野性の呼び声のレビュー・感想・評価
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運命共同体ってわかるか?
映画「野性の呼び声」(クリス・サンダース監督)から。
主人公は「パック」という名の、表情豊かな犬。
前半は、秘境アラスカへの郵便配達に使う犬ぞり、
その犬ぞりの先導犬として活躍するまでを描いている。
面白かったのは、郵便配達人が犬に話しかけるシーン。
「バック、俺たちが運ぶのは手紙じゃなく人生だ」と。
さらに、まだ仕事に慣れずカーブで失敗したバックに、
「運命共同体ってわかるか?」と真剣に話す。
「犬には通じないって・・」という女性の言葉に、
「通じるさ」と言い放った後、またバックに話しかける。
「いいか、俺たちは全員で一つだ。
転ぶ時も、起き上がる時も。さぁ、やり直しだ」
彼のこの熱い思いが犬たちに伝わって、目標をなし遂げる。
手紙を受け取って喜ぶ人たちを見ながら「わかるか?、
運ぶのは手紙じゃない。大勢の人生と希望と愛を届けてる」
後半は、初老のハリソン・フォードとともに、冒険に出て、
苦労しながら、一緒の時間を過ごすことにより、
人間と同じような友情が芽生えて、気持ちが通じ合っていく。
人間と犬、やっばり「運命共同体」って感じだな。
CG名犬バック
映画化は何と今回で6度目! 日本ではアニメ化もされている。
原作はジャック・ロンドンの名作冒険小説。
恥を晒してぶっちゃけるが、『野性の呼び声』というタイトルや存在は知っていたが、原作小説を読んだ事も無ければ過去の映画も見た事無い。犬と人間の冒険モノって程度しか知らない。
なので、今回の新たな映画化は実を言うとちと有り難い。
ハリソン・フォード主演となっているが、見れば分かる通り主“犬”公はバック。
演技が巧くて表情も豊かでアクションも出来て、何て賢い名犬!…と思ったら、
それもその筈。だって、CG犬だもん。
最初聞いた時、びっくり。その毛並みフサフサ感や本物と見紛う姿もさることながら、CGかよ…。
まあ確かに、今作はCGでなければ難しかったろう。
CGによる表現で喜怒哀楽の“名演技”もしてるし、危険なアクション・シーンも躍動感たっぷり。CGのクオリティーは言うまでもなく。
でも、人間がパフォーマンス・キャプチャーでバックを演じ、ハリソンと演技してる姿は見たくないや…。(特典映像で見ちゃったけどね…)
バックだけではなく、他の犬や動物たち、さらには大自然までもCG。
動物たちは物語の展開上100歩譲るとしても、こういう冒険物語で大自然までCGとは…。
勿論全てCGではなく、ヤヌス・カミンスキーによる雄大な本物映像もあるが、CGや一部セットの方が多く割合を占めている。
『ジャングル・ブック』や『ライオン・キング』のように端から全てCGでやるならばまだしも、中途半端にCGと本物映像だと、どちらに感嘆すればいいのやら…。
話自体は悪くはなかった。初『野性の呼び声』なので、ここはなかなか楽しんで見れた。
南国地で裕福な家の飼い犬としてやんちゃに暮らしていたバック。
とにかく、迷惑犬。言う事は聞かないし、毎日何かをしでかす。その日も、飼い主の誕生日をメチャクチャに。
なので、最初はバックが可愛くなかった。
反省として外で眠らされていたところを、商人に拐われ、北国地に売り飛ばされる。
そこでバックの新たな主人となったのが、犬ゾリで郵便を運ぶ二人一組の配達人。
バックはその犬ゾリチームの仲間に。
全くの足手まとい。
配達人はバックにチーム力を教える。
次第に犬ゾリチームの力となり、配達人の一人の窮地を救い、チームの中心犬に。
ボス犬はバックを目の敵に。
他の犬たちはボス犬にビビっている。
そしてお決まりのボス犬との決闘。
まるで喋り出しそうなバックや犬たち。
バック「もう乱暴は辞めるんだ!」
ボス犬「ボスはこの俺だ!」
一度は敗れるバック。
が、再び立ち上がるバック。
犬たち「負けるな、バック!」
そして今度は勝利を収める。
負けたボス犬は吹雪の中、何処へ…。
新たなボス犬の座を勝ち取り、仲間の信頼も得、見事な処世術!
