「死霊館シリーズのスピンオフ!」ラ・ヨローナ 泣く女 だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)
死霊館シリーズのスピンオフ!
なんだか可もなく不可もなく、そして怖さもどっちつかずな感じで、いまいちだったなーが率直な感想です。死霊館シリーズの位置づけでみたら、かなり物足りなく感じる方が強いですね。
この映画では、母親の愛と子供がキーポイント。嫉妬心で我が子を殺してしまったヨローナに対して、自分の命をかけてでも必死で我が子を守るアンナの子供達への愛の対局さが見どころであり良く描かれていました。
では物足りなさが何かと言いますと、ほとんどがありきたりな展開なのです。特段目新しさも感じられず、屋敷物&悪魔祓いという設定の枠の中で、本作ならではと言えるアッと驚かされるような展開も無いです。メキシコ出身のヨローナが、なぜロサンゼルスで大活躍中(大呪い中)なんだろうか、恨むならメキシコでやってくれよ~って言いたくなるのも理解ができませんでした。
結局のところ、ジェームズ・ワンが、短編映画しか作ったことないマイケル・チャベス監督の力を試すのに、「死霊館本編いきなりだと心配なので、スピンオフ的にちょっと長編チャレンジしてみなよ~」みたいなノリって作らせたような気がするのです。
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