野性の呼び声のレビュー・感想・評価
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達人になれるかもしれない
古武道をやっている知人から聞いた話だが、昔の武人は現代の武道家とは比べものにならない強さだったらしい。現代の剣道の日本チャンピオンクラスは町場の道場にゴロゴロいて、師範代ともなると超人的な強さだったとのことである。師範はと言えばもはや人間業とは思えない動きをしたそうだ。
話半分としても、昔の武士は日常生活からして張り詰めていたようで「左様しからば」の話し方などを鑑みれば、いつ何時も他人に気を許さず、五感を研ぎ澄ませた油断のない生活ぶりであったことが窺える。そういう人たちは微かな音や光や匂いなどで危険を本能的に察知できたらしい。
人から聞いた話で恐縮ではあるが、そういった話を踏まえると、情報過多で五感が鈍っている現代人は、昔の人のように直感的に状況を見抜く能力を失ってしまった気がする。野生は永遠に失われたのだ。人類は元には戻らない。いずれ情報の洪水に溺れて絶滅することになるのだろう。
しかし動物はまだ直感を失なっていないと思う。人間に飼われているペットでも、ひとたび野に放たれれば、生き延びるために野生の本能を取り戻すだろう。そこが人間とは違う筈だ。
本作品の主人公バックは、ジャック・ロンドンの小説のままなら、セントバーナードの混じった雑種で、温和な性格である。しかし体格が大きくて膂力に優れているから、本気を出せば大抵の犬は敵わない。バックがその本領を発揮するいくつかの場面はとてもワクワクする。そのシーンだけでも本作品を観る価値は十分にあると思う。
犬ぞりの御者を演じたオマール・シーが凄くいい。相手の人格を重んじる、男の優しさがある。出会いと別れ。さよならだけが人生だ。
ハリソン・フォードはアウトドアが似合う俳優だ。インディアナ・ジョーンズのシリーズやモスキート・コーストなど、印象的な作品が沢山ある。
本作品で披露した裸の上半身は喜寿にもかかわらず筋肉が程よくついて、ストイックな生活ぶりを窺わせる。ベテランのアウトドア生活者という今回の役柄はまさにぴったりで、ソーントン氏は土と森と風とともに生き、自らの五感によって行動する。そして隣り合わせの死を常に意識し続ける。ある意味で達人である。
人類は野生で生きるには長寿になりすぎ、文明化されすぎてしまったが、余計な情報よりも自分の感性を信じて生きることが出来れば、ソーントン氏のような達人になれるかもしれない。
行け!行け!バック!!
・・アラスカの壮大なる自然と人犬情に溢れる冒険ストーリーに完爽!
心がショボくれてる今日この頃でありますが
前向きな気持ちになれました🍀
ただ、こんなにアドベンチャー感満載で夢や勇気が膨らむ作品を本当はたっくさんの子供達にも観て欲しいけど・・仕方ないかなぁ😢
バックの成長ストーリー
暖かい地で裕福に暮らしていた
犬のバックが、犬取りに会い。
虐待され、犬ゾリになり
やがてリーダーシップを発揮し
ハリソンフォードに出会い
冒険し
野生を取り戻していく
成長ストーリーだ!
大自然の中リーダーとなる姿が
よかった!
また違ったもので,新たなオーラを感ぜさせられる…
聴けば,必ずしも知られている数々の名作に主演してる貫禄がある(ハリソン・フォードの事)
が為に、当て嵌まる言葉が今一見当たらない処だが…
この作品の主役は人間じゃない中でも,彼が主演してるだけで、大袈裟⁉️1つの残る作品として仕上がっている事は、否定出来ない(無茶苦茶,自分で言ってて廻りくど過ぎる言い方)と私自身は思うし、厭らしい評価だが…決して悪いものでは無い事だけは断って置きたい‼️
野性が足りない?
惜しい。
話は良いし、テンポや映像も綺麗だけど、実写でないところに興が冷めてしまった。確かにCGで、犬の表情は豊かだし、動きも自然ではあるのだけど、実際の動物が醸し出す「野性」が足りなかったかな。
大自然の中でちっぽけな人間の業と、そこでの暮らししか知らなかった犬バックが、次第に野性に目覚めていく物語。
「野生のエルザ」や「名犬ラッシー」などの古き良き名作が思い出されたので、そこまでは良かったのだけど、肝心の動物たちのシーンは、ディズニーアニメといったイメージだ。
美しい森や山は、やはり憧れるし、そこを切り拓いている人間の逞しさや優しさには心を寄せられるものがある。そこに被せたCGの動物は、妙に表情豊かすぎて、せっかくのアラスカの大自然との違和感が際立ってしまった感覚が残る。実写でやろうとすると、あんな臨場感のある映像にはならないというのも理解はしているものの…難しいですね。
ハリソン・フォードは、年相応の役でとても自然でした。他の映画ではアクションなど無理しているのが見え隠れするので、こうした映画で足りなかった長く活躍してほしい。
マイナス面を強調してしまったかもしれないが、雄大な自然を身近に感じられる、小さな子供と一緒に見るのには、とても良い作品だと思います。
やり過ぎなCG犬
機敏な動きは別として、顔表情があれほど小まめに変わるCG犬に、リアリティさは全く無く興醒めだった。実写の舞台で、やり過ぎなCGは駄目だろうの典型的な例だった。
ストーリーはディズニー風で、実にアメリカ的な御伽話。ハリソンフォードと犬の友情物語を期待したが、ハリソンの手に渡るまでの時間が意外と長く、なんだか淡白な友情になっちまった。
ハリソンフォードの演技力や声使いは熟練と渋みの域となり、味があってそこは良かった。
まあまあ
本作品を観るかどうか正直迷ったのですが、今後ハリソン・フォード出演の映画はそう多くは観られないだろうと思い今回観ることにしました。
ストーリー的には特に凝ったところは無く、ものすごくシンプル。映像重視の作品かな。
ただ、その映像もいかにもCGというシーンが多く、CGに頼り過ぎている感があったかな。
バック!会えるものなら会いたい
勇智で賢くて優しいバック。
CGだと分かっていても感情移入せざるを得ない。
笑ったり怒ったり泣いたり、犬好きな私にとってはたまらなく良かった。
リアルスター犬の行く末が心配になるくらい映像は素晴らしかったし
是非また観たい。
オープニングの20世紀フォックスのロゴが…
変わっせいかどうか知らんが、CGでの犬に演技させ過ぎ…
あれは何?
