最高の人生の見つけ方のレビュー・感想・評価
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死ぬまでにやりたいこと
二人の女性がガンを宣告され、治癒しないとのこと。
一人は専業主婦で頑張ってきたが家族からは感謝されない。(吉永小百合)
もう一人は実業家で会社を一人で引っ張ってきた。(天海祐希)
病院で相部屋になるが、糖尿病の少女が残した「死ぬまでにやりたいこと」と書かれた手帳を、二人で実行することに。
リメイクだが、よく出来ていて今の日本が垣間見える。
キッカケはあちらから…
悪くない
キムタクは何を演じてもキムタクとよく言われるが、
吉永小百合も何を演じても吉永小百合だと思う。
私はそれをネガティブには捉えていないし、
それはそれでありなのだろうと思っている。
あとは個人の嗜好の問題なのだろうが、
その観点では私は吉永のそれはあまり得意ではない。
なので、内容には興味がありつつ映画館に行くのはスルーしたのだが、悪くなかった。
不覚にも涙してしまったところもあった。
後半の軽いどんでん返しもいいね。
一方、ダメダメ亭主をあっさり許してしまったり、
天海の父親に関して大いなる余計なお節介をしたり、
ちょっと鼻につく場面も時折見られた。
また、天海がセレブ前提の都合良すぎる話であることも、気にはなった。
とは言え、年齢を重ねて枯れていく今後の吉永に期待させられる1本だった。
人生を見つめ直す映画です‼️
安心してみられる前向きな物語
元になった?洋画が好きで見に行きました。
面白かったです。
人生でやりたいことを書き出そうとして、いくつかあるけど、そんなに書けません。
大きな夢は加齢と共に無くなるのでしょうか。
大波乱は起きないだろうと予測しての鑑賞で安心してみていられました。綺麗な話でゆっくりみられます。
最期に最高のジャーニーへ!
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル)。
オリジナル版の方が好きだなぁ、とは思いましたけれど、これはこれで楽しく切なく観ることが出来ました。
吉永小百合と天海祐希の魅力が横溢!
これまでに無かったふたりの意外な姿を見られたりして、とてもお得な気分になりました。スカイダイビングしたり、ももクロのライブではしゃいだり…。かわいい!
かと思えば、最期を前に己の人生を振り返ったり、家族と向き合ったりして、泣いたり笑ったり…。精一杯、生きることを楽しんだふたりの姿が、静かに胸に沁みて来ました。
[余談]
「宇宙旅行に行きたい」と云う項目を実現させる方法として、人工衛星を打ち上げることに行き着いた理由が、いまいちよく分からなかったです…
オリジナル
良いと思う。命が題材だけど、重くない、くどくない。
優しいお母さん、吉永小百合さん。かっこいい女性、天海祐希さん。どちらも役がぴったりで良かった。
私はどちらかというと天海祐希さんのほうに感情移入しました。
「末期?」「わたしも〜」がすごく印象的です。
そんな一言で終わることじゃないんだけど。そこにいろんな気持ちが全部入ってる気がした。役柄ではあるんだけど、物怖じしない、すごく前向きでかっこいい。天海祐希さんのファンになりそう…私もいじめられた経験があるから、逆上がり、お父さんとのやりとりにはこらえきれず泣いてしまった。「お父ちゃん」ていう一言に天海祐希さんの気持ち全部はいってた気がした。
下手にかざらず現実的で良かった。
母の病気を聞いた時、ぱっと本音を言える娘も、潔くて良かった。
少女が生きていたのも、自分(吉永小百合さん)が死んでも、周りはいつも通り、続く。という現実の世界を感じて良かった。
二人の最後をあえてくどくど見せないのも良いと思った。お涙ちょうだい的な雰囲気にならなくて良かった。
とってつけたみたいな妊娠のくだりはそんなにいらなかったような気がしたけど、孫の顔が見れるかもしれない、という生きる希望に繋がったのかな。とか、今考えると想像をかき立てるという意味でありなのかなと思う。
引きこもりは、そんな簡単に出て来ないです。
あのシーンなら、「そんなの知るか、うるさい」などと怒鳴って終わりです。そんな、ものわかりのいい引きこもりはいないです。結婚式もでなかったくらいなのに。ゲームの量的に、引きこもってた年月が長い気がします。あんなにすぐ改心はしないんじゃないかなあ。そこだけ非現実的だったかも。
結婚式とっても良かった。何でも言わなきゃ伝わらないこともあるんだなとか、気持ちを伝え合うことの大切さを感じた。
私の人生をバカにしないでください
映画「最高の人生の見つけ方」(犬童一心監督)から。
解説には「ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが
共演した同名映画を原案に・・とあるが、完全に別作品だった。
意識的して別作品にした、と言うならば我慢するが、
これを比較すること自体が間違っているような気がする。
人物の設定から、棺桶リストの扱い方まで、違うのでは?と感じる。
その辺りが「原作」ではなく「原案」とした理由だろう。
今回の邦画は「自分の人生に喜びを見つけたか」に主を置いているが、
洋画は「他人に喜びを与えたか?」に書を置いていたと思う。
だから敢えて、別作品では?と皮肉を言いたくなる。
人生のほとんどを家庭のために捧げてきた主婦・幸枝さんを演じる
吉永小百合さんの心の葛藤が妙である。
「主婦って自分のことになるとなかなか思いつかなくって」
「私の人生をバカにしないでください」
「思い切ったことしたかったの」・・
特に、自慢できるほどの人生ではないかもしれないけれど、
他人にバカにされるほどの生き方はしていない・・
そんな主婦の考える「最高の人生の見つけ方」なんだなと理解した。
そもそも、入院中の少女が書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」を
実行することが最高の人生なのだろうか、と疑問を持ちながら、
「原案の作品をバカにしないでください」って言いたくなるなぁ。
スカイダイビングやる決心
リメイクものとしてはまあまあ
前半は楽しかった。
ガンで余命宣告された専業主婦と女社長が病院にて巡り合い、先に亡くなった少女の願いが篭っている「死ぬまでやりたい事」手帳を機に、2人が残りの人生を謳歌しようとする物語。
前半から主人公2人はいいんだけど、チャラい&自己中の周りの役柄達はどうにかならなかったものか。神妙さが欲しかった。
かれこれ2人は旅に出るわけだが、吉永小百合さんが大人の休日倶楽部をCMしてるせいか、個人的に全ての旅がJRの宣伝に見えてしまう。困ったものだ。
前半は「旅」って感じで面白い。
しかし、中盤から後半は「実生活で足りなかったものを保管計画」内容にて話がベタ。
少女のオチも頂けない。
ラストもう〜ん。
リメイク成功か?日本下手なんだからあまりやって貰いたくないな。
悪くはないが、最高のリストは無かった
2008年のジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンのハリウッド二大名優共演のハートフル感動作。
日本ではやたらと人気があり、幾つもの類似邦題作が存在するほど。そして遂には、日本でリメイク!