でも、どうせベタなら元ボス犬と和解し、彼がバックにボス犬の座を譲るって展開でも良かったんじゃないの…?
寂しく吹雪の中に消えた元ボス犬が可愛そうだし、その後が気になる…。
気になると言えば、バックの元飼い主一家。バックが突然消えて、どう思ったのだろう…?
この犬ゾリのエピソードも悪くなかったが、犬ゾリ郵便が廃止となり、別れ。
再び売られ、バックと仲間犬たちの新たな主人は、金探しに躍起になるTHE悪人。
悪犬の次は、悪人。
やはり人間の方が質が悪い。過酷な重労働を強いられ、さすがのバックもヘトヘト。
そんな時助けてくれたのが、やっと登場のハリソン。
大自然の中を一人旅を続ける老人、ソーントン。
仲間犬たちと別れる事となり、バックはソーントンに引き取られる。
最初からハリソンが出て、バックが“チューバッカ”としてハリソンと“インディ・ジョーンズ”するのかと思ったら、前半ちょこちょこ顔を出すくらいで、本格登場は後半になってから。
話のメインはここからだろう。
“レイア”と離れて暮らし“カイロ・レン”との父子関係に悩んでいるのではなく、“カイロ・レン”を亡くし“レイア”との夫婦関係が悪化。一人旅を続け、酒浸り。
この一人と一匹は序盤で初めて出会った時から、“ハン・ソロ&チューバッカ”のように運命的だったのであろう。
絆を育み、ソーントンの亡き息子が目指していた地図に印されていない人類未到の地へ、冒険が始まる…。
一人と一匹を付け狙う悪人の逆恨み。
またこの旅の中で、バックに変化が。
バックは雑種犬。その遺伝子の中の一つに、狼。
旅の中で狼の群れと出会す。
狩りや本能や自然の目覚め。
次第にソーントンより、狼たちと過ごす時間の方が増えていく。
バックの内なる野性の声が、呼んでいる…。
飼い犬だった頃はこの巨体すら迷惑なバカ犬。
でも、見ていく内に分かっていく。
バックのこの巨体は、彼の勇気、自信、意志、優しさの表れ。
ラストの頃のバックは、逞しく、カッコ良かった。
バックはもう、人間の世界で暮らしてはいけないだろう。
内なる野性の声が呼んだ、自分が生きていく世界。
そう悪くはなかった。
冒険映画としても、動物映画としても、ファミリー・ムービーとしても見れるだろう。健全なディズニー印。
だけど…
やっぱり、本物の大自然の中で、本物のワンちゃんで見たかった。
過去の映画化で出来たんなら、今も出来ない筈が無い。
まあ、それを言っちゃあおしめぇよ、だけど。
夢の中で見た世界のような映画
コロナ観そびれ映画の一つ「野生の呼び声」をネット鑑賞。
初めてCGグラフィックスにココロから感謝しました(^ω^U)
嗚呼~ユーコン川だもんなぁ~
懐かしいカヌーの旅、野田知佑さんはバックの活躍をご覧になったかな(*´∇`*)椎名さんちのカヌー犬ガクや天竜川でハラハラさせられたカヌー犬は絶対拒否宣言のアンジー♀️の記憶が鮮やかに甦りました。
TSGはまがい物の犬にも手を出した。観てられない💦
判事の家にて裕福なペット犬だったバックがバイヤーに盗まれ、遠くアラスカの地にて売られて犬ゾリの先導犬にさせられ、ある老人にたどり着くまでの話。
動物が全てCG。背景などもCG、街並みもCG。
自然の映像は全体の何%だコレ⁉️
CGによるまがい物の犬には感情移入も出来ない。
心が魂が入っていない。これだったらバックを思いっきり言葉喋らせた方が映画的に良かったのでは?的。
別映画ティム・バートン版「ダンボ」より立ちが悪い。
昔少年ジャンプで連載してた「銀河〜流れ星銀〜」みたいな展開まんまの所もあるし、VFXアクションシーン満載。
「原作者の子孫はコレ怒らなかったの?本当の自然(野性)ありきだからこそこの小説および映画は活きるんじゃないの?コンピュータによる作り物丸出しバッカじゃん」の不思議感😓
メインのハリソン・フォードと本格的にやりとりするのは後半からだし💦