なんとなく、CGも不自然に見えたのはオレの気のせい?
なんのためにハリソンフォードが…
ダメだったライオンキングより、グレードを落としたディズニーの責任か。
ざぁ〜んねん!
飼い犬が野生としての本能を呼び覚ますまでの生き様を見事なCGのもと...
飼い犬が野生としての本能を呼び覚ますまでの生き様を見事なCGのもとに映像化されていて、映像的には見応えのある、そしてディズニーらしい面白く楽しい描写を含めながら、飽きさせない映画に仕上げています。
ストーリーとしては結構駆け足な感じですが、ハリソン・フォードとのべったりな絡みに終始していなかったことが個人的には評価したいポイント。
ただ、“ディズニーらしさ”ということもあり、刺激不足は否めません。悪人も一応出てくるけど・・・。それでも疾走感半端ない犬ぞりシーンや激流を下るシーンなど、見せ場はいっぱい。
大人から子供までストレスなく安心して楽しめる、そして何よりユーモア溢れる主人公のバックに癒やされまくりの映画でした。
40年前に読んだ原作をもう一度読んでみたくなりました。
期待してなかったが観たらすごくよかった。
期待してなかったが、これは観てよかった。
規格外の犬が自分の規格にあった居場所を見つけるまでを波乱万丈に描いている。
気がよく可愛いが、飼い犬としては暴れん坊過ぎ。
野性に近かったのだろう。
力が強いが無邪気で気持ちが優しく弱いものを助ける、喧嘩も消極的だが本気をだすとめっぽう強い。
リーダーの資質ですね。
こういうキャラは女性にモテますよ。
キレイめのいい女に。
人間界も犬猫界も狼界も。
ハリソンフォードも渋いお爺ちゃんでよかった。
最後はハリソンフォードも、、、。
雪の中を疾走する犬ゾリの躍動感は今も思い出すとワクつく。
おすすめ。
とってもディズニーらしい…
予備知識ほぼなしで鑑賞。
冒頭から、このワンちゃん演技うまいなぁ~…上手すぎない!? 所々CGなのかな!?いや、コレ全部じゃない!? と思い、鑑賞後に調べたらやっぱりそうだった(^^)
笑えるシーンもたくさんあって『とってもディズニーらしい』作品だと感じました。想像してたよりも面白かったです。
ハリソン・フォードもとてもカッコいいです!
バックがあちらの世界を選ぶ所は『おおかみこどもの雨と雪』を思い出しました。
とても切ないけれど、自分の居場所を見つけられて良かったです。
美人の奥さんと可愛い子どもに恵まれて超ハッピーエンドですね。
ハリソンは可哀想な感じですが…(*T^T)
見終わってからタイトルに納得しました。
エンドロールでカレン・ギランの名前を見つけ、あれっ出てたんだ!?とビックリ…(^^;
ワクワクした
主人公は犬で、CGがすごくリアルで、本物みたい。犬の気持ちが、すごく伝わった。
犬の気持ちになると悲しかったりたのしかったり、泣いて笑いました。
観て癒されるたし、勇気をすごくもらいました。観て良かった。
犬の過剰演出が目立った‥
犬自身が犬らしいしぐさや行動をするから人はかわいいと思うわけだけど、
この映画の犬は全てCGI、つまり作り手が「観客にウケるだろう」という意図を持って犬のしぐさや行動を創造してるわけでしょ、映画の中で所々大袈裟な演出をするからスッと入ってこないんだよね‥(笑)
素直に飲み込めないというか、やりすぎるんだよなぁ。
犬が主人公で、ハリソンはおまけ
本作の本タイトルが「THE CALL OF THE WILD」邦題の「野性の呼び声」でも良いと思いますが、私なら「野生に返る」と言った感じで、主役はあくまでも犬です。
犬のお話の映画で、ハリソン・フォードはおまけのような・・・・ハリソン・フォードではなくては駄目という映画でもなく・・・・ハリソン・フォードのファンは、少し残念に思う映画かな・・・・
しかし、お話の内容は十分しっかりとして面白く、テンポもよく大変に面白かった。
ただ、去年の「ライオンキング」などを見ていると、本作品、生物のCGが少し甘いかな・・・・
しかし、CGでここまで出来るようになると、もう何でも作れますね。
また、生物がCGであるのなら、合成を前提で演技をする役者さんも、大変だろうし、出ている全ての俳優さんが素晴らしい演技です。
監督のクリス・サンダースってCG作品が得意で、CG作品でも良質な作品を作る監督さんで本作品もしっかり作られていて本当に素晴らしいね。
強いて言うのなら、ハリソン・フォードを使わないで勝負して欲しかったし、使うのなら、もっと生きた使い方をして欲しかったな・・・・
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