吉永小百合演じる人生を家庭に捧げてきた真面目な主婦、幸枝。オリジナルのフリーマンの役柄に当たる。
天海祐希演じる仕事に人生を捧げてきた“女王”な女社長、マ子。オリジナルのニコルソンの役柄に当たる。
余命宣告を受けた何もかも対照的な二人が病院で同室になって…と、オリジナルを踏襲しているが、男性から女性に以外でも、ちょいちょい変更点が。その最たるは、
オリジナルではフリーマンが“死ぬまでにやりたいことリスト”を書き、それを二人で実行していく始まり方だったと思うが、
本作では病院で出会った難病の12歳の少女の“やりたいことリスト”をたまたま手にし、それを実行していく…という展開。(その女の子、ラストにオイオイ!のオチ)
夢も無い主婦とお金持ちの女社長。確かに容易く“やりたいことリスト”なんて思い付ける筈ないリアリティーがあるにはあるが、
“自分たち”のではなく“他人”のを実行するというのが、どうもちょっと回りくどく動機が弱い気がした。
とは言え、実行し始めた“やりたいことリスト”。
スカイダイビング、海外旅行…。
ももクロのライブ観戦。吉永小百合×ももクロが異色だが、吉永小百合映画もたまにはこれくらい変化球あっていい。
少女のリストには、まるで自分たちの人生と向き合うような事も。
幸枝の家庭は、一人立ちしている娘は頼りがいあるが、夫はだらしなく、息子はゲーマー引きこもり。
マ子は年下の若い夫に副社長を任せているが、若い愛人と浮気、会社を乗っ取ろうと目論む。また、幼い頃自分を捨てた父との再会…。
避けられない死を目前にしながらも、生き生きと、幸せや大切なものを見つめ直していく。
ひょんな偶然で育まれた女二人の友情も。
ももクロと一緒に歌ったり踊ったり、コミカルな面を見せたり。
でもやはり、吉永小百合は吉永小百合。演技は相変わらず変わり映えナシ。
中盤、突然痛みに襲われた際の「ああっ…」というお○手さは…。
もし、天海祐希が居なかったら…。演技的にも役柄的にも圧倒的にいいアクセントになっている。
豪放な性格はイメージにも合うし、悲しみや繊細さも内に込め…。そして言うまでもなく、惚れ惚れするほどお美しい。病院でもまるで宝塚のような部屋着!…あ、元宝塚か。
それにしても、吉永小百合と並んだ時の背の高さと言ったら!
その他キャストでは、マ子の秘書役のムロツヨシがいい味を出している。最近常連の福田雄一作品ではウザく感じる事もしばしばだが、ひと度福田作品を離れると好演を見せる。
幸枝のしっかり者の娘役の満島ひかり、難病少女の鈴木梨央も出番は少ないが印象残す。幸枝の夫役の前川清も不器用な感じを出していた。
オリジナルもハートフルな感動作故、邦画に置き換えても変に違和感は無い。
そのオリジナルの魅力もあって、近年の凡作続いた吉永小百合映画の『ふしぎな岬の物語』『北の桜守』なんかよりかはずっとマシだった。
が、悪くはないが、最高でもない。それはリストとて同じ。
コミカルで感動的な“やりたいことリスト”。ラストは思わぬスケールにも飛び出すが、やはり一番感動したリストは、
オリジナルの“世界一の美女にキスをする”。
ニコルソンがキスした世界一の美女の相手は…。
これを越えるリストは無かった。
そうそう、驚きだったのは、
吉永小百合映画でありながら、吉永小百合贔屓の日本バカデミーで大してノミネートされなかった事!(吉永小百合の主演女優と天海祐希の助演女優だけ)
いつもなら呆れるくらい全部門ノミネートされるのに…。
米アカデミーで歴史的快挙があったのと等しく、日本バカデミーにも変化が!?…なんてね。
原案の女性バージョン
人生について考え直すきっかけを与えてくれた
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