犬を愛していてもこの偽物犬に心奪われる様では、その人間の犬への愛情は大した事は無いと思った映画でした。
今年洋画全国公開ものとしてはワーストかも知れません💦
主役はバック
今回の主役は、ハリソン・フォードだと思っていましたが、バックの方だったんですね。
それにしても、動物達の演技が凄いな・・と思ったら、CGだったのか。
凄いと思ったけど、動物達がこんな演技をするのが当たり前と思われそうで、なんか怖くなりました。
CGを使うのも程々に。
犬と人の熱い友情
犬がCGだと分からないくらい描写がすごくリアルだった。ハリソン・フォードも相変わらずすごい存在感がある。前半は犬中心で描かれ、後半になってからハリソン・フォードがようやく出てきるのが少し遅いと思ったけどまあ面白かった。途中の嫌なやつが最後まで悪役だったけど、バックと人の熱い友情が最後まで良かった。
孤独から大群へ
この映画の魅力はなんといっても大自然の描写が綺麗という点です。この映像だけで腹八分目です。
CGわんこバックは挙動がちょくちょくおかしいなぁとは思いましたが大方気にならなかったです。
バックの成長物語として観るのが的確だと思います。
すごく観たいけど今行っていいのかと恐る恐る行ったけど観て良かった。...
すごく観たいけど今行っていいのかと恐る恐る行ったけど観て良かった。
CGじゃなきゃあれだけのものは撮れなかったと思う。
いくつかの別れと出会い、仲間、大自然、生きていく事を考えさせられた。
あながち有るよ、こう言う犬との関係
はい、前世はきっと犬だったt.kokubunです。
犬を見ると心が踊ります。犬の気持ちが分かる気がしてます。
これ、なんですか?あのワンちゃん達はCGなんですか?
本物にしか見えません!仕草や表情は本物そっくりです。
でも言われてみると、ワンちゃんの匂いは伝わって
来なかったかな(パラサイトは、何となく匂いが伝わって
きました)。
広い映画館に私含めて4人だけの、
コロナに感染しようがない環境でゆったり気分で
鑑賞できました。ストーリーも知らずに
ワンちゃんとハリソンフォードと言う点で
観に行ったのですが、十分楽しめました。
ワンちゃん達は人間の言葉を理解したり、
人間の気持ちに寄り添ったり、人間を助けたり
色々しますが、これはリアルにあります。
彼らは人間を良く分かっています。
だから決して虐待など、絶対しないでください。
ワンちゃん達はいつも人間と共にあります。
彼らはいつでも純粋です。
ハリソンフォードも、CG相手に燻銀の演技で
良かったですね。息子の事とか、少しSTAR Wars
エピソード7〜9と被る気がしました。
テーマは野生に戻る、Going Homeと言うことですね。
私も時々自分のルーツを考えることがあります。
自分のDNAは、過去から脈々と引き継がれているもので
本能として備わっていますね。狼と犬は共通のDNAが
有るのかな。まぁ私は前世犬ですけどね。
冒険と困難な経験、新しい仲間を通じて、本来の自分に
回帰していく、そんな映画でした。
動画ものが苦手な私にはちょいとキツかった
ハリソン・フォードが良かった。ホント渋いよなぁ。アラスカの大自然も圧巻。癒されます。
しかし申し訳ない。動物ものはダメだみたい。主人公はあくまで犬のバック。裕福な家で飼われていたバックがゴールドラッシュの波にのまれアラスカへ。厳しい自然の中でたくましく成長していくいい話なんだけどなあ。
いい話も基本苦手だ。
ストーリーも映像も最高!
明日からの週末は新型ウィルスの影響で多くの映画館が休館。
で、本日観られる時間帯で本作を選択。
ハリソン・フォードさん演じるソーントンとペット犬の冒険映画と思って観たけど、主役は犬のバックの方でした(笑)
裕福な家庭で贅沢に育ったバックの成長物語。
ディズニー映画を思わせる雰囲気なんだけどそれとは違って犬が喋る事もなく、仕草や顔の表情で人間と会話する感じがとても良い!
