野性の呼び声のレビュー・感想・評価
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ちょっとバックがクレバーすぎかな?
ベックの演技に拍手。
犬を好きな人は多い。実際に飼っている人も多いが、この映画は犬の魅力をたっぷり伝えて犬好きにはたまらない。それも人に可愛がられるだけの存在ではなく、ソリ犬として大活躍して人と信頼関係を築いたり、孤独な男の人生の相棒になったりする。最後には自然の中に戻り、狼の群れのリーダーにまでなってしまう。普段は可愛い犬の無限の可能性を見せてくれるようだ。物語は、犬が人のかけがいのないパートナーとしての存在であることと、動物としての存在の両面を描いている。ソーントンとベックの友情に満ちた関係は人と犬の関係の理想を描くものだ。言葉が通じなくても、心で分かりあっている感じは心に染みる。ベックが元の飼主を離れ、様々な経験を経て野性に目覚めていく過程は、犬の動物としての本質を考えさせる。バカ犬だったベックが仲間や自然から学びながら、どんどん逞しくなっていくのを見るのは、本当に気持ちいい。動物としての本来の姿を取り戻すことは、野性に戻ることでもあった。実際に飼犬が狼の群れに入れるのかは疑問だが、犬の中に潜む動物の本質の表現として受け止めれば納得できる。
ベックは「ライオンキング」のようなフルCGで作られているようだが、気持ちの伝わるような演技は「アカデミー主演動物賞」に選ばれるのにふさわしい。
主役を間違えなくとも『平凡かつ盛り上がらない』に落ち着く
原作を知らず、映画館の予告で大好きな俳優『ハリソン・フォード』がさも
主演的な押し出しだったもんだから、やたら表情豊かなCG犬『バック』は
準主役だと思って見に行った(この勘違い自体は正直些末だったが)
実際は『バック』がメイン中のメインで、映像の大部分は彼の顔か全体像で
構成されていて、やたらプッシュされていたハリソンフォードの本格登場は
中盤なのが実情。(要所でバックとちょっぴり交流はしている)
ハリソンはバックの犬生に影響を与える人間として重要人物ではあったが
予告で感じた主役感はあまりない、バックの犬性を語るナレーターとしてなら
初っ端から出てるが、もっとガッツリと主演してると思っていた身としては
正直肩透かしを受けた気持ちだ。例え勘違いせずに見たとしてそもそも
予告で謳った“雄大な大地を舞台に老人と犬の冒険活劇&感動巨編”が
蓋開ければそこまで冒険してないというか、前半での雪崩シーンをピークに
中盤~後半はどうも盛り上がらないままでハリソンが逆恨みの強欲男の凶弾
で死にバックは色々あって狼の長に落ち着いたところで終幕---何というか
駄作と言う程悪くないが平凡で起伏の少ないストーリーだった印象に加え
細かい所で気になる点が散見しており、手放して良作とは言い難い。
何か良い所を挙げるならば、本作はゴールドラッシュ時代のアメリカを
舞台にしていて“こんな事が起きていた”や“こういう仕事があった”など
歴史の勉強ができ、実際に撮影しにいったであろうユーコンの自然と川には
実に奇麗でぜひ行ってみたいと思うのと“準主役”のハリソンが水浴びしてる
シーンで80歳間近とは思えないマッシブな体に私が楽しみで仕方がない
『インディジョーンズ5』でも元気に活躍するに違いないと確信できたとか…
それ以外に目を向けると、上記で触れたこの時代の負の側面を凝縮したであろう
逆恨み強欲男も大変印象に残ってる。本作随一の悪役でコイツの登場も
中盤からの登場かつポッと出感が強いが、僅かなシーンでヘイトを
一手に搔き集める立ち振る舞いは古き良きディズニーヴィランを思い出す。
とにかく“話聞かない・疑り深い・強欲・執念深い・逆恨み・被害妄想・暴力的”と
負の要素ごった煮な人間性で、コイツには絶対関わりたくないと言い切れる
絶妙の小悪党ぶりだった---本編に関係ない評価ばかりだと思うだろうが
この悪党の評価は、最近の映画が何かと複雑な事情と悲しい過去を抱える
悪役の増加に世相の変化に理解しつつもやっぱわかりやすい悪党の方が
好きだと再認識できたのと、もう一つは映像業界で働いている身にとって
“出番が遅いうえ登場も短い中でこうも憎らしい悪党を表現した演出力”には
純粋に本作の好意的評価として挙げている…まぁどちらにせよそれ以外での
評価が本作に興奮も感動もしなかった事実には変わりはないが。
でも何だかんだ言いつつもハリソンフォードかっこいい!!てことで。
野性性
ディズニー
名作を子供向けに再映画化
はじめにいっときますが
ポスターで想像したのと違うと思ったかた
これポスターデザインした人のせいです。映画ジャケットあるある
映画事態には罪はない。。
最近ハリソンフォードちょい役で出てることあるんで、映画「アデライン」の時みたいに「え?」てならなかった。
春休みのお子様アニメよりこの映画を薦めたい❗
この映画は子供にみてほしい
ほんま、あっちゅうまに終わってしまう
映画事態ディズニー配給なので子供に飽きずにも楽しめる様に短め、要点を絞ってるんだと思われる。
はじめバックのCGに違和感を感じるけど、後半だんだん見慣れてくる。
おもにバックの半生を描いているが
ソーントンがとにかく不憫すぎる…
フランダースの犬とどこか重なるものがあって
私的に
冒険ヒーローであるハリソンフォードのあの最後…
私にはハリソンフォードに向けてなのかそれとも物語の主人公にむけてなのか
