ゴーストバスターズ アフターライフのレビュー・感想・評価
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前半と後半でテイストを変える見事なバランス!まさか感動するとは……
「ゴーストバスターズ」といえば、舞台はニューヨーク。マンハッタンをところせましと暴れ回るゴーストたちに、さえない中年男たちが立ち向かうというのが醍醐味であり、そこは2016年版『ゴーストバスターズ』においても、性別を置き換えただけで軸となっていた。
しかし、今作の舞台となるのは、ラストベルトのようなオクラホマ州の田舎町。今までニューヨークが舞台だったというのに、田舎町が舞台というのは、スケールダウンしてしまうのではないかという不安もあったが、この設定には大きな意味が隠されている。
『ゴーストバスターズ』『ゴーストバスターズ2』に登場したイゴン・スペングラーの死、そして生活苦を受けて田舎に引っ越してきたスペングラー一家が今作の主人公だ。
これは、娯楽作の舞台となるのは、何も都会だけではなく、田舎町にも問題は発生するということへのメタ的視点というのは、考えすぎだろうか。
変人といわれていた父の存在に苦しんだ母とその子どもたちが、田舎に移住してきたことで感じる疎外感など、前半では人間ドラマが濃厚に、そして丁寧に描かれながらも、ところどころに過去作を連想させるアイテムやガジェットが散らばっている。
アニー・ポッツも2016年版の際の別キャラクターとしてのカメオ出演ではなく、ちゃんとジニー役として登場する。
今作の主人公は、マッケナ・グレイス演じるフィービー。フィービーの視点でイゴンの遺したものが何なのかを探求していく様子は、30年ぶりにイゴンがどうしていたのかを探っていく、観客の視点にリンクしていくのだ。
誤って逃がしてしまったゴーストを、捕まえるために、お馴染みのつなぎを着て、フロトンパックを背負い、エコーに乗って奮闘するフィービーの雄姿は、イゴンのDNAを確かに感じさせるの同時に、不意に逃がしてしまった自分たちの責任において、ゴーストを捕まえなければならないという使命感の目覚めへの誘導にも繋がっており、ジェイソン・ライトマンと『モンスター・ハウス』のギル・キーナンによる見事な脚本力を感じられる。
ゴーストのデザインも、変に現代的にトゲトゲしいものではなく、オリジナル版のテイストを尊重しており、再登場するゴーストドッグも観たことのある形状での登場で嬉しい。
ジュブナイル映画でもあり、リブートのような要素もあって、二重に楽しめるシーンの数々で、このままでいいと思ってしまう。
『ゴーストバスターズ』という作品が、子どもたちの成長を描いた作品だと勘違いしそうになっている観客に「これは続編なんだ!」と決定的に感じさせる展開へと発展していき、ちゃんと娯楽映画だと感じさせる畳みかけも見事だ。
そこには2014年に亡くなってしまった、イゴン役のハロルド・ライミスの姿も。30年越しの『ゴーストバスターズ3』の実現とも思える展開は、現実のハロルドの死とイゴンの死が、もはや反則的にリンクしている。
亡き友にかけることができなかった言葉が、それぞれのキャラクターとしてでもあり、演じている俳優そのもの言葉としてでもあるという、メタ的な二重構造によって、 感動しないではいられないシーンを作り出している。
大量に盛り込まれている小ネタは、セリフにも多く表れているが、一番印象的だったのは、『ゴーストバスターズ』の「次は神かと聞かれたら、”そうだ”と答えろ」というセリフへのアンサーもあることだ。
生みの親ハロルド・ライミス & (結果的に)アイヴァン・ライトマン監督を偲んで --- 作品の内容とリンクするライトマン親子のバトン!いや、プロトン・ガン!! 涙
ボタンの掛け違い(オーバーオール大好き主人公の服)
シリーズの復活とめいっぱいのノスタルジア、ファンサービスかくあるべし。正直、本編ずっと最高というわけじゃないけど、最後が最高にズルい胸アツ展開!これは予想できたとしても抗えないやつ。どんどん新作が作れなくなっている映画界を象徴するようにファンも諦めた頃に過去の栄光を掘り返しては際限なく製作され続けるリブートや続編ブームを行く先はそりゃそうなるよね、と。擦って擦って擦って歴史あり。親から子へ、祖父母から孫へと時を超える絆にウルッホロリ。ゴーストバスターズ時代のハロルド・ライミスのキリッシュッとした目元に似ていて顔仕上がりすぎな孫マッケンナ・グレイスが引っ張る。ポッドキャストはやっぱりダン・エイクロイドのポジションか。これはズルいって!ゴーストバスターズ版ノーウェイホーム(本来・本国では逆、そして奇しくもどちらもソニー)って言いたくなったけど、厳密な意味では違う。ビル・マーレイとゴーストバスターズの和解。
いや〜これも存在知ってからいざ公開されるまでだいぶと待ったな。マシュマロマンの描写は生き物として見たら結構グロいことしてる。あと女性たちによるポール・フェイグ監督2016年版そんなに悪かったか?個人的には好きだったんだけど世間的にはターミネーター3,4,5ジェニシスみたいに仕切り直されるべき黒歴史扱いなのか(もちろん上述したような本家キャスト&ストーリー、監督の繋がりからこちらはスピンオフ的扱いにされてのことだと思うが)?