犬はCGとかの作り物なんだけど、リアル度はかなり高くて関心するばかり。
犬ゾリが出発するシーン。
クラウチングポーズする犬達がめっちゃカッコ良い!
カナダの綺麗な風景も印象的。
オーロラがめっちゃ素敵。
雪山や森林。
フィヨルドみたいな河。
自分が海外旅行をしている様な錯覚に陥ります。
ハリソン・フォードさん。
本作では犬の脇役だったけど、味のあるオジサン度は素晴らしかったです。
集客は自分以外に1人の合計2人。
今までの劇場観賞で最低記録でした。
でも明日から二日間、本作の綺麗な風景を思い出して乗り切れそうです( ´∀`)
3Dアニメの中にハリソン・フォードがいる
実写だと思うといろいろ突っ込みたくなるので、3Dアニメの中にハリソン・フォードがいると思った方がよいと思います。そう思えばよくできてます。話は多分元々こういう話なのだと思うので、そういうのが好きなら悪くないと思います。
犬よ永遠なれ
犬を愛する人間が作ったに違いないと確信できる映画。
この映画には犬が何匹も出てくるが全ての犬が愛おしい。これは注意喚起なんだけど犬がかわいそうな目にあったりする。そこだけつらい。
あと犬を愛する人間が出てくる。つまり同志。同志の眼差しだけで伝わってくる。犬を愛せよと。
ハリソン・フォードってやっぱりこう、影があってもどうしてもどっかチャーミングなんだよね…すき。
まぁ見ればわかるが犬と犬を愛する人間がでてくるのが最高、この一言につきる
ジョン・パウエル中毒に嬉しい新作
ヒックとドラゴンが大好きで
監督がクリス・サンダースと聞いたら
これはとりあえず観に行くしかないと。
漫画化された動きに
多少の違和感は覚えるものの
バックが圧倒的に愛おしい仕上がり
ソリ犬として仲間を思いやり
リーダーとして信頼を集めるエピソード
これにはぐっとくる。
ハーモニカを咥えたバック
こん棒に打ち勝つバック
肉を咥え写真にちゃっかり収まるバック
もう愛しすぎるぞバック
相変わらずのジョン・パウエル
ドラマティックをありがとう。
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2020.3.17 TOHOシネマズ日比谷にて1回目
バックが猛烈に可愛いので一定の満足感はある
お話は無難。特別面白くもつまらなくもなく、普通。
主役はハリソンフォードではなく、CG犬のバックでした。バック以外にも犬ぞり仲間のワンコ達も出てくるので、犬好きとしては話がどうであれ、一定の満足感は得られます。
犬が可愛かった。…それ以外の感想があまりありません。笑
ハリソン・フォードについて書きます。
犬や動物がCGだとわかってて たしかにたまにCGぽい動きがあるなー・ てのが随所あっても自分は楽しめました。 よかった。
それはたぶん動きの理由?意図?が一貫してたからでしょうか。 大変結構です。
ハリソン・フォードは自分とくにファンでもないですが でも思い返せば彼の出演作品を随分みてきましたね。
乱暴に云えば 彼はいつもどこかやる気がないんですよね。 大抵は本人の意図に逆らって話が進んでく系で、家族の命を理不尽に狙われたり 無実の罪で追い回されたり 父親のショーン・コネリーにさんざ振り回されたり ハイジャックされたり… 笑笑笑、そして事件を「仕方なく」解決しちゃいます。
顔もそんな好きでもなく 取り立ててムキムキマッチョでもない。 でもなんというか、むしろそこにヒューマン?な魅力を感じます。 格闘シーンでも 敵に相当ボコられながらなんとかやっと倒す感じ。
この作品でもそんなのが見られてよかったです、って褒めてるんですけどね一応。
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⚠️ 以下、ややネタバレです。
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ハリソン死んじゃったのがショックでした。 なんとなーく彼はどの映画でも不死身と思ってたんですよね自分。 勝手に。
でもよーーく思い出せば何度かちゃんと?死んでましたね、「モスキート・コースト」とか「スター・ウォーズ」 失礼しました、合掌。
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