「理解不能。ドラマ版か漫画での予習必須」宮本から君へ かわいいうさぎさんさんの映画レビュー(感想・評価)
理解不能。ドラマ版か漫画での予習必須
職場の男性からめちゃくちゃよかった、ドラマ版とか見たことも漫画も読んだ事もなくてもめちゃくちゃ良かった!
と勧められてハードルギャン上がり状態で観てしまったからで、この評価なの、ごめんなさい。
………
靖子と宮本がどう愛しあってきたのか端折られすぎて、ただただ映画全編に渡って怒りと血の匂いが滲んだ話になってしまい、そうまでして決闘しなければいけない、という背景とか人の情が伝わりませんでした。
これがドラマや漫画で細かい状況が分かった上でこの映画にたどり着いたなら感動できるかもしれません。宮本がほんとうに本当に、終始ダメ男で靖子がキレるのは当然。
ダメ男すぎる宮本にイラつけたので、そここそがこの映画の素晴らしい部分!
マジでイライラさせられます。◎
蒼井優の演技は圧巻。
宮本の母親役の方申し訳ないのですが蒼井優の演技見たあとだと浮いてみえました。
そもそも母親役の演技が悪いのではなく、結婚の挨拶の時の親のセリフがその状況で出る言葉かねぇ、というような不自然なセリフで説明運びなのが気持ち悪かったので本が悪いと思います。
あと滑舌悪くてセリフが聞こえない所多々あったけど、なんで撮り直しせんかったのかもやもや。
チンコがぷちん、と千切れるのは爽快でした。
男の甲斐性が益々理解できない内容でしたがそこを怒りでぶっとばす靖子の存在、彼女の心情で最後まで観ることができました。
あとエンドロールでのバラを抱いた池松壮亮のイメージ写真滅茶苦茶冷めます。
エンドロールがあるせいで星2つ下げました。
幸福な話ではないと思うので映画の振り返りの写真でよかったと思いますし、漫画もドラマも見ていないので、途中に挟まってた文字がマジで映画だけでは繋がってこなくて邪魔。ちんぷんかんぷんで予習しておけばもっとなんか感動できたのにぃいいい!!と歯痒いばかり。
これを勧めてきた彼をぶん殴りたいと思います。
とりあえず、映画だけ!
で評価しちゃうとこうなっちゃうと思います。未予習で感動できたひとマジで頭良いと思う。
凡人から観たらこの映画の評価、マジでこうよ??
残念すぎる!!
こんなにすばらしい映画を見た事が僕はありませんでした。
予習復習をすることこそが間違えだと思います。この映画は漫画でもドラマでもなく映画だからです。
最後のエンドロールを見てそんなふうに思う人がいるなんてびっくりです。
僕は最後のエンドロールでこの映画の葛藤や心が出ているように見えました。
そんなふうに見ている人がいて残念です。