キングスマン ファースト・エージェントのレビュー・感想・評価
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ファンはガッカリ
他のレビューと以下同文、キングスマンのファンであればあるほど失望します。
例えて言えば、xとYで一世を風靡した探偵小説の金字塔ドルリー・レーンがzでドツボにハマったのと相似形ですね。
ジャンルでいえばスパイアクションというより戦争スリラーです。
キングスマンのキングスマンたる長所も短所も特徴が全く殺されています。
このシリーズの良さは、スーツで決めた英国ジェントルマンのスパイがワイヤーワークを多用したキレのいい華麗で、且つハチャメチャなアクションを展開するところにありますが、アクションは控えめ、一つの独立した作品として観ればそれなりでしょうが、シリーズとしては全くの期待外れです。
英国のスパイに軍服は似合いません。
相変わらず過激で抜けているのがいい
シリーズのシーズン3はどの映画にもあるビギニングを題材にした作品だった。
2作目から特質して表現されているのが「最悪の状況」の効果的演出だ。
主人公は戦争を止めるために必死になっていた。
その矢先、目の前で妻が殺された。戦争が世界に広がる中、なんとかしようともがきながら、成長した息子との考えの相違が明るみになってくる。
部分的に見つかる戦争の因子。その根源に潜入して息子とともに根源を摘み取るものの、
自分への自信がついた息子が家を飛び出して軍隊へ入隊、最前線で戦死する。
ここまで主人公が息子だと思い込まされる視聴者はまんまと罠にかかるのだ。
主人公は父だった(人物を見ればわかるのだが)。
1作目は要人の拉致と脅迫、そして首筋に埋め込まれたチップ爆弾によって世界征服を企む組織の話。2作目は麻薬王になるために昨今の流行病の構図を利用した正解制服の話。そして今回はビギニングなので、当時の世界情勢であった第一次大戦をモチーフに、戦争屋による世界征服に対抗する主人公たちの奮闘を描いている。
主人公が妻を殺され、息子を殺され… やけ酒に溺れ、やがてもう一度心に火が灯る。
悲劇のどん底からの奮起こそキングスマン誕生の大きな要因になるのだ。
この作品は一見ウイットに富んでいるように思えるが、これこそ真実なのではないかと思わせるのが、アメリカ大統領がなぜ参戦しないのかという点だ。
これがハニートラップによるビデオテープだったとは、その昔から政治家なる者の資質は、世の誰よりも底辺だと言うことを風刺しているのかもしれない。
この下らない大統領に喝を入れるために大勢の勇者が命を落としていることを考えれば、あの壮大なアクションがしたことに加えキングスマン誕生の要因とを、一体どうやって天秤にかけろというのだろうか。
実際の現実は、どれほど我々の認識とかけ離れているのだろう?
映画の面白さに加え、些細な疑問に空恐ろしさを覚えた。
正統派な・・
1・2作目のぶっ飛んだ世界とは全く別物の正統派(とさえ思える)作りでびっくりした。コリンファースの美しい紳士っぷりを堪能したいのに、ちょっと台無しにされてるようでやりすぎじゃない?と思った前作だったので、この上レイフファインズまでどうしようというのかと恐る恐る観たが、シリアスな戦争ものにうまく諜報活動をからませて、悪の手先はクセ強めだったけど、キングスマン誕生の経緯を感動しながら楽しめた。レイフの父親としての愛情や苦悩に胸打たれた。ジェマも役にぴったりでかっこいい!
