「ひたすらな君へ」宮本から君へ aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)
ひたすらな君へ
原作など全く見てなくての鑑賞です。
そういえば、ボコボコになるほどの喧嘩映像は、最近見かけなかった。スプラッタとかホラー映画は、グロい方に振られるものは沢山あるが、そこにある痛さとか、爽快感とか忘れかけてたかも。
本作、冒頭からどんどん宮本の歯が欠けていく。殴られても殴られても、思い込んだら一直線。最初はなんだか面倒くさい感じだったが、ここまで馬鹿で一本気だと、応援したくなってくる。
主演の池松壮亮がまさに熱演。どんどん前歯が欠けていき、最期のほうは発音も舌ったらずになるくらい前歯が綺麗に消えてる。対する蒼井優も強烈。劇中何度もある二人の怒涛の叫び合いは、話し噛み合ってないのだけど、とても激しい。激しいのだけど、なんだか微笑ましい。
内容としてはあまり褒められた話でも無いのだけど、「熱さ」を感じたい方にはお勧め出来る映画だ。
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