勝手に関連作『ワイルド・スピード/SKY MISSION』『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』
ゴーストバスターズで感涙するとは
色々盛りだくさん。
最高
ライトマンファミリーの継承
意外にもコメディー色薄め
父親の名作を息子が引き継ぐってええ話過ぎるとはいえ、ちゃんと息子のカラーで引き継いでいるのが意外!
そりゃ今までのように初っ端からあの曲ホイホイ聴かせない訳ですわ!
ただ、そうは言っても決して深い話に仕上がってる訳でも無い割には娘と孫がお爺ちゃんを知る作品でもある訳で、何なら旧作メンバーもっと早よ出しても良かったんちゃう!?とも思うけど、それをやらないのが息子監督カラーの難しい所
本シリーズ、今後も続くのかは全く未定だろうけど、やっぱあのマークと曲は強い!!(そういや何故パート2の時マークをマイナーチェンジしたのだろう…🤔いやキャラクターグッズ制作の為なら全然変えてもいいんだけど、劇中変える必要は全く無かったと思った😅)
本音を言うと、短期間にシリーズ新作バンバン作っても飽きられるだろうから、忘れられた頃に突然また復活させるのが宜しいかと…
「観客は2人」
アイバン・ライトマン監督、ご冥福をお祈りします。
2022年 34本目(劇場3作目)
ここ最近,皆,ネタが無いのかなぁ…⁉︎
勝手な私の見解で,生意気⁈と想われるかも…⁈
此処に書く事では無いのかも知れないが、ここ最近の作品って,どうもシナリオにでも行き詰まっているのか?
過去に流行った作品のパート2とか… 一寸無茶で狡(ズル)と思わせた“スパイダーマン”とか…。(アレは面白い❗️と思わせたが…) スピルバーグ監督は,“ウエスト・サイド•ストーリー"とか…。(やっぱり言い方悪いかもしれないが、基本的に私が思うにスピルバーグ監督は,万人受けする作品作りをする事自体は誰よりも強い!とも想っていた通りの作品に仕上がっていやしないかい⁈)とか… 話が逸れました。 すみません,この作品については,そんなに執着心みたいなものは全く無く、最後にビル・マーレイが登場して初めて,やっと映画を見に来た気がやっとした。という処…。
まぁ、めんどくさい事は言うな。所詮、ゴーストバスターズだから。
雑な作りのように思う。
ラスト等はザ・ハリウッド映画のような作りで泣かせるように無理やり作ってはいるが、とにかく雑なストーリー。
仲間であるはずなのに信じないで放ったらかしってそんなことある?彼等がゴーストバスターズやめた理由も退治しすぎたから?すべてが雑すぎる。母親も軽すぎるだろう?二人の子持ち設定だし、男にだらしなすぎる!主人公ももう少し内気な少女が成長するほうが感情移入出来ると思う。
数年前の女性版のほうがまだまだ良かった。
84年の作品を観てるオールドファンのみ楽しめる作品
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