学びの映画
正月三が日にみた映画の【キングスマン ファースト・エージェント】(2020 原題:The King's Man)は前二作の前日譚だが、とてもよくできた映画で「初学び」となった。
#キングスマン #ファーストエージェント
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この映画シリーズはアーサー王の伝説も知っているとさらに楽しめるが、後にアーサーと名乗る組織のボスの若い頃が描かれている。
映画は、第一次世界大戦 [WWI / the Great War / the War to End All Wars]の開戦前、第二次ボーア戦争から始まる。
(第一次世界大戦、ボーア戦争なんかをWikipediaで読み直してしまった)
ラスプーチン、アルフレッド・デュポン(火薬で財を成したデュポン財閥の一人)、マタ・ハリ、エリック・ヤン・ハヌッセン(ドイツの手品師/占い師)、ガヴリロ・プリンツィプ(サラエボ事件のテロリスト)、ロシア革命のレーニンらが集う結社「The Flock」は世界転覆を企むボス「The Shepherd」の下に集まる。
そのアジトはカマリロ・ゴートがいる天上の平地なのだが、ボスはアンガスが好みだとも言っていたのでスコットランドなのだろう。
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怪優リス・エバンスが演じるラスプーチンはカリンカみたいな舞で戦うし、志願して前線に行った息子のコンラッドは戦場で救助のためにフォレスト・ガンプみたいに担いで走ったりする。
余談だが、会話でジェントルマン(gemtleman)のマナー(manner)が出てきたが、一瞬、マナーハウス(manor house)かと思ってしまったのは映画「ザ・ハント」をまたやってたからかな。
また、前作の「キングスマン:ゴールデン・サークル」に出てくるキングスマンと同様の組織 「Staitsman」はバーボンの銘柄だが、本作ではアメリカ大統領がロックで飲んでいたりする。
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後半では、カシミヤの質を見分けるのに指輪を通すシーンや、例の仕立て屋で調べたカマリロ・ゴートの唯一の産地がアジトであることを突き止める。
(アジトに侵入するのに当時のパラシュートも出てくる)
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また、前線に向かったコンラッドは、父親への手紙で詩を送る。
その詩は、WWIで亡くなったイギリスの詩人ウィルフレッド・オーウェン[Wilfred Owen]の詩「DUICE ET DECORUM EST」(タイトルはローマ時代の詩人Horaceの言葉)という詩で、効果的に使われている。
最後の一節>>>>>
My friend, you would not tell with such high zest
To children ardent for some desperate glory,
The old Lie: Dulce et decorum est
Pro patria mori.
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ヒトは「共感」し仲間を作ることでこの星の上に蔓延[はびこ]っているようだが、未だに戦は耐えない。
仲間を思い集うことで、集団から村、国となってきたがまさに今、古えの嘘りがまかり通っているようだ。
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【参考】
▼第一作 キングズマン (2015)
原題: Kingsman: The Secret Service
▼第二作 キングスマン:ゴールデン・サークル (2018)
原題: Kingsman: The Golden Circle
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【おまけ】
・サヴィル・ロー 11番地(11 Savile Row):アジトの場所を Google map で探してみた😅
キングスマンとは違うキングスマン
確かにキングスマンっぽくはない。
WWIを舞台に戦争を扇動しようとする謎の組織とその計画を阻止するべく立ち上がった正しき心を持つ者の戦いを描いた戦争物といった内容。
なので観ていて、『キングスマン』というより、『イングロリアス・バスターズ』や『ハクソーリッジ』『1917』を思い出した。
今回ガジェットは出て来ず、華麗な戦闘もないのでそれを期待すると肩透かしだが、オックスフォード公たちが泥臭く勇敢に戦う姿は戦争物としては重みがある。
ただ、ラスプーチン戦の踊るようなアクションシーンだけは、これぞキングスマンという感じでラスプーチンがメインの敵でも良かったんじゃないかと思う。
キングスマンっぽくないといってもお馴染みのテーラーは出るし、エグジーたちが訓練をした屋敷も出てくるので、1と2を観ていると歴史を感じる事が出来る。
特にアーサーやエージェントが集まる部屋は、元はテーラーの作業部屋だったというのも面白い。
本作を観て1作目を観ると新しい発見があると思う。
前半は第1次大戦の知識がないとよくわからないけど、後半のアクションシーンは面白かった。
マシュー・ボーン監督が好きなので見に行った。
なんか前2作と作風が変わった。
同じファーストだからかもしれないけど、X-MENシリーズで1作だけ監督した『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』みたいになった。
全2作と同じのつもりでいたので、アクションも中々出てこないし、時代が古いからしょうがないけれど、ふざけた秘密兵器も出てこないし、なんだかつまらないと思って見ていた。
正直少し眠くなって、途中意識が飛びそうになった。
でも見ているうちになんとなくこれは昔世界史の授業で習った第一次世界大戦のことなのか?と気づいた。
どこで気づいたかというとロシアの怪僧ラスプーチンと、オーストリアの皇位継承がセルビアで暗殺されたサラエボ事件のあたりかな?
