りは議論している本人たちが一番よく解っている。
 このシーンが映画の中で最も大事なシーンだと思う理由は、この会話によって主人公の本音が垣間見えるからである。トラー牧師は人間には希望と絶望の両方があると言いながら、本当は絶望しかないと思っている。しかしマイケルには、たとえ未来に絶望しか見えないとしても、人間は日々の行動を選択しなければならないと説く。殆ど実存主義者の弁舌だ。宗教家とは思えない。神への信仰は揺らいでいないかもしれないが、教会への不信は募る。そういうトラーがプロテスタントの牧師であるところに、彼の深い苦悩がある。そして観客は彼の苦悩を共有する。実によくできた会話である。
 大袈裟なCGも大音量のBGMもなく静かに物語は進んでいくが、人間にはどんな状況でも世界との関わりがあり、日常生活が待っている。理念と現実とのギャップは常にあり、例外なく人を苦しめる。死ぬ以外に断ち切る術はない。
 イーサン・ホークは名演であった。映画「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」の演技も傑出していたが、本作品での演技は苦悩に満ちた牧師の魂が、苦悩の重さのままに迫ってくるような重厚感がある。観ていて息苦しくなるほどだ。そういう意味では本作品の邦題「魂のゆくえ」はぴったりである。
 アマンダ・セイフライドはいつもながら達者である。本作品はストーリーからディテールまで。とてもリアルな作品だから、大仰な演技は一切ないが、憂いを秘めた大きな目が様々な感情を物語る。最後の最後に「トラー牧師」ではなく「エルンスト」と呼ぶシーンには息を呑んだ。
 ネタバレになりそうなシーンが多くて、レビューの書きづらい作品だが、ラスト近くのシーンでは、映画「ダ・ビンチ・コード」のシラスを思い出した。あれはカトリックの修道士であったはずだ。プロテスタントであるトラー牧師の信仰が揺らいでいることの証かもしれない。

 総じて難解だが、魂が引き込まれる名作だと思う。

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耶馬英彦

2.0えっ?終わり?

2019年4月15日
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悲しい

知的

寝られる

地球環境についてのシーンは考えさせられたけど最終的には何がしたかったのか?
中途半端で終わったので、スクリーンが故障したのかと思ってしまった。
想像力で宇宙の背景になった時にガタカを思い出しました。

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medy

3.5なんじゃそら

2019年4月15日
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知的

難しい

最後はなんじゃそらって感じだけど、アマンダセイブライトがあんな感じで来たらどうでも良くなっちゃうよね。

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