なんだか感極まってボロボロないてしまつた(TДT)
そして
バックが最後まで自分を見捨てなかったソーントンの思い出の土地に寄り添いあの土地を守るところが
名犬ハチ公(;´Д⊂)
感無量です。
しかしじっくり深く物語にはいりこみたいなら本をよむべし
犬と暮らした人にはたまりません(T^T)
前情報もなく、わんちゃんの物語って事だけでムビチケ購入。先週は「fmukushima50」を観て感動し、今日は「野生の呼び声」でボロボロ泣きました(T^T)CGだと思っていても……凄い技術の前ではもうスクリーンに映るバックは本物です♪犬と生活してる方、していた方は涙無くしては観れないと思います……。わんちゃんには、言葉はなくても感情がちゃんとある。それは人間よりはるかに優しくて温かい……そして何よりとっても純粋で忠実…たまらなく愛おしい存在。うちの娘はMダックスだったから…犬種も大きさも違うけど………でもとっても感情移入しちゃいました。目の表情、くぅーんっていう鳴き声………今も涙が浮かんで来るくらいに永遠に素敵な心のパートナーです。「野生」と表している内に秘めた本能に覚醒し…そしてそれに向かっていく勇気…バックの物語は、人間一人一人の心に様々な提起をしてくれます。大自然の美しい景色、冬の雪、春の新緑、夏の川の水の気持ちよさ……なんだかそんな1番感謝しなければならない光景を大きなスクリーンで鑑賞する事で、またあらためて「命」とか「生き方」とか考えさせられました。ディズニーはいいですね(*'▽'*)♪大好きです。
「夜に最適」
達人になれるかもしれない
古武道をやっている知人から聞いた話だが、昔の武人は現代の武道家とは比べものにならない強さだったらしい。現代の剣道の日本チャンピオンクラスは町場の道場にゴロゴロいて、師範代ともなると超人的な強さだったとのことである。師範はと言えばもはや人間業とは思えない動きをしたそうだ。
話半分としても、昔の武士は日常生活からして張り詰めていたようで「左様しからば」の話し方などを鑑みれば、いつ何時も他人に気を許さず、五感を研ぎ澄ませた油断のない生活ぶりであったことが窺える。そういう人たちは微かな音や光や匂いなどで危険を本能的に察知できたらしい。
人から聞いた話で恐縮ではあるが、そういった話を踏まえると、情報過多で五感が鈍っている現代人は、昔の人のように直感的に状況を見抜く能力を失ってしまった気がする。野生は永遠に失われたのだ。人類は元には戻らない。いずれ情報の洪水に溺れて絶滅することになるのだろう。
しかし動物はまだ直感を失なっていないと思う。人間に飼われているペットでも、ひとたび野に放たれれば、生き延びるために野生の本能を取り戻すだろう。そこが人間とは違う筈だ。
本作品の主人公バックは、ジャック・ロンドンの小説のままなら、セントバーナードの混じった雑種で、温和な性格である。しかし体格が大きくて膂力に優れているから、本気を出せば大抵の犬は敵わない。バックがその本領を発揮するいくつかの場面はとてもワクワクする。そのシーンだけでも本作品を観る価値は十分にあると思う。
犬ぞりの御者を演じたオマール・シーが凄くいい。相手の人格を重んじる、男の優しさがある。出会いと別れ。さよならだけが人生だ。
ハリソン・フォードはアウトドアが似合う俳優だ。インディアナ・ジョーンズのシリーズやモスキート・コーストなど、印象的な作品が沢山ある。
本作品で披露した裸の上半身は喜寿にもかかわらず筋肉が程よくついて、ストイックな生活ぶりを窺わせる。ベテランのアウトドア生活者という今回の役柄はまさにぴったりで、ソーントン氏は土と森と風とともに生き、自らの五感によって行動する。そして隣り合わせの死を常に意識し続ける。ある意味で達人である。
人類は野生で生きるには長寿になりすぎ、文明化されすぎてしまったが、余計な情報よりも自分の感性を信じて生きることが出来れば、ソーントン氏のような達人になれるかもしれない。
行け!行け!バック!!
また違ったもので,新たなオーラを感ぜさせられる…
野性が足りない?
惜しい。
話は良いし、テンポや映像も綺麗だけど、実写でないところに興が冷めてしまった。確かにCGで、犬の表情は豊かだし、動きも自然ではあるのだけど、実際の動物が醸し出す「野性」が足りなかったかな。
大自然の中でちっぽけな人間の業と、そこでの暮らししか知らなかった犬バックが、次第に野性に目覚めていく物語。
「野生のエルザ」や「名犬ラッシー」などの古き良き名作が思い出されたので、そこまでは良かったのだけど、肝心の動物たちのシーンは、ディズニーアニメといったイメージだ。
美しい森や山は、やはり憧れるし、そこを切り拓いている人間の逞しさや優しさには心を寄せられるものがある。そこに被せたCGの動物は、妙に表情豊かすぎて、せっかくのアラスカの大自然との違和感が際立ってしまった感覚が残る。実写でやろうとすると、あんな臨場感のある映像にはならないというのも理解はしているものの…難しいですね。
ハリソン・フォードは、年相応の役でとても自然でした。他の映画ではアクションなど無理しているのが見え隠れするので、こうした映画で足りなかった長く活躍してほしい。
マイナス面を強調してしまったかもしれないが、雄大な自然を身近に感じられる、小さな子供と一緒に見るのには、とても良い作品だと思います。
やり過ぎなCG犬
まあまあ
バック!会えるものなら会いたい
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