映画の前半部分は、第一次世界大戦の影でキングスマンの最初の頃の人がいろいろやっていたんだよ、ということを言いたかったみたいな感じだった。
映画見る前にそれがわかっていればもっと面白かったかもしれないと思うと少し残念だった。
ネタバレ厳禁の映画があるけど、この映画は前2作の知識はいらないけど、第一次世界大戦の知識がないとよくわからない映画なので、見た人のレビューとか読んでから見に行った方がいいような気がした。
後半は第一次世界大戦の裏で暗躍する悪の秘密結社との闘いになって、ようやくキングスマンらしくなった。
時代的に秘密兵器は出てこないけど、マシュー・ボーン監督の独特のアクションは健在で、後半から面白くなった。
マシュー・ボーン監督のアクションは他のハリウッド映画のアクションとは一味違う。
うまく説明できないけど、だいたいのハリウッド映画のアクションはすごく直線的でそのままという
感じなんだけど、マシュー・ボーン監督のアクションはすごく捻ってある感じ。
英国人特有のものなのかもしれないけど、リアルさと残酷さの中に、どことなく皮肉とユーモアがある。
例えるなら『Mr.ビーン』のアクションみたいな感じ。
アクション映画はあまり撮ってないから比べられないけど、どことなくスタンリー・キューブリック監督の感じもしていいと思う。
アクションはいいんだけど、なんとなく惜しいなと思うのはキャラが立ってないこと。
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』は当然のことながらキャラが立ちまくっていて名作だったけど、この映画は同じような感じでも、キャラが立ってないからその分面白くない。
全2作と比べてもそんな感じがする。
この映画登場する人物はほとんど皆同じに見えるし、主人公は普通の英国の紳士で、他の2人も使用人の女性と黒人の人では芸がなさすぎるような気がする。
初作は、笑えて楽しめたけど、次作、本作になるにつれ、笑えるポイント...
初作は、笑えて楽しめたけど、次作、本作になるにつれ、笑えるポイントが少なくなっていった感じ。そこそこブラックで、楽しめるのですけどね😬
こういう感じで楽しんじゃう陰謀論なら大歓迎です🤗が、トランプが光の戦士で、ユダヤ資本からの世界の解放とかは、勘弁してほすい。
2022 130本目
ようやく観れました。面白かったです。
ただ、キングスマンだと思って観ると
期待はずれかな。ラスプーチンがもっと活躍すると思ったけど意外とあっさり。
レイフ ファインズが頑張ってました笑
これはこれで続編期待します。
シリーズ最高傑作!
前2作は、ド派手なアクションはあるものの、ジョークもあり、悪役のクレージーさもあり、英国スパイ映画にしては、軽いなぁと思っていたが、今作は、第一次世界大戦を背景としたストーリーで、深みが一層増している!
また、不幸な出来事を乗り越えて、キングスマンの誕生に至った経緯も、惹きつけられた故であろう!
レイフ・ファインズの完璧な英国紳士の振る舞いと、剣捌きも見どころです!
始まりは、そこそこ過激
スパイ映画というより戦争映画。
ストーリーはある程度史実を盛り込んで面白いが、CG多くてさすがに辟易。
とはいえ、ジェマ・アータートンがいい感じの役どころで出ているので、スコアは甘め。
映画としては面白いんだけど、、
今までのキングスマンのようなポップな曲と演出で殺しまくっちゃうかんじがなく、何か物足りない感じ。特に音楽。どこにでもある普通のシリアスな音で残念だった。映画単体としてはとても面白かったけど、キングスマンシリーズとしては??といったところ。あと、戦場のシーンは1917そのままだったような?カメラワークとか全部似ててさすがにびっくりしたな。
でも待ち侘びた作品でもあったし、ようやくみれたことはとてもとても嬉しい。次回はもっと